オッサンs動画②

千晶 @motochia66

女の子だと思ってたのに男の子だった裏切られた感とそれでもかわいいと思ってしまう悔しさでちょっといじめると言うか遠ざけようとしていたザウル少年時代 ラディットがめげないのとロウソウに諭されたのとですぐやめるんですけど

千晶 @motochia66

ラ「俺が女だったら良かったのにー…とか、今でも思うか？」 ザ「ぜんぜん」 ラ「えー、でもさあ」 ザ「いーんだよ、男だから楽しいんだから」 ラ「……そか」 ロ「…ふふ、仲良し（笑）」 ラ「ロォもな。三人仲良し」 ロ「そうだな」 ラ「また遊ぼうな」 ロ「ああ」

千晶 @motochia66

ロ「寝たのか」 ザ「寝た」 ロ「こうしてるあまり変わらんね」 ザ「こいつ酔うとデロンデロンだよな」 ロ「大体いつもこうじゃないか」 ザ「いつもぉ〜？」 ロ「うん」 ザ「…いつから」 ロ「…？最初から？」 ザ「………」 ロ「お前には違うのか」 ザ「…違う」 ロ「そうか（笑）」 ザ「笑うな」

千晶 @motochia66

「ラディットさんの小さい頃の話聞きたい」 ロ「ん、メインが潰れたからもうおひらきにしようと思ったんだがな」 ザ「ま、たまにゃ良いだろ、動画だと編集という名の検閲があるからな」 ロ「検閲（笑）」 ザ「ちっと寝かしてくる」 ロ「それは俺一人に語れという」 ザ「語っとけ（笑）」

千晶 @motochia66

「普通に抱えて行かなかったか」 「自分と同じ身長の成人男性を？」 「酔い潰れた成人男性を？」

千晶 @motochia66

ロ「どこから語ったもんか…会った頃のラディットはまだ小さくて、ふくふくとした頰が赤くて目がくりくりと丸くてな…多少発音は辿々しかったが、よく喋る元気な子だった」 ロ「会ったのは親戚の集まりで…ザウルと俺が……歩いていて…『らで』は…そう、泣いていて…迷子になったと言ってた」

千晶 @motochia66

ロ「………？……迷子だったか？」 ザ「どうした」 ロ「………『らで』は迷子だったかな」 ザ「あぁ？親戚の集まりで会ったんだろ」 ロ「でも、『らで』は親戚ではないだろう」 ザ「だから、家が近くてよ。俺とお前が歩いてて…そんで会ったんだよ」 ロ「泣いていた？」 ザ「泣いてなんか…ああ？」

千晶 @motochia66

ロ「会った時も…なんだか、ずっと探していたような気がしたんだが…『らで』はひどく泣いていなかったか」 ザ「………、……そうだったかもな。あいつは迷子になったと言ってて、オレとお前で「師匠のいる邑まで送る」と…」 ロ「……邑」 ザ「………なんか、頭がぐしゃぐしゃする」 ロ「俺もだ」

千晶 @motochia66

「えっ、怖い話ですか」「『らで』は本当はいなかった…みたいなオチ」「ひええ」 ロ「あ、いや、そんな話ではないんだ」 ザ「本当はいなかったって…今抱えていったの誰だよ（笑）」 ロ「……そういうことを言うな」 ザ「オレも今言ってから後悔した」 ロ「昔から既視感と言うか、あるんだよ」

千晶 @motochia66

ザ「オレもある。前にもこんなことあったなーっつうか」 ロ「ザウルが産まれた時も『また会ったな』と思ったんだ」 ザ「へぇ、オレぁ気がついた時にはあんたが居たからな」 ロ「そうだな」

千晶 @motochia66

ザ「ああ、でも、そうだ女だと思ってたのは『その時』だ」 ロ「ん？」 ザ「あの時は小さい頃に会ったきり会わなかったから…ずっと女だと思ってた」 ロ「そうだったか？」 ザ「そうだったよ」 ロ「でも風呂に入る時は確かにそう言ったろ」 ザ「それは一緒に風呂に入るのが嫌だから言ったんだ」

千晶 @motochia66

ロ「その結果『何言ってるの男の子よ、馬鹿言ってないで入ってらっしゃい』と風呂場へ投げ込まれたわけだが」 ザ「機転の効かねェガキで悪ぅござんした」 ロ「じゃあ初恋だったのは」 ザ「オレが初恋って言ったか？」 ロ「違うのか？」 ザ「……あんたのその顔、ズルいよなあ」 ロ「そうか？」

千晶 @motochia66

ザ「こーいうことは人前で言うようなことじゃねぇと思うんだよなあ」 ロ「なんだお前、飲み足りないんじゃねえか」 ザ「酒で口を割らそうとすんなよ」 ロ「まあまあ飲め飲め」 ザ「あんたは飲み過ぎだよ」 ロ「ははは（笑）」

