原正夫・郡山市長と武田邦彦教授出演の「ワイドスクランブル」文字おこし
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原:続き)東京電力に対して「(土を)お引き取りいただきたい。費用を持っていただきたい。」ということを申し入れをいたしました。
2011-05-04 15:22:10寺崎:いま検討中ということになるわけなんですけれども・・。武田さんに伺いたいんですが、この土は東京電力が引き取るか国がどうするのかわからないですけど、放射能をなくしていくことってできる?
2011-05-04 15:28:56武田:そうですね。長期間かかりますけれど福島原発自体も15年くらいかけて放射線をとっていかなければなりません。日本の国土ですからね。その技術はあるんです。たとえば、コンクリートの表面から除く。土から除く、自ら除くというのはそれぞれありますから、あるところに貯めて (つづく
2011-05-04 15:41:41武田:続き)その横に処理プラントを作って。そして、時間はかかりますけれども電力会社の責任で元に戻して。放射性物質だけをきちっとドラム缶に詰めると。そういう作業をすることですね。
2011-05-04 15:45:05寺崎:この公定の基準値、年間20mSvということについて。先ほど市長より細野さんは一生懸命取り組んでいるというお話はあったんどすけども・・。実際、細野補佐官も20mSvは高すぎると言ってるわけですよね。しかし政府は20(mSv/年)を基準にしている。矛盾は感じませんか?
2011-05-04 15:50:49原:国は20(mSv/年)をいろんな角度から、いろんな有識者の声を聞きながら決定したんだと思いますけれども・・。私はまったくの素人ですから20(mSv/年)・100(mSv/年)がどのような人体に影響を与えるのかわかりませんけれど、やはり今までの国際的な基準、 (つづく
2011-05-04 16:34:27原:続き)そして国の基準からすると1(mSV/年)から20(mSv/年)に設定をして大人も子供も一緒だというのは、やはり矛盾を感じて。私は子供に対する被曝をより少なくすべきだと考えております。
2011-05-04 16:38:39武田:そうですね。子供は・・いろんな計算がありますけれども約3倍は危険だと考えるべきだ。ということで20(mSv/年)ですと60(mSV/年)になってしまいますね。それから文科省は内部被曝をあまり見てませんので。子供はグラウンドで遊びますから。その分だけ、土が舞い上がって(つづく
2011-05-04 16:45:55武田:いまプールで一番問題なのは、プールを夏に向かってこする(清掃する)のを子供たちがやるようになってるんです。教育上はそうなんですが、今年だけは変えて欲しい。降下物があってプールの水も汚れていますから、最初の掃除はきちっとした防具をつけてやって、 (つづく
2011-05-04 16:55:35武田:続き)きれいにするという教育はその後にするということが大切ですね。 それから20(mSv/年)についてちょっとお話しますと、20というのは国際的な暫定基準にはなっているんです。それから、もうひとつは日本の職業に被曝する成人男子は20(mSv/年)なんですね。 (つづく
2011-05-04 17:00:59武田:ところが職業的に被曝している人たちの実際の被曝は0.7mSvですので、その点は表を出していただけるとね。1mSvが通常時、臨時に20mSvという基準を決めて、子供にも適用してるんですが。 (つづく
2011-05-04 17:09:09武田:続き)実際20(mSv/年)の成人男性でも健康診断するんです。これ(20に)なってるだけで、現実は皆さん出来るだけ低い被曝で職業的にもしようということで。いままでの実績は0.7(mSv/年)しかないんです。 (つづく
2011-05-04 17:13:53武田:続き)ですから本当に児童が20(mSv/年)浴びるということになるとですね、これは我々は今までに経験してないんですよ。基準値ではあるけれども・・。現実にはそういう状態が生じてない。ところが現在、文科省の3.8(μSv/h)というのを使いますと (つづく
2011-05-04 17:19:32武田:続き)20(mSv/年)近くいってしまう。これは市長さんも言われるように、できるだけ努力して減らしていくということが我々の出来ることですね。
2011-05-04 17:22:30川村:ただ、このような重大な決定を原子力安全委員会に求めても、正式に安全委員会が開かれなくて口頭で20(mSv/年)でいいだろうと文科省に伝えたと。しかし、保育所は厚労省の管轄ですけど厚労省にはそれが伝えられてないと。 (つづく
2011-05-04 17:28:02川村:続き)政府の意思決定が本当に子供のことを考えているのか?と思わざるをえません。自分の子供や孫だったらどうなのかと。
2011-05-04 17:30:43寺崎:このあたりは原さん、いかがですか?政府の基準の決め方が今回はハッキリしないというか、わからないという感じもあるんですけれども?
2011-05-04 17:32:52原:それは先ほど申し上げましたように、いろんな角度から検討して・協議をして20(mSv/年)という決定をされたんでしょうけれども・・。私が申し上げましたように、20(mSv/年)そのものが、武田先生がおっしゃるように前例がないんですね。日本においても、世界においても。 (つづく
2011-05-04 17:38:27原:続き)ですから、そういう中での我々の出来ることというのはやはり被曝量を極力抑えると言うことが大事なのではないかと思いますし、あとは早く国の方で指導をしていただきたい。というのは、ここへ来る途中、陸上競技場の脇を通ってきたんですが高校生が運動をやってるんですね。 (つづく
2011-05-04 17:44:04原:続き)そうするとグラウンドで腕立て伏せをやってるんです。腕立て伏せをやってるということは、草の上の(放射性物質)が肺に入っているんじゃないかという心配をしながら、このスタジオにきたんですけれども。 (つづく
2011-05-04 17:48:01