最近公開した映画感想まとめ

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普段社会問題から目を逸らし夢の国を消費するだけの人たちに向けられた、現実を優しく突き付ける作品となっているので、その作品からも目を逸らしたがる人たちを炙り出した点で既に面白いし、そんな人たちが何かの拍子に本作を鑑賞してしまっている時点で製作者の第一の願いは叶っている点でも面白い。 pic.twitter.com/OGcXXRjzLt

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「フロリダ・プロジェクト」はターゲットとする観客を意図的に勘違いさせ、呼び込み、期待と大きく異なる現実を突き付けるプロジェクトと言える。予想を裏切るストーリーが予想通りのポップな色合いで描かれることに、違和感、新鮮な驚き、嫌悪感を抱くことは想定内の反応で、その先を見つめさせる。 pic.twitter.com/7BKHm6AqDF

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子どもはどのような環境でも楽しみを見つけられるし、幸せを望み、夢を描き、小さい身長で雑踏をかき分け夢へと歩みを進める。 一方で、生まれつく環境は選べないし、親は簡単には替えられないし、変わろうとしている親でさえ簡単には自分を変えられない。 観客はその先に、夢を用意したいと思うはず。 pic.twitter.com/DnNfmanbn4

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その先に、せめて夢を潰えさせるようなことがあってはいけないと願うはず。 どんな親の元に生まれていようと。親の自己責任論を拡大させ、その子どもへも苦難を連鎖させる社会には、子どもを目線にしたとき疑問を持つはず。その目線を本作は与えてくれる。 その先に、どのような社会を用意したいか？ pic.twitter.com/Dt4Avrc0Qj

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2010年代最後の年の初めの日、映画初めは「メッセージ（ARRIVAL）」でした。何かを変えるのに、始めるのに遅い日はないという円環性のメッセージと、植え付けられた敵視の考え方がどこから来ているのか見つめ直し、対話の必要性を理解させてくれるメッセージを受け取りました。21世紀のベスト映画。 pic.twitter.com/ApoBp6uOfT

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