2019/2/2 月末ボードゲーム会 「ストラグル・オブ・エンパイア」（邦題：「帝国の闘争」）

ヨシダ（くま） @antonioyosida

プレイヤーの師団は2d6で7が出るとバトルフェイズ終了後に爆発四散する摩訶不思議な機能を搭載しており、つまり七回戦闘したら一回は爆発するのだ。こんなの気が気じゃない。戦争で負けて加えて出目が7なら二個師団吹っ飛ぶ。こんなの戦争にならねえよ！じゃあどうするか、同盟相手を使うのだ。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

三部構成の一部ごとにプレイたちはＡＢどちらかの勢力に入ることになる。これをプレイヤー感で競り落として強引に枠にぶち込んでいくわけだがこの段階では仲間でも何でもなく「殴れる敵」と「殴れない敵」に別れたに過ぎない。すなわち殴られたくない奴と同勢力に、殴りたい奴を敵に。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

同じ勢力でも気分が乗らなければ援軍を出さなくてもいい。援軍を出してほしければ金を払わなければならない。これはプレイヤー間の任意の金額である。だが先ほど話した師団の自爆機能は遊軍にも適応されるため迂闊に同盟軍に派遣すると7が出ようもんなら最悪な結果も考えられ軽々には兵は貸せない。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

ではどうすれば信頼できる同盟相手を作れるか。下位同盟である。最下位の人間と手を組みトップの利権を直撃して局地戦でまくることである。戦場は本国から近い方が援軍が送りやすくてよろしい。 と、まあこんな作戦を用意して今回のプレイ方針を組み立てたわけです。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

第一戦役、ドイツのＮＰＣをぶん殴り利権一位ゲット。他のプレイヤーは奴隷入植や、植民を奪い合っている。蛮族先輩とジャッカルはアフリカで捕まえた哀れな人々をアメリカ大陸にぶち込んでゲラゲラ笑っていた。人間性を疑う。こちらは地中海から金をひねり出すレパント会社が運転資金で問題なし。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

第一戦役終わって僅差で3位。いい位置。誰を仲間にして誰を殴るか。仲間はさっき陸軍が半壊した露が最適。ターゲットは一位の仏のバルト利権。ここを一位の露、二位普の形にしてから南進。二人の力でポーランド分割を目指す。露プレイヤーの山田さんは義を見せれば俠で答えてくれること疑いない。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

というわけでインカムのほとんどをふち込んで露を陣営に引きずり込んだ。早速山田さんにポーランド分割しませんか？と提案。反応は上々。こちらは誠意を見せるためと、仏を欧州から締め出すため、仏のバルト要塞攻略作戦を提案、陸軍三個師団派遣を約束する。利権は山田に差し上げるつもりだった。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

そう、あくまでこれは山田さんへの誠意と、ポーランド分割の前哨戦のつもりであった。あくまで本命はポーランドである。というのも仏はあっちゃこっちゃにいっちょがみしておりバルトなんかで喧嘩するより他で稼いだ方がよほど儲かるはずだったからバルトの二位なんてあっさり手放すと思っていた。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

ところがなにを思ったか仏のジャッカルが世界中にいた植民地軍を引き上げてバルト沿岸で決戦の準備を始めた。めまいがした。こいつなに考えてんだ、海外植民地無防備にしてなんてこんなとこ来てんだよ。だが、ここでひるんでいてはいけない。心の中のフリードリヒ大王がささやく「七年戦争よりマシ」。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

とはいえ手番の数でこちらが全力で戦力を積み上げれば仏は破産するか、撤退を始めるはずである。「戦争は楽しいなあジャッカル、このまま世界最後の日まで戦力を積み合おうぜ」と心にもない事をうそぶく。ゲロ吐きそうなくらい楽しくない。ところが想定外がおこる。蘭が全力で戦力を投射してきたのだ。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

蘭はさっきインドで適当なマハラジャを殴ったら返り討ちにされて植民地軍が半壊しておりこんなとこに来てる場合なのかとくらくらする。かくして大北方戦争勃発。後でザキニエ公に聞いたら「だってバルトの仏見捨てたら次は俺が中欧で血祭りにされるのが見えてたんだもん」とのこと。その通りだよ。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

かくして普露vs仏蘭がバルト沿岸で見たことのないかずの軍隊をひしめかせあい、両者が陸ドク取得、ありったけの力で軍事力を積み上げた。しかし仏が戦力イーブンで決戦を仕掛け露が敗退。逆に利権を奪われてしまう。結果的に第二戦役は仏と軍拡競争しているだけで終わった。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

かくして何も実りのない第二戦役が終わる。終わってみてなぜか普が一位。これはまったく予想していないったが結果的に仏を陥れることには成功していた。しかし山田さんには悪きことをしたもんだ。というより他のプレイヤーはなにしてたんだよ。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

第三戦役の同盟競り。トップになったので、今度は下位同盟で殴り殺されるのは俺の番である。俠気のある山田さんは性格的に殴りかかってこないだろうが（悪質な人読み）、先の戦役で仲間のふりをして大量の陸軍をドイツになだれ込ませた英国王オディオは確実に俺を直撃してドイツのトップをまくる気だ。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

普の生命線は独と地中海のトップなので、英から独を守る方法は二個考えられる。英と同じ勢力になるか援助してくれる仲間を作ること。しかしトップを助けるアホはいないので英を同じ勢力にするしかない。次にバルト問題。バルトはもうどうしょうもないので手を引きたいが山田さんの手前そうも行かない。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

英露蘭と同勢力になるのが目標。英の奴が早速英普対立で競りボックスに入れる。有り金ほとんどぶち込んで英との対立を回避。がら露を仲間にする金がなくなった。結果、バルト戦線の普軍は3倍の敵に囲まれ、中欧は全部敵。同盟相手は俺を刺すことしか考えてない英と半分死体の西だけだ。吐きそう。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

第三戦役開始時点、英対策に気を取られた結果、普は全ての国家を敵に回した。リアル七年戦争状態。心の中のフリードリヒ大王に問いかけたら返事がなかった。多分死んだんだろう。あとはタイムアップまで我慢するしかない。仏は社会不安トップを俺に押し付けるために大北方戦争第二ラウンドを仕掛ける。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

カラオケ屋のタイムアップでなんとか逃げ切り、トップで終了。政治改革で社会不安マイナス2ポイントしてなければやられていた。あと2ラウンド長くやっていたら巻けていたのは間違いない。何せ得点のばす余地がなかったからね。かくして第二回ストラグルオブエンパイアはおわった。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

というわけで、俺だけがこのゲームを外交のゲームだと考えてプレイしていたのでかなり展開をコントロールできたが、第三戦役の同盟競りはお粗末だった。発狂しそうなくらい大北方戦争にのめり込んだ仏が社会不安トップで没落したのはまあ当然の結果だ。戦争には負けたがゲームには勝ったのでヨシ！

ヨシダ（くま） @antonioyosida

月末ボードゲーム会の会員はほとんどが蛮族かバルカン政治家であり、今回の面子で信頼できる同盟相手は実質山田さんだけであったが、山田さんと過ごした金を払わなくても仏を殴り殺すためなら全戦力を同盟に突っ込む第二戦役は熱かった。敵になった第三戦役でも中立でいてくれたしね。

ヨシダ（くま） @antonioyosida

蘭のザキニエ公が大北方戦争に介入してきたの妙手だったんだよなあ。自分の得点にはならなかっただろうけど、仏見捨ててたら多分普のぶっちぎりトップだったよ。

ザキオ @zakio_kyusensai

月末ボドゲ会。今回は珍しくヨシダゾック氏が土曜にこられるということで急遽土曜に召集。runo氏あんよ氏が用事でいないものの6人強参加の表明があったので新メンバーとしてtomato氏を招集。ザキオ、山田氏、もつにこみ氏、廃液氏、tomato氏、ヨシダゾック氏、オディオ氏の7人でプレイ

ザキオ @zakio_kyusensai

月末ボドゲ会の今回のゲームはストラグルオブエンパイア。数年前にやった時にルールを誤解して、1ラウンドでできるプレイヤーのアクションを2回ではなく1回でプレイしたところ、たまたまとはいえ本来かかる時間（だいたい参加人数×2時間）が短縮できて面白かった記憶があるので今回もこのルールを採用

ザキオ @zakio_kyusensai

山田氏が大まかな流れを書いてくれてるので、オレは自分が担当していたオランダについて回想していこう。まず初期配置である。蘭は外国植民地を2つ、欧州の得点が高いバルト、東欧に1つずつ、トルコに1つの利権をもっていたが重要な勝利点をもたらすドイツ、イタリア方面に利権をもっていない状態

ザキオ @zakio_kyusensai

ざっとマップを見て潜在敵国を露に決める。海外植民地が被っている上に、初期軍事コマ配置で、自分の勝利点にとって重要拠点である東欧に露骨に兵を固めてきたため不倶戴天の敵となることを察する。前々回のゲームで仏を担当した山田氏にボコられた記憶が蘇る。山田氏は陸軍で戦う時は不退転なのだ