A3＋2019：至

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至の彼女と監督 「失礼ですけど、至さんのどこがいいんですか？」興味津々と言った顔で、目をキラキラさせながら質問してきた彼女に苦笑い。『ストレートだね』「だって私、最初びっくりしましたし…オンオフまるで別人じゃないですか？」『でもそのギャップにやられてしまったので…』「なるほど…」

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至の彼女と万里 「至さんのどこがいいんすか？顔？」真顔でそんな事を言う万里くん失礼過ぎてうける。『可愛いところかな』「可愛い？コレが？？」彼は信じらんねーと言った顔で寝落ちしてる至を横目で見た。『結構リーマンモードって疲れるみたいでね。そういう時に甘えられるのが私だけなんだって』

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至 #A3プラス 「はー落ち着く…」『ゲームしなくていいの？』「今はゲームよりリアルでこうやって甘えたい気分だから」後ろからぎゅーっと抱きしめてくる彼の、ふわふわの髪が首筋に触れてこそばゆい。『…そういう時って、私と付き合うまでどうしてたの？』「…虚しく抱き枕抱えてましたけど何か？」

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至 #A3プラス フローリングで滑って転びそうになったところを、咄嗟に支えようとしてくれたけど、残念ながら非力なので一緒にひっくり返ってしまって「…痛いとこない？」『至くんのお陰で…大丈夫？』「だいじょばない。ケツが割れてしまった」『それは元からでしょ』「そっか〜」っていう茶番したい

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至 #A3プラス 「俺、基本ゲーム三昧で構ってやれないこと多いと思うけど」『う、うん』「浮気だけは絶対しないでほしい」『えっ早い早い！付き合った日に浮気の話する？』「他に好きな人が出来たら早めに振ってほしい」『…至くんも浮気しないでね。二次元の女の子に』「それは約束出来ない」『オイ』

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『春のにおいがするー！』って言う私を見て、春の匂いとは？みたいな顔する春組。真澄は「季節に匂いなんてない」って言うし、「春の匂いは分からないっすけど、その表現いいな」って言う綴。「どんな匂いネ？」って聞いてくれるシトロンに『なんかほら、お日様とか、花とか…空気が春っぽいじゃん？』

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って言ってもイマイチ伝わらなくて、社畜組は内心「ちょっと頭が弱い子なのかな」って思ってたりする。咲也だけは「俺、少し分かります！なんかわくわくしますよね！」って同意してくれて、それそれ〜！ってきゃいきゃいしたい。

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『雨が降るにおいがする』って言ったら「…野生児なの…？」って社畜組に割と真顔で言われたさあります。二人はそういうのにめちゃくちゃ疎そうというか、気にしたことなさそう…

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至 #A3プラス 「お前の世界は綺麗だね」家の中でゲームばっかしてた俺には見えない世界だわ、って自嘲気味に笑うから。『至の世界も綺麗だよ。こうやって今二人同じ場所にいるんだから』気付かなかっただけだよって言えば、その目が少しきらきらした。「じゃあ、俺にも…その綺麗な世界を案内してよ」

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「ねぇ、あんまり春組のみんなと仲良くしないでよ」『やきもち？』「そうだよやきもち。悪い？」『んー、でもなぁ。最近の至はお話聞いてくれないし、気持ちを伝えてもくれないし、一緒に映画見たりお出掛けもしてくれないし、あんまり優しくもないしなぁ？』「それは本当にごめん。調子のってました」

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「…俺は咲也みたいに聞き上手でもなければ、真澄みたいに素直な気持ちも言えないし、綴みたいに映画や本の話も出来ないし、シトロンみたいに買い物に連れてったりもしなかったけど、これからはもっとちゃんとするから」『…千景さんは？』「先輩が優しいかはちょっと」『告げ口しちゃお』「やめて？」

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至 #A3プラス ネイルを変えても、髪型を変えても、気付かないくせに。「どうしたの」私が辛い時には気付くの、どうしてかな。『一人にして』「それは無理」『…』「話したくないなら無理に聞かないけどさ」そんなさみしい事言わないでよ、って笑って左手を絡ませた。「イベ中だから右手はごめんね？」

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〜結局左手使いたいからって足の間に座らせて後ろから抱っこされる形になるのが目に見えているのであった〜

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至 #A3プラス 「映画？この前も行ってなかった？」今そんなに色々やってるの？と怪訝な顔をする彼から目を逸らす。『…同じやつ、デス』「何回目？」『よん…』「ハァ〜これだからオタクは〜〜」『えっ至くんには言われたくないんだけど！』「はいはい。で、推しは出たの？」『出てない…』「ワロ」

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至くんと！ 『同窓会のお知らせ来てるよ』「あー、うん。捨てといて」『…行かないの？』「別に会いたい人とかいないし」『至くんがいいならいいけど…』「過去は振り返らない主義だから」『うわ、なんかちょっと格好良く言った〜』「本当だもーん」『…その年で"もん"はキツイ』「マジレスやめて」

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至 #A3プラス 「何してんの？」お弁当の準備だよと答えると、少し考えた彼が口を開く。「…今日泊まるからさ、明日俺の弁当も作ってよ」『もー、急だなぁ』「だめ？愛妻弁当持っていきたーい」『妻じゃないけどいいよ』その代わりお手伝いしてねと言えば、至くんは正気かと言わんばかりの顔をした。→

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「最近やっとおにぎり作れるようになったレベルだけど」なんて言うからびっくりする。『一人暮らしの時どうしてたの』「コンビニとかデリとか」『…では茅ヶ崎隊員にはおにぎりを作る任務を与える』「アイアイサー」敬礼してから炊飯器に向かう彼が笑った。「二人でキッチンに立つとか、なんかいいね」

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至 #A3プラス カレーの材料を買ってきたものの肉じゃがにしようか迷ってる私と、ソシャゲ中の至くん。『どっちにしようかなぁ…肉じゃがか、カレ「肉じゃが！！！」『なんで至くんが決めるの』「俺も食べたいからに決まってんじゃん。断固カレー拒否〜」『えー？私はカレー食べたい』「だめです！！」

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『至くん卵割ってくれる？』「ん、おけおけ。ヨユ〜(万里の真似)」＼グシャッ／「？？？…なんか黄身が崩れてたんだけど」『それはね、崩れてたんじゃなくて至くんが下手くそなだけだよ」「マジ？俺卵も割れないの？？」『自分の事でしょｗｗｗ』「それな。我ながら引くわ…コツとかある？」

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至 #A3プラス 「なんか元気ないね？」ボーッとしている私の頰をつついてくる彼。『…ずっと楽しみにしてた推し事が終わった…明日からの楽しみがない…』「燃え尽き症候群か。よし、至さんと楽しい事考えよ。明日、前に話してたケーキでも食べに行く？」『行く…』「ん。じゃあ今日はもう寝ちゃいな」

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至 #A3プラス 「ちょっと抱っこしてくんない」両手を広げて私に伸ばしてくる彼のお願いに首を振った。『私に至くんは持てないよ』「いや、抱えてほしいわけじゃなくて」『…ハグ？』「そうそれ」『いーよ。はい、ぎゅー』「…明日から少し忙しくなるから、先謝っとく。ごめん」『ん、無理しないでね』

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至 #A3プラス 寮まで帰る気力ないから泊めて、と疲れ果てた顔で訪ねてきた至くん。入るなり玄関先に転がる程度にはやばそう。『お風呂は？』「無理…」仕方ないな、私さっき入ったんだけど。『…手伝ってあげるから』「全自動俺を風呂に入れてくれる機…？」『今日だけね、って寝ないで！溺れるよ！』

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至 #A3プラス 「…あれ？」『あ、起きた』「俺なんでお前の部屋にいるの」安定のソシャゲLPチェックをしつつも少し混乱している様子の彼。『寮に帰る気力ないってうちに来たんだよ』「全然記憶ないわ…えっ風呂も入ってる」『私が入れました』「マジ？なんで覚えてないの？？今日も入れて」『絶対嫌』

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激務過ぎて放心状態のお昼…通りがかった茅ヶ崎さん(別部署)に笑われて、「コレ貰い物だけど」ってチョコとか飴とか貰いたいな〜〜〜！！！

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「良かったら彼女さんも、至さんの誕生日パーティーに来ませんか？」って言ってくれる咲也と「…あんたにリボンかけていい？至へのプレゼントにするから」って真顔で言う真澄…「いい考えネ！ワタシはビッグな箱を用意するヨ〜！」ってノってくるシトロンと、「彼女はもう至さんのだろ！」