140ssログ12月

やまたに@極めのネタばれをします @mw_snc

すいません、と鯰尾に謝られたのは翌朝だ。弟たちを寝かせるために設定を山に盛っちゃって、と。ああ、迫真の演技だったのか。石切丸はそう納得したのに。いえ、青江さんは悪い子には来ないって時点でゴミを片付けてましたけど。君は私のサンタだね、と石切丸は彼の手にそっと財布を乗せた。（石かり）

やまたに@極めのネタばれをします @mw_snc

まだ、甘い匂いが漂っている。膝丸は自分の腕をくんと嗅いだ。苺以外も甘くないと、一緒に食べられたのは一体なんだったのか。いや、ただの口実だろうとわかってはいるけれど。むに、と寝顔の頬を摘まむ。幸せそうな顔は、どんな甘味よりも甘い、今夜の記憶となりそうだ。（髭膝）

やまたに@極めのネタばれをします @mw_snc

すとん、と袋に贈り物はぴったり納まった。危なかったと、国広は思う。あんなに小さい靴下では、入らないところだ。そんな背中に、どん、と衝撃。振り返れば、毛布を纏った長義がいて。お前は靴下を用意しないから、布団の上ですまないね。ほら、開封しないのかい、と贈り物が、誘った。（くにちょぎ）