音楽批評に何が求められているか
少しRTしました柴那典(@shiba710)さんの『音楽に対しての「批評」の役割』の変革に対しての一連のツイート、とても興味深く読ませていただいています。個人的な意見では、自分は大賛成です。
2011-04-29 18:16:35こちらこそ、ありがとうございます。まさに過渡期、変革期といった様相ですね。柵ではなく架け橋と言う言葉に深く納得致しました。改めて自分が何をするかを考えたいです。 RT @shiba710 言及ありがとうございます。時代の変わり目、過渡期だからこそ、できることは沢山あると思うのです
2011-04-29 23:35:09@shiba710 是非、またお考えの続きもお聞かせ頂きたいです。自分自身、言葉は違うのですが、「柵」は終わり、「橋」にという考えがありましたので、今まで以上にどういった橋にするのかを考えたいと思わされました。ありがとうございます。
2011-04-29 23:42:39一連の柴さんのツイートから、少し大袈裟に言うと、近頃自分が考えていたことを更に後押しされたような気持ちになりました。「批評性」が現代において求められる意味合いは変わってきてもいる、と。「橋をかけること」は例えば自分もPainsの新譜のレビューなどで軽く軽く試してみました…
2011-04-30 00:13:49まああれはまだまだ「橋かけ」としては甘いし発展途上でもあるのですが、同時代性というのが今まで以上に重要なタームになってきているような感じがひしひしとします。どんどん画一的な言葉で時代を語れなくなってしまってる今、リゾーム的になったものをどう橋渡しするか、ですね。
2011-04-30 00:21:14ただ、紹介屋となるのも違うし…まあコンテクストをどう解釈するかが更に難しくなってるけれど、それにどう向き合うか、ですかね。。統一的な1がない以上、もうジャンルとも同じく囲って「分断」するのは不要かも。。構造も何が構造なのか分からなくなってきてるような…うーん。。
2011-04-30 00:29:08@shiba710 批評も良いんですが、表現の方がしっくりきます。音楽などの創作物を言語化する楽しさや見方の提示が、今ではより求められるんじゃないかなと思います。
2011-04-30 00:00:38@kendei そうですね。それはいつも基本に考えています。>音楽などの創作物を言語化する楽しさや見方の提示が、今ではより求められるんじゃないかなと思います。
2011-04-30 00:23:15以前もブログに書いたことだけれど、繰り返し。僕が音楽について原稿を書くときには、「◯◯って、なんか、いいなあ」と感じたときの「なんか」を言語化することを目がけている。http://bit.ly/imJYZ6
2011-04-30 00:31:43それこそ「ヤバい!」とか「神!」とか、音楽や創作物に出会ったときの感嘆をそのまま表すような言葉はたくさん汎濫しているけれど、だからこそ、そういう驚きと喜びの混じった小さな叫び声のようなものが「なぜ生まれたのか」のガイドラインを引くのは、音楽を批評することの一つの目的だと思う
2011-04-30 00:37:05@shiba710 一見バラバラに見える音楽の中から色んな角度で共通項を見つけ出し、新しい文脈で再構築する。繋がりから新しい価値が生まれる。そう考えるとDJって私にとってはまさにキュレーター。そういう体感が言語化されるならとても素敵な情報源だと思います。
2011-04-30 01:05:57仮想敵を作って何か区分を設けて対立構造として仕立て上げようにも、そもそもはなっから皆バラバラだしっていう状態なので、そういうやり方は成立しない。だからこそ一見バラバラな島宇宙の同士に何らかの共通項を見つけてそれを元にキュレーションして行くというやり方は賛成です。@shiba710
2011-04-29 17:55:44あと、いま、批評と作品の相乗効果でお互いの質が上がっていく、という物語は終わってると思うので、それよりも、作品が生成される入れ物や環境や舞台や装置などアーキテクチャを語ること、環境分析的な批評がいま必要とされているし、その方が建設的なんじゃないかと思ってます。@shiba710
2011-04-29 18:04:24とか思ってたけど、震災以降、コミュニティの重要度がより増した思うんだよな…。上手く言語化出来ないけど。もはや音楽なりコンテンツを、ジャンルで区分けすることは出来ないし無意味。でもそれぞれコミュニティはある。ボーカロイドだって「ジャンル」ではなくて完全に「コミュニティ」だと思うし。
2011-04-29 18:19:55ほぼ同感なのですが、「アーキテクチャ」という言葉は多義的なので、それを音楽に当てはめるなら何だろう?ということを思います。RT @jsato_FLEET: 作品そのものを語るよりも、その作品が生成されているアーキテクチャについて語ることが今求められているような気がします。
2011-04-30 00:21:43例えばニコ動/生、Ust、Youtube、ツイッター等々。アーティストの内面どうこうではなく、その作品が生成される前提となる環境という感じでしょうか。RT @shiba710 ほぼ同感なのですが、「アーキテクチャ」という言葉は多義的なので、それを音楽に当てはめるなら何だろう?と
2011-04-30 00:46:02作品やアーティスト性など、語る対象自体に深くコミットすることも、一つの方法だと思います。その有効性自体はあると思うので。ただしその際に、作品が生まれたり届けられたり相互作用したりする「場」と「時代性」を視界から外すと「スベる」ということはあるかも。 @jsato_FLEET:
2011-04-30 00:49:51なるほど。それを「あえて語らない」のはアリだと思うのですが、「見えてない」のはナシかな、と。 RT@jsato_FLEET:例えばニコ動/生、Ust、Youtube、ツイッター等々。アーティストの内面どうこうではなく、その作品が生成される前提となる環境という感じでしょうか。
2011-04-30 01:07:04そうですね。わかったうえで選択しないことと、単にわかってないのでは大きな違いがありますから…。RT @shiba710 なるほど。それを「あえて語らない」のはアリだと思うのですが、「見えてない」のはナシかな、と。 RT @jsato_FLEET:例えばニコ動/生、Ust、Yout
2011-04-30 01:29:51でも、他のカルチャー分野に比べると、音楽、特にロックやポップ・ミュージックを中心とした磁場にはそういうアーキテクチャを視界に入れた上での「語り」が圧倒的に少ないし、まだまだ語られてないことは沢山あると思います。@jsato_FLEET
2011-04-30 01:11:23少ないですね。さやわかさんとかがかなり積極的に取り組んでますが。RT @shiba710 でも、他のカルチャー分野に比べると、音楽、特にロックやポップ・ミュージックを中心とした磁場にはそういうアーキテクチャを視界に入れた上での「語り」が圧倒的に少ないし、まだまだ語られてないことは
2011-04-30 01:31:39確かに、環境分析的な批評「だけ」で良いというわけではなく、作品やアーティストに深くコミットする自然主義的批評も必要だと思います。けど、ことロックやポップミュージックに関しては自然主義に傾き過ぎていた。両方が有機的に絡み合うようなものが一番良いんでしょうけど。@shiba710
2011-04-30 01:34:09話は変わりますが例えば、魔法少女まどか☆マギカは、物語の環境分析的読解の楽しさと、ベタにドラマを楽しむ自然主義的読解の楽しさが、高次元で融合していたと思うんですよ。だからこそ幅広い支持を得たし、考察も沢山行われた。両方を達成しつつ融合するって至難の技ですよね…。@shiba710
2011-04-30 01:39:17夏目漱石もそんなことを言っていました RT @jsato_FLEET: 確かに、環境分けど、ことロックやポップミュージックに関しては自然主義に傾き過ぎていた。@shiba710
2011-04-30 01:42:20