個人とチームが両立する大きな知、これがもっとも創発的な状態。相互の主観性を確立することが究極の目的。しかし簡単ではない。従来のマネジメントの理論は、環境が組織を決める。しかし、組織は見えない。見えるのは属している人。その創造性を触発するのは具体的な場。 #aj10
2010-04-09 13:44:43Baの目的は、相互主観性(intersubjectivity)をつくること。 だが、そう簡単ではない。場の相互作用を触発するのは、抽象的な組織ではなく、人間で構成されている具体的な場なのである。 #aj10
2010-04-09 13:45:02組織図も権力構造なので、間接的には人をコントロールすることになるが、常に存在するのは"場"。一人一人のデベロッパは組織に属している。人に組織が内在している。常に顧客のところにいっていれば観察できる。この状態が最も人と組織が両立する状態。しかもefficient #aj10
2010-04-09 13:46:16自由と規律の両立が可能な組織は、プロジェクトチーム。具体的にはホンダ。「ワイガヤ」というしくみ。3日間いきいきとした時空間を共有。一人一人がこの殻をやぶって思いを共有し、前人未到のアイデアが出る。 #aj10
2010-04-09 13:48:07ホンダのプロジェクトリーダーはLPL(Large Project Leader)しかし人事権がない。彼の持つビジョンでまとめる #aj10
2010-04-09 13:48:18ホンダのワイガヤは、3日3晩の生きた時空間の共有であり、相互主観性が作られ、思考の(良い意味での)飛躍が発生し、コンセプトが構築される。 そこでのリーダーは、権威ではなく、知力、人間力などを総動員して、チームをまとめる。 #aj10
2010-04-09 13:48:31オフサイトにいく。温泉、まず飲んでくれと。まず飲むと、メンバーは何かしないと申し訳ないという気になる。そうだプロジェクトがある。一日目は個と個のぶつかり合い。喧嘩が起こる、逃げ場がない。会社でやると都合が悪いと逃げる。全人的に真正面からふれあわなければならない場を作る #aj10
2010-04-09 13:49:57ワイガヤのプロセス。会社負担で良い宿・飯を手配。初日:個と個のぶつかりあい。喧嘩がおこるが逃げ場がない。二日目:相互理解・許容。違いを認め、お互いの思いを知り、全人的に受け入れる。三日目:自己意識を超えた深みからの共同主観の創造性。 #aj10
2010-04-09 13:51:26二日目:相互理解・許容 違いを認める、お互いの思いを知るようになる 気に入らない相手の意見も全人的に受け入れる #aj10
2010-04-09 13:51:57そのうち上辺の形式知は枯れる。そのうち、なぜこの会社にいるのか、とか生き方の問題になる。すると身体で共振する。飲んで温泉はいる。そのうち仲間意識がでてくる。2日目は考え方の違いを認め合い、 #aj10
2010-04-09 13:52:313日目に人それぞれの主観を超えて、もっと大きな深みから、共同主観性、もっと大きなコンセプトが生まれる。 #aj10
2010-04-09 13:52:44ホンダは人事権ではなくビジョンでプロジェクトが立ち上がる。そこから始まる三日三晩のワイガヤ。三日もあれは当たり前な形式知は尽き、主観や想いのぶつかり合いになる。そして、酒と場所は会社が提供 #aj10
2010-04-09 13:53:11論理分析で罵倒し合うのは、相手の真理を認めていない。それでは知性の綜合ができない。寄り高次の次元で、自己をふりかえることなく、無心無我の相互主義が生まれるということを目指す。これがまさにナレッジクリエーションソサエティ。身体が必要。だから温泉が必要。 #aj10
2010-04-09 13:55:25