- naobotaka_magi
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日韓の労働時間インフレ化が問題として論じられて久しい。 どうあるべきか論についても語りつくした感じがするが、それでも、先進国の現実は、アジアであればどこもかしこも力不足・人手不足が当たり前。例外を探す方が難しい。
2019-01-10 22:53:30ここは1つ、普段とは逆に「逆になぜ欧米がホワイト労働を実現したのか」を考えてみたほうが新たな発見がありそうな気がする。私が思いつく限りでは以下の理由がある。
2019-01-10 22:53:301.賃金制度の仕組みの違い
最大の理由は賃金制度である。 日本の皆さんは驚きそうだが、時間給制度はいまや世界では中上層の非常識なのである。日本では、労働問題でよく次官級問題が取り上げられるのだが、欧米ではそんな制度はパートアルバイトのみである。
2019-01-10 22:53:31人口の少ない欧米に、時間給制度は明らかに会わない。だからどこもかしこも合理化が進んでいて、人手不足も起きていない。 仕事量も減れば労働時間も減るので、残業の少ない職場が多い。そもそも残業ができないことだってある。
2019-01-10 22:53:31働き手もそうで、都市部な人種不問が基本。公務員や議員だけとっても移民出身者は多い。人種も豊富な地域で、日本的な労働の合意を得ることがどうしても困難になるのだ。
2019-01-10 22:53:312.多文化共生で健康条件・治安のハンデが大きすぎる
いまの欧米の都市の姿は、移民の過度な集中により、雑居する地域が広範囲に広がり続けて形成されたものだ。冷戦期までは市街地を極右が練り歩いた時代もあったくらいだが、2019年現在の欧米は、どこも移民者が主力国民として活躍している。
2019-01-10 22:53:31グローバリズムによる最適化が進みすぎたのである。 大手のイケイケだからといって日本人みたいに働くのは現実的ではない。しかもたいていの地域は治安の後退が進み、夜の治安は昼との格差がすさまじいのだから、帰宅中などの犯罪などのリスクもある。
2019-01-10 22:53:32もし仮に欧米の治安が香港や日韓台中程度に良く、コンセサンスの問題がなかったとしても、日本的な労働は現実的ではない。
2019-01-10 22:53:32日韓は人種の数が少ないので、日本的な労働に最適だ。 そういう地域は、犯罪の絶対数が少ない。だいたいどこも日本の0.8~1.2倍程度ではないか。それくらいの地域なら無問題だ。
2019-01-10 22:53:323.ハイテク化が徹底されている
欧米は中国に比べてIT化が遅いイメージがあるが、実際はとても速い。北欧ではキャッシュレスも当たり前。カードを使うととものすごく裕福な気分になるが、それを学生や生活保護受給者ですら使いこなしているのである。
2019-01-10 23:06:13ICカードには制約があるが、トラブルがない限りはエラーにつかまることもないので、それなりの決済手段としては最も時間面で効率的だ。
2019-01-10 23:06:14また、高価な消費が日常的な人だと、現金決済はカード決済などに負けてしまう。 私の地元の神奈川県横浜市や平日によく行く東京23区内は電子決済の整備が進んでいる地域だが、カード決済の整備が進んでいる店も多いので、2010年代の時代に有利なのである。
2019-01-10 23:06:14買い物するにも、現金決済の方が遠回りになったり、途中の銀行ATMで待ち時間や手数料(私の場合は殆どないが)につかまることがあり、かえって時間も出費もかかってしまうものが、
2019-01-10 23:06:14カードや電子決済だとATMのお世話になることもなくレジで会計できるので、圧倒的に時間効率が良かったりする。
2019-01-10 23:06:14これは労働でも当てはまり、このようにIT社会が成熟している地域では、ホワイトカラーの長時間労働は陳腐化・時代錯誤化し、姿を消していっているのである。
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