室町時代から続く「茶筅師の里」が“一子相伝”をやめたワケ

完成仕切った機能美と見た目の美しさ。茶筅、見れば見るほど不思議で、どのように作られているのか気になり、室町時代から続く奈良県生駒市の高山にある「茶筅師の里」へ訪れてみた。(矢島里佳さん)
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茶道から切り離して、単純に抹茶を飲むという思考に切り替えると、案外気軽に抹茶を飲めることにも気がついた。

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完成仕切った機能美と見た目の美しさ。茶筅、見れば見るほど不思議で、どのように作られているのか気になり、室町時代から続く奈良県生駒市の高山にある「茶筅師の里」へ訪れてみた。@Rika_Yajima wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 12:47:51
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元々は一子相伝で作り方も秘密だったが、国からの要請で大阪万博で実演することになり、一般の人々も作り方を知れるように。また昭和の花嫁修行の一大茶道ブームで茶筅需要が爆発的に伸び、一子相伝では生産が追いつかず、産地として茶筅作りを支えていくようになったそうだ。wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 12:47:52
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職人さんに、何年修行すると茶筅を一人前に作れるようになるのか聞いたところ、15年はかかるとのこと。しかも、ベテランの職人さんでも1日に5つしか作れないという。にもかかわらず、一番スタンダードな茶筅は1つ3500円前後。や、安すぎるのではないかと心配になる……。wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 13:55:59

なんとこの高山茶筅だけで、国産茶筅100%の生産を誇るというから驚いた。300人ほどの職人さんが今も茶筅作りをしているそう。

「日本製」と「中国製」の違い

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しかしながら、100円均一ショップには350円で中国製の茶筅が売っているという。価格が10分の1である理由は、人件費のほかに、作り方の違いもあるようだ。wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 13:55:59
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中国製の茶筅は白っぽく、日本製の茶筅は自然な竹の色味なのだが、中国製は漂白剤を使うので安くて白くなるそうだ。日本製は、冬に切り出された2~3年生の竹を油抜きして、冬期に天日干しをして、貯蔵したものを使う。いろんなところで違いが出てくるのだろう。wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 13:56:00
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買う側のことだけ考えれば、1円でも安い方が良いのかもしれないが、中長期的に考えると、作る側の方々が継続できる価格で買わないと、究極作り手がいなくなる。そうなると、どれだけお金を積んでも買えなくなる。wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 13:56:01
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安いと思って買ったことが、将来の自分や、次世代の子どもたちに、実は非常に高いツケを回しているのかもしれない。ものを買うときこそ、想像力を豊かに持ちたいなぁと、日々感じるのだ。 @Rika_Yajima wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 13:56:01

「ものづくり体験」の心得

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茶筅作り体験をさせていただけるということで、細く割られた竹を糸で編んでいくところだけさせていただいたのだが、これがなかなかうまくいかない。ようやくできたものの、私が編んだ紐はなんだか緩やかな仕上がりに。@Rika_Yajima wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 16:45:02
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ものづくり体験をすると自分の性格がよくわかる。ものに人柄はそのまま現れるのだ。ものづくり体験の心得として大切なのが、上手いか下手かで判断をしてはいけないということだ。ものの仕上がり=自分らしさ。wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 16:45:03

細く割られた竹を糸で編んでいくところだけさせていただいたのだが、これがなかなかうまくいかない。目がチカチカしてきて、編んでいるうちにどこを編んでいるかわからなくなってくる。

抹茶の効能

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お抹茶の始まりは元々、薬であったそうだ。ちなみにどのような症状によく効くとされていたのかというと、二日酔いを治すのに飲まれていたとのこと。先人の智恵に習って、二日酔いの朝は、抹茶を飲んでみてはいかがだろうか。@Rika_Yajima wedge.ismedia.jp/articles/-/155…

2019-03-08 17:04:34
リンク WEDGE Infinity(ウェッジ) 国産シェア100%!茶筅の里が「一子相伝」をやめた意外な理由 完成仕切った機能美と見た目の美しさ。茶筅、見れば見るほど不思議で、どのように作られているのか気になり、室町時代から続く奈良県生駒市の高山にある「茶筅師の里」へ訪れてみた。 1 user 95
和える(aeru) @aeru_

【和える代表矢島の連載『矢島里佳の「暮らしを豊かにする道具」 】 第3弾が公開されました!朝の一杯にお抹茶を。そんな一時の楽しみ方の他、お抹茶を点てるのに欠かせない「茶筅(ちゃせん)」作りの秘密にも迫っています。WEBメディア『WEDGE Infinity』にて、隔週金曜掲載です。 @WEDGE_Infinity twitter.com/WEDGE_Infinity…

2019-03-09 17:59:56
リンク WEDGE Infinity(ウェッジ) 矢島里佳の「暮らしを豊かにする道具」:WEDGE Infinity(ウェッジ): 「日本の伝統を次世代につなぎたい」という想いで、各地の伝統工芸の職人さんたちと一緒にオリジナル商品を生み出す矢島里佳さんが、日々の暮らしを豊かにする道具を紹介しつつ、忘れられがちな日本文化の魅力を発信していきます。