鉄道、秋葉系、漫画…「平成型サブカル文化」の終焉を考える (2ページ目)

むろん、その時代にも保守層は一定数いて、彼らは車二輪漫画のストーリーが鼻持ちならないと感じつつも、5ちゃんねるに触発されてタブーに挑戦をする大人や若者が出てくることをけしからんと思いつつも、

2019-01-28 22:29:49

現状追認主義者であるため、車や二輪題材の漫画やネット原住民文化が国民的サブカルであるという既成事実には従っていただと思う。

2019-01-28 22:29:49

かくして、平成に入っても昭和時代の鉄道・自転車文化の感覚に生きる大衆保守層も、テレビや鉄道を毛嫌いして車やバイクを使ったり2ちゃんねらーに染まったようなリベラル層も、どちらからも支持を取り付けたことで、当時の万人の高揚感があったというわけである。

2019-01-28 22:29:49

ところがそ保守的大衆層が追従者ではなくメインの消費者に据われてしまうと、非保守層は無関心になり、リベラル層はアンチにさえなるのである。自分や自分の存在する文化圏では誰もがNOというグループが、なぜか国民全体の人気者であるかのように煽られれば煽られるほど、ますます不信感が高まる。

2019-01-28 22:29:49

私は、このようななんとなく腑に落ちないものを感じながら生きている「不平大衆層」に火がつき、ファンであるがゆえに興行主の側に不満を持つ層の感情とともに燃え盛るようなことがあれば、

2019-01-28 22:29:50

板挟み状態の保守大衆層がうろたえる中で、鉄道文化資本主義や平成サブカル界隈が築いた天下はあっけなく焼け落ちるような気がする。

2019-01-28 22:29:50

もしそういうことがあれば、2010年代のサブカルどころか、平成型サブカル文化そのものが終わるんじゃないか。

2019-01-28 22:29:50