- Eric_Ridel
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25.宣材物の中では予告遍が難題で、『歓待』『見えないほどの遠くの空を』も悩んだ。ヒューマントラストシネマ渋谷の場合、フィルム上映作品の前にBlu-rayの予告遍上映は難しい。となると予告だけフィルムを焼かなければならないので諦めた。ネット上にどんどんばらまくことで対応する。
2011-05-05 23:13:0326.また、前売り券を作るか作らないかというのも悩みどころだ。当日料金を下げておき、前売り券を作るコストを抑えるという手がある。但し、前売り券があると、スタッフ各自がそれを持って売り捌くということが出来る。
2011-05-05 23:14:1227.例えば、街で大学時代の同級生に会った時に「いまなにしてんのー」「実は映画撮ったんだ。前売り持ってんだけど買ってくれなーい」と売りつけてしまうことが出来る。前売がないと「来週から公開だから来てね」「行くよー」とは言うが大抵来ない。
2011-05-05 23:15:0428.このような紙媒体の印刷物は通常の印刷屋に頼むことは出来ない。『見えないほどの遠くの空を』の場合はウェプ印刷を利用。ネットで入稿して印刷する。色校は出ないから一発勝負である。
2011-05-05 23:16:5129.とにかく、作品だけに宣伝を絞り、へんなノベルティなんか作らないで、宣伝費を150万~200万に絞り込む。そして、これを劇場公開に持って行くのだが、キャパを小さくしてもいいから、昼興行を一週でもやれるようにした方がいい。出来れば、山手線上のターミナル駅の劇場で。
2011-05-05 23:17:5230.話を戻そう。まず、自分が商業映画を撮る自信があり、300万と宣伝費を集めて、90分程度の映画を撮り、完成させ、それが身内だけではなくある一定の観客を動員できる自信を持つこと、それをイメージする力が大事だと思う。
2011-05-05 23:19:5031.集めなければならない金は宣伝費込みで約500万。10万円を50人で集めるというイメージ。但し、収入からペイバックする。僕はアマチュアは製作委員会システムを取らない方がいいと思う。厳密にいうと単なる出資は製作委員会としては法的には若干問題がある(説明は面倒なので割愛)。
2011-05-05 23:21:0332.b)をもう少しスリムにすることも出来るかも知れない。製作現場を200万まで絞って、宣伝費は100万で行く。そうすると、宣伝費込みの総製作費が約300万。非常に厳しいがこれで昼間1週間の興行+レイトを狙う。
2011-05-05 23:22:0033.これが不可能な場合は、a)のパターンでレイトショー上映を狙う。尺は80分を越えるように作る。ただし、45分の内容を80分に伸ばしたものではないようにしないと冗長となる。宣伝費はチラシとポスターのみ。試写は数回廻した方がいい。HPは非常に簡易にでも作る。前売りは作らない。
2011-05-05 23:23:3734.問題は映画ジャーナリズムが小さい作品をなかなか拾ってくれないのである。「いい映画だけど、うちでは無理」「紙面がない」と言われる。とにかく隙間を狙っていくしかないので、拒絶されてもいちいちめげてはいけないが、もうちょっとなんとかならんのかとは思う。
2011-05-05 23:24:2835.はーい、今日はここまでです。内容があからさまで鼻白んだ人もいるかも知れませんが、後続のためにもTweetしました。
2011-05-05 23:24:49「超超低予算の自主映画における資金調達とキャスティングのイメージについて ――『見えないほどの遠くの空を』を参考に」をトゥギャりました。 http://togetter.com/li/132055
2011-05-05 23:43:58@Hamyuts_Meseta ありがとうございます。自分でもトゥギャリました。
2011-05-05 23:45:01