佐藤正美Tweet_20181216_31

佐藤正美 @satou_masami

一つだけ今でも忘れられない事は、その青年部部長が合掌した時の指がとても美しかった事です──私が本気になって「宗教」（禅）と向きあったのは 30才を超えてからの事であって、学生時代には若干の興味を抱いてはいたけれど腰がひけていた。

佐藤正美 @satou_masami

「文学と政治」および「文学と宗教」は、見て見ぬ振りする事のできない論点なので、私は私なりに考えていました。それらの論点に関する私の考えかたは、亀井勝一郎氏からの影響が強い──彼の意見に近い。そして、私は、依然として、文学を根本に置いています。

佐藤正美 @satou_masami

私は、システム・エンジニアであって職業的作家ではないので、文学を根本に置いていると云っても、それ（文学）と同じくらいに哲学・数学も学習して生活の指針にしています。「思想」と呼ばれるものを私が意識する様になった動因は、哲学を学習したゆえではなくて文学を読ん所以だと実感しています。

佐藤正美 @satou_masami

「思想」を「思想」として学んだ訳でもないし、そんな事は物品の取引の様にできる事ではない。作家（あるいは、思想家）の全集を読んで、彼等との長いつきあいの中で看取するしかない。

佐藤正美 @satou_masami

或る人が私に言った、「真理は単純なものなんだよ」と。私は応えた 「そう、あなたの頭の様にね」──そう断言されたら、そう応えるしかないではないか、公式を鵜呑みにして証明・身証の苦労を厭うヤツには。私は皮肉を言っているのではない、「思想」を もう少し丁寧に観たいのです。