日本ユニセフ協会が中抜きしてるという噂は本当か。
さて、アグネス・チャンさんに対するピンハネの噂にも繋がったのが『日本ユニセフ協会は、集めた募金の2割を中抜きしているのではないか』という噂です。
子供たちのために、被災者のために募金したお金がもし違う形で利用されていたら悲しいですね。この噂は本当なのでしょうか?
ユニセフ募金は、主に開発途上国の子供たちのための保険・栄養・水と衛生・教育・保護・緊急救援などの活動に役立てられています。
主な募金(寄付金)の種類をご紹介します。
- ユニセフ支援ギフト
- 企業や学校による支援
- ユニセフ・マンスリーサポート・プログラム
- ユニセフ外国コイン募金
- 提携クレジットカードからの寄付
これらの募金によって、文房具など教育に役立つ物や、ワクチンなど予防接種に使える物、栄養を摂るための治療用ミルクなどの支援や緊急人道支援を行うことが可能となります。
ユニセフ本部との協力協定によると『募金の最大25%を各国の国内事業に充てること』とされています。その中で日本ユニセフ協会では、寄付を少しでも多く支援活動に生かすための経費削減に取り組み、毎年20%弱を募金・広報・アドボカシー活動の国内事業に充て、80%以上をユニセフ本部に拠出しているとのことでした。
そして、その80%という数値は、世界各国のユニセフ協会の中でもトップクラスの高い割合だそうです。うーん、なんか印象が違いますよね。そもそも25%を経費として使うことが出来る中で、企業努力によって20%以内に抑えられていると捉えることも出来ます。
ユニセフ募金に協力しました。 unicef.or.jp/fw/b/unicef/ -関わりの中で、僅かですが、募金を思い立ちました。この場だったので、ここにご報告を。†主よ、あなたのお恵みが、貧しい方々に、豊かに!
2018-11-03 14:54:49まとめ
日本ユニセフ協会は、寄付された募金額のうち20%弱を事業費(経費)に充てているのは事実のようです。
しかし、それが中抜きと言えるものなのかは異なるのかもしれません。支援に必要なたくさんの募金を集めるためには、その活動を知ってもらうことも必要です。そして、ボランティアでもないので、海外へ支援をする際には必要経費があるという点は知っておかなければいけませんね。
また、日本ユニセフ協会ではなくユニセフに募金をするべきだというのも筋違いのような気がします。日本ユニセフ協会はユニセフと協力協定を結び、日本国内での活動を認定された団体なので、両者が全く別な団体というわけではありません。日本国内で募金や支援活動を拡げるためにも日本ユニセフ協会が必要ということではないでしょうか。
但し、ピンハネや中抜きなどの疑惑を持たれてしまうということは、実施している活動や両者の関係がしっかりと知れ渡っていないことも原因だと思います。
結局、募金がいかなる形だったとしても、貧困などで困っている世界中の子供たちを救うことに繋がれば良いと思うので、もっと多くの人から募金の協力をしてもらえるように活動を拡げていってほしいですね。