- uchida_kawasaki
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>世界貿易機関(WTO)の紛争処理の「二審」に当たる上級委員会は11日、韓国による福島など8県産の水産物輸入禁止措置を不当とした「一審」の紛争処理小委員会(パネル)の判断を破棄…日本は逆転敗訴< WTO、日本が韓国に逆転敗訴 原発事故で8県水産物規制 this.kiji.is/48896215594220…
2019-04-12 04:37:352)11日にWTOの上級委員会が出したサマリーなどはこちらですね wto.org/english/news_e…
2019-04-12 04:53:483)WTO上級委員会の第三者としての国は、以下。アメリカ、EU、ノルウェー、ニュージーランド、インド、ロシア、台湾、中国、グアテマラ、カナダ、ブラジル。 pic.twitter.com/BMRMsZj7Ar
2019-04-12 05:38:234)WTO上級委員会の報告書をザッと斜め読みしたけれど。2011年と2013年の時点で韓国に要求されていた検査(2011はヨウ素、2013はセシウムが微量でも検出されればストロンチウムやプルトニウムの追加検査)をしていれば韓国側の対応も違ったのかな、とは個人的には思いました。 wto.org/english/tratop…
2019-04-12 05:48:035) 韓国は2011年だけでなく、2013年9月に輸入規制強化をしていて。それに対して、日本はWTO紛争解決制度にパネル(小委員会)設置を要請して設置されていたのです。なぜ韓国が2013年9月に輸入規制強化したかというと、 wto.org/english/tratop… pic.twitter.com/hwoy6oIIms
2019-04-12 05:55:24リンクまちごうた、これです jfa.maff.go.jp/j/kakou/export… twitter.com/makomelo/statu…
2019-04-12 06:12:416)これは2013年に大きな漏えい事故が続いたことが影響していると私は思います。2013年4月には地下貯水槽高濃度汚染水の漏えい(深夜1時半に緊急臨時会見がありました!)6月には護岸エリアの地下水の高濃度汚染が見つかり(現在も続く)8月には新たにレベル3と評価されるH4タンクエリアの漏えい。
2019-04-12 06:00:027)2011年のレベル7と評価された原発事故以降、新たにレベル3と評価された2013年8月の汚染水の漏洩事故の後、9月に韓国は輸入規制強化したというわけです。 nsr.go.jp/activity/bousa… pic.twitter.com/nHQj7mAELv
2019-04-12 06:10:368)(2013年8月の漏えい事故はレベル3と評価されたこともあり、海外メディアも東電会見に。で、9月のIOC総会での「福島はアンダーコントロール」「汚染水はブロック」発言。その後に韓国は水産物の輸入規制強化。信頼性回復はオリンピック誘致ではなく「要求されている」測定と感じました)
2019-04-12 06:16:02補足1)そもそも韓国が2013年に輸入規制強化をしたのは、2013年に汚染水漏えいが相次いだり、護岸エリアの地下水の汚染(現在も続く)が発見されたからかな、と思っていましたが、 sankei.com/life/news/1508… pic.twitter.com/5rWDsL0qmG
2019-04-12 12:00:27補足2)ハンギョレ新聞調べたけど当時の韓国政府の論拠までは分からず。けどJETROのサイトに下記のように2013年の輸入規制強化の3つの背景が書かれていました。①毎日数百トンの汚染水が海にという報道②今後の処理の不確実性③日本政府の提供資料だけでは今後の予測が難しい jetro.go.jp/biznews/2013/0… pic.twitter.com/yXjJNXw3kL
2019-04-12 12:09:49補足3)なので、韓国政府の2013年の輸入規制強化は、汚染水の件としては、護岸エリアの地下水の汚染が最も強く関連しているのではないかと思いました。護岸エリアの地下水の汚染の海への影響に関する2014年の資料より。(海側遮水壁は2015年10月に閉合されました) tepco.co.jp/cc/press/betu1… pic.twitter.com/giKqa4hKcn
2019-04-12 12:20:52補足4) そのあたりの件に関する、当時私が書いた記事をいくつか。 oshidori-makoken.com/?p=758 oshidori-makoken.com/?p=812
2019-04-12 12:24:40補足5)水産物のデータをいろいろ眺めていると、2011年や2013年年の値と現在とではかなり変わっているので(とても下がっています)2013年と同じ輸入規制強化では、と日本政府が抗議する気持ちは分かります、けれど、もう少し信頼を回復するためのきめ細かな対応が必要だったのではと感じます。例えば、
2019-04-12 12:30:05補足6)2017年にドイツでPTB(国立物理工学研究所)を取材した時、研究者に「日本政府は水産物のストロンチウムをなぜ測らない?」と聞かれてしまった。PTBが持ってる水産物のストロンチウムのデータも見せてもらった。「日本政府の考え方は、セシウムとストロンチウムは相関しているので、
2019-04-12 12:34:14補足7)セシウムが低ければストロンチウムは十分に低いという考え方で、食品はセシウムの測定で対応、で、ストロンチウムはサンプル調査のみという考え方なんです」と答えると、「セシウムがストロンチウムと相関、というのは全てに当てはまるかな、そして半減期を考慮すると今後どうなるかな…?」と。
2019-04-12 12:46:32補足8)ドイツのPTBでそういう話をして帰国して数ヶ月後に東京電力のこのデータを見たときは、あーあ、と思いました。セシウムに対してストロンチウムがとても高い。もちろんこれは稀なケースですが。 tepco.co.jp/nu/fukushima-n… pic.twitter.com/0TJSkneVf4
2019-04-12 12:54:38補足9) このときはセシウムに対してストロンチウムが高すぎる、ということで2回測定をしました。そして、この「震災前より生息していた可能性が高い」というのがポイントだと私は思います。事故を経験したか、事故後に生まれたかで、魚の汚染度は異なるという調査報告もあり。 tepco.co.jp/nu/fukushima-n… pic.twitter.com/oo3VODiKxh
2019-04-12 13:02:45補足10)このJAEAの踏査報告は、2017年に大分の保険物理学会で研究発表を直接見ました。魚体の大きさと耳石から魚齢を推測し、汚染度と比較したもの。2011年以前に生まれた個体には汚染度が高いものがあった、魚齢が若いものは汚染度がガクンと下がると。興味深かったです。 jopss.jaea.go.jp/search/servlet… pic.twitter.com/vYxbCASkvX
2019-04-12 13:07:58補足11)なので、様々な知見を集め、現状に即した対応にすべきではと感じています。セシウム134の半減期2年を4回過ぎた今、検出されるセシウムは半減期30年のセシウム137が多くなっています。測定の考え方、魚齢と汚染の考え方(寿命の短い魚は安心度が高まりますね…)など、きめ細かな対応をした方が
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