【横山光輝「三国志」講座195「和睦」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第195話「和睦」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第11巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座195「和睦」01】 第195話です。 氷の城を造って、防御力を増した曹操軍。しかし、相手は西涼の雄である馬超。曹操もおもわず、馬超があれほどの豪の者とは知らなかったとボヤキます。下手に攻めれば被害がますます大きくなりそうです。

2019-01-15 12:34:11
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」02】 とはいえ、氷の城に立てこもれるのも、春まで。それまでになんとかしなければジリ貧となります。そこで、曹操は、誰か良い知恵はないかと配下の者達に問います。曹仁は、渭水の西に伏せてある朱霊と徐晃の兵を増やして、挟み撃ちにするしか手がないと発言。

2019-01-15 12:36:28
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」03】 曹操は、うむ、と思案しますが、それしかないなと思ったか、西涼軍に気付かれないように大軍を送り込めと命じます。かくして、曹操は渭水の西に大軍を送り込みます。一方、西涼軍。渭水の西に曹操軍が陣を築いているという報告を馬超は受けます。

2019-01-15 12:38:42
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」04】 何万もの兵力が西涼軍の後ろに回ったということで、韓遂も容易ならぬ事態だと言います。これからは、常に前後の敵におびやかされ、軍需物資の運搬もままならなくなります。吹雪の中で薪や食糧がなくなれば敵どころではなくなります。形勢が逆転したのです。

2019-01-15 12:40:54
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」05】 何もしなければ壊滅を待つだけの西涼軍。韓遂は、和睦しかないかもしれぬと言います。これを聞いた馬超、親の仇と手を結べというのか、と納得しない様子ですが、韓遂はあくまで一時的なものだと言います。冬だけ休戦、春になればまた別の計を立てれば良いと。

2019-01-15 12:42:48
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」06】 要するに時間稼ぎをして、反撃の準備を整えればいいと理解した馬超は、すぐに和睦の使者を出すように命じます。かくして、西涼軍から曹操に軍使が派遣されます。馬超から和睦をしたいという手紙を読んだ曹操は、使者に対し検討すると答えます。

2019-01-15 12:44:32
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」07】 苦しい立場なのは曹操も同じこと。思ってもない渡りに船だと喜びますが、皆の者はどう思うかと尋ねます。そこで部下の一人が、これは明らかに偽降だと思いますと発言。偽りだというのか、と曹操は確認します。

2019-01-15 12:51:32
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」08】 この部下は、今の所優勢な西涼軍が和睦を申し込んできたのは、なにか考えがあるからだと言います。曹操は、ならばどうすればよいかと尋ねると、現状では突き放す策もよくないと言い、まず相手の言い分を受け入れておいて、その間に手を打てばいいと答えます。

2019-01-15 12:55:29
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」09】 その手とは、馬超と韓遂の離間策です。馬超の強さは韓遂の戦略があればこそであり、韓遂の作戦も馬超の勇があってこそ生きるもの。この二人をうまく別れさせることができれば、西涼軍はおそるるに足りないと、この部下は断言します。

2019-01-15 12:57:20
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」10】 曹操は、離間工作に興味を示します。そして、和睦に応じることにしました。この返事は馬超にもたらされます。韓遂の予想通り、相手は和睦に応じてきました。和睦は無条件というわけにはいかないので、条件が提示されています。

2019-01-15 12:58:58
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」11】 曹操は徐々に引き揚げていく、西涼軍は奪った領地を返すように、との条件です。韓遂はなるほど、西涼側から和睦を申し込んだ以上、それくらいのことは飲まなければなるまい、と言います。しかしながら、馬超は曹操の言葉をこのまま信用は出来ぬと言います。

2019-01-15 13:01:37
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【横山光輝「三国志」講座195「和睦」12】 そこで馬超は、韓遂と交代で曹操を見張ろうと提案します。今日馬超が曹軍本陣に向かって兵を出せば、韓遂は後ろの徐晃に向かって兵を出す、翌日はその逆です。こうして、両面の備えを見せつければ、曹操とてなにかたくらみをもっても迂闊にはうごけまいと。

2019-01-15 13:04:58
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座195「和睦」13】 韓遂は、曹軍が本当に兵を引くまで牽制しようと理解。明日からさっそくやりましょう、と韓遂は言うと、よろしくお願いします、と馬超。ここまでは韓遂と馬超の関係は揺らいでいませんが、果たして曹操はどのようにして二人を離間させようとするのか…。

2019-01-15 13:06:37
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座195「和睦」14】 ちなみに、今回部下と表現した男ですが、次回で賈詡(かく)と呼ばれております。 この続きはまた次回となります。今回はここまで。

2019-01-15 13:12:27