著作権基本問題小委員会をTSUDAる
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遠山氏「価値のあるものが無くなってしまうのではと危惧。(ユーザーがよく言うような)「コピー権」に象徴されるように、10回までコピーできると、それはコピーフリーと同じようなもの」
2010-04-09 10:49:48@akami_orihime そこを混同させつつ、「著作者に金を払うべき」と強引に持っていった印象ですね。貸本屋の話では、著作権に触れてませんでしたし(著作者に権利料なんて行ってなかったわけで)。
2010-04-09 10:51:32@tourly_sugary おわかりだと思いますけど、そこで「評価」してるのは私でなくて遠山弁護士ですので念のため。
2010-04-09 10:52:04遠山氏「著作権法学者を「著作権利用学者」と呼んだことがあるが、いかに著作権を著作者の許諾なく利用するかという観点から議論が発展しているのではないか」
2010-04-09 10:53:26遠山氏「報道では、利用者の声として、何でもタダでコピーできればいいと思っているかのように言われる。しかしデジタル万引きに関するアンケートでは、大部分の人がそうは思っていないという。本当にタダで良いと思っているのかはどうも分からない」
2010-04-09 10:54:45遠山氏「残念ながら日本では「私的複製」の概念が固まっている。私的視聴のためならコピーして「永久」に保存していいということになっている」
2010-04-09 10:55:06遠山氏「昨今では「日本版フェアユース」の議論をする先生もいる。著作権を守るための議論ではなく、許諾をいらないというケースを作ろうという。著作権者側がそれに対して同意するような類型なのかどうか、吟味をやらなければいけないだろうと思う」
2010-04-09 10:58:30遠山氏「映画の著作権保護について、権利者側としてある行為に対し内容証明を出すか、訴訟を起こすかということは、たとえば自分の被害が無いものには(内容証明も訴訟も)やらない。100項目の事例について許される行為類型を作っている努力をされているが、」
2010-04-09 10:59:58遠山氏「著作権者側からすれば、それはたいした問題ではないなと。それよりも、著作権保護が「退化」していくのではないかと危惧している」
2010-04-09 11:00:56松田委員「フェアユースは権利制限で、実体法上の問題。オプトイン・オプトアウトは、許諾契約の正否の問題。分けて議論した方が良いのではないか」
2010-04-09 11:03:53城所氏「契約があればそれに越したことはない。しかし著作権の世界では、たとえば(日本の)出版契約は半分も結んでいない状況」
2010-04-09 11:04:16城所氏「ついでに遠山氏の話に補足。フェアユースで何でも良いというわけではない。許諾を取るのにものすごくコストがかかるということで、米国は私的複製をフェアユースで認めている(個別規定ではない)」
2010-04-09 11:05:10城所氏「コピーライトクリアランスセンターが出来た後の判例では、そこで許可を取るのが簡単だから(私的複製が)フェアユースだと認めなかったこともある」
2010-04-09 11:06:01中村委員「城所先生の(資料の)私見の部分で。プロ責法のセーフハーバーを著作権法で対処すべきとのお考え?」
2010-04-09 11:09:09松田委員「DMCAに基づいた制度設定を日本でするとすると、アップロードする側(個人)にどう対処するか。韓国ではスリーストライク制。そのバランスについてはどうお考えか」
2010-04-09 11:10:15松田委員「YouTube状態が日本でも起こり、遠山先生が心配されてる状況が進むのでは。個人相手に責任を追及する手だてがない。そうなるとプロバイダでスリーストライクということになりかねないのでは」
2010-04-09 11:10:47(スリーストライクを入れろという話ではなく、城所先生の話だとそうなりませんか、という趣旨。)
2010-04-09 11:11:06城所氏「(著作権侵害が)乱発されるようなら、バランスを取ることも必要になるのではないか」
2010-04-09 11:12:11松田委員「遠山先生に。ダビング10も「後退」である、YouTubeなどのような取り込みも「後退」だということになると、どうすればバランスが取れるのか」
2010-04-09 11:14:42遠山氏「原点はひとつひとつの許諾。映画では、どこか管理団体があってそこが勝手に利用許諾することはない。個別の利用契約ができるから。契約が締結できない、できにくいということから始まっているが、本当にそうかと。僕は契約はできると思っている」
2010-04-09 11:16:24遠山氏「米国脚本家・俳優・監督の組合がある。そうした契約を、労働条件を集合的に決めている。日本でもそういう努力がなされている」
2010-04-09 11:17:32遠山氏「すべて契約しろと言ってるわけではない。30条を撤廃してアメリカのフェアユースを入れろと(自分は)主張していた。録画して後で見ようというのを著作権者が訴えるわけがない。」
2010-04-09 11:20:01遠山氏「フリーテレビで流すのは見ることについては許諾しているわけだから、放送権料で対価の処理はできている。そこで個別に、後で見るために録画することまで対価を貰おうとはならない」
2010-04-09 11:20:11