- eguchi2018
- 642
- 1
- 0
- 0
「撹乱が日常のことであれば、我々の数学モデルにおいても自然の世界でも協力は長く続くし、しばしば優勢になるだろうと判明してきた」145頁
2019-02-24 08:56:35「実のところ、ダーウィンはミミズをとるに足りないものとは考えていなかったのだ。ミミズへの関心は、彼の全研究生活を通してずっと続いていた。…ミミズに関するダーウィンの論文は、生物が物理的環境に及ぼす影響を明確に記録した最初の例の1つと認識されている」151・153頁 ニッチ構築!!
2019-02-24 09:43:42「ダーウィンの本[『ミミズと土』]が出る前には、ミミズのもたらす利益に気づく人はほとんどいなかったのを理解しておくことが重要だ。本が出版された後に…農民向けの雑誌…に載った書評は、ミミズが植木鉢に植えた植物に害を及ぼすのは常識だということから、ダーウィンの考えを却下する」154頁
2019-02-24 09:47:31「ほとんどのミミズは1年中性に活発であり…典型的な『性の抱擁』は1時間近くに及ぶ。その間どちらの個体も雌雄両方の性的経験が楽しめるので(何と!)、彼らは決して急いだりしないのだ。…彼[ダーウィン]も『光を恐れることをしばらく忘れるほど性の情熱が強い』ことには気づいていた」155頁
2019-02-24 11:53:32「ミミズのヘモグロビンは人間のヘモグロビンの改良版で、酸素との親和性が高く、受動的な拡散頼みの効率の悪い呼吸系を補っている」156頁 酸素乖離曲線が違うのかな
2019-02-24 12:00:33「記録された声の周波数を詳しく分析した結果、プレーリードッグには人間に対する特別な鳴き声があるばかりか、その声の中にはその人間の服の色や一般的な形に対する情報が織り込まれていることもわかった」198頁
2019-02-24 13:10:35「地下に住む生物は少なくともある1つの汚染、つまり大気の汚染は受けないと考える人がいるかもしれない。しかし、そうはゆかないのだ。…地下の世界は主な栄養源である植物が有害ガスや温暖化ガスから受ける影響に非常に敏感なのだ」239頁
2019-02-24 14:02:10「森林破壊が見られる地域では土壌が酸性雨によって酸性化し、窒素濃度が高まることがわかってきた。…土壌が酸性になると植物の根はカルシウム、マグネシウム、カリウムを利用しにくくなることがよく知られている。それと同時にアルミニウムのような潜在的な有害成分が増してくる」240頁
2019-02-24 14:05:32「酸性雨は共生関係にある両方の生物、つまり樹木と菌類に直接悪影響をもたらすようだ。両者それぞれの健康状態が相手の健康状態に依存しているので、悪影響は増幅されるのだ」242頁
2019-02-24 14:07:46「地中に貯蔵する炭素を増加させる土地管理技術は、土壌侵食を防ぎ作物の生産性を維持する技術と同じものだ。土壌が侵食を受けると、地中に含まれる炭素の20%近くが二酸化炭素に変換されて大気中に放出されると見積もられている」246頁
2019-02-24 14:13:55