千晶 @motochia66

ザ「別によぉ、好きだとか付き合いたいとか、そんなこと思ったわけじゃねェんだよ。前も、今も」 ロ「ほお」 ザ「ただ見るたんびにあいつがニコニコしてっと眩しくてよ」 ロ「…………そんなに「好き」なのか」 ザ「人の話聞いてたかよ」 ロ「どう聞いても「大好きだった」としか聞こえないんだが」

千晶 @motochia66

ザ「別に大好きじゃないですぅ」 ロ「そうか？」 ザ「そうさ」 ロ「好きだからいじめていたのかと思っていた」 ザ「いじ…めてねぇよ」 ロ「一緒に遊びたがるラデを置いてけぼりにして泣かせたり」 ザ「うっ」 ロ「虫やら蛇やらで脅かしたり」 ザ「ううっ」

千晶 @motochia66

ロ「ラデがケロリとしていたから良かったが、あれで人間不信にでもなったらどうしようかと」 ザ「すいませんでしたね」 ロ「で、好きだったからじゃなかったのか」 ザ「あんたもしつこいな」 ロ「それなりの理由が無かった場合弟分を叱らなくてはいけないからな」 ザ「………」

千晶 @motochia66

ザ「『昔は無理矢理とっ捕まえちまったからな』って思ったんだよ」 ロ「うん？」 ザ「よくは分からんがそう思ったんだ『離れといた方が良い』って」 ロ「…そうなのか」 ザ「そうだよ。…まあ、まっっったく功を奏さなかったがね」 ロ「…そうだな（笑）」

千晶 @motochia66

ザ「あと見るたびに『こんなに可愛いのに男なんだよな』と思うたびにイラっとした」 ロ「結局そっちが本音じゃないのか」 ザ「今でもたまにイラっとする」 ロ「お前さっきは『ぜんぜん』とか言ってたくせに」 ザ「それはそういうだろ」 ロ「お前ほんとそういうところな」

千晶 @motochia66

ザ「正確には三十路過ぎのオッサンを可愛いと思う自分にイラっとする」 ロ「自分にイラっとするのにラデをいじめるなよ」 ザ「三十路過ぎても可愛いオッサンにもイラっとする」 ロ「心が狭い」 ザ「いじめたい心を百分の一に希釈してからかうくらいで留めていることを褒められても良い」 ロ「いや…」

千晶 @motochia66

放送終わって次の日酔いつぶれてラの家で寝てるとラに起こされて 「おはよう、ご飯できてるぞ」 って言った後に 「ところで生放送って後から視聴できるの知ってるか」 って言われて固まるお兄ちゃんs ロ「…じゃあそろそろ、帰ろうかな…」 ザ「おい元凶」 ロ「いやあ、積もる話もあるだろうしな…」

千晶 @motochia66

ラ「ていうか誰が見てるか分からない放送で『前』がどうとかペロっと喋っちゃダメでしょう！まったく普段は馬鹿みたいに口が重いくせにさあ」 ロ・ザ「そっちか」 ラ「いや、ザウルさんには是非とも『イラっとする』件について詳しくお伺いしたいんですけどね」 ザ「…………（そっと目をそらす）」

千晶 @motochia66

ラ「ちなみにコメントは8割『ネタでしょ』で埋まってたので放置してあります」 ロ「すまなかった」 ラ「ご飯食べてから帰ってね」 ロ「おう…」 ラ「俺まだ『コレ』と話あるから」 ロ「…『コレ』…」 コレ「…………」

千晶 @motochia66

ラ「ザウルさんそっち」 ザ「なん…って膝に来んのかよ！」 ラ「でいっ」 ザ「でいっじゃねーよ」 ラ「…イラっとするか？」 ザ「………する」 ラ「ふふふー（笑）」 ザ「上機嫌じゃねェか」 ラ「いやあ、愛されてるなあと思って（笑）」 ザ「ぁぃ…、何言ってんだか…」 ラ「あはは」

千晶 @motochia66

ラ「『昔』は『逃してたまるか』って感じだったのにな」 ザ「覚えてんのかよ」 ラ「多分お前らより覚えてるよ。仮にも僧侶だぜ？」 ザ「…」 ラ「て言っても俺もはっきりではないけどな」 ザ「……二度目の人生もオレみたいなのに捕まっちまってご愁傷様」 ラ「は、そっちこそ」 ザ「……」

千晶 @motochia66

ラ「女好きのくせに俺みたいな冴えないオッサンに捕まっちまってご愁傷様」 ザ「………、やっぱり腹立つ」 ラ「あははは（笑）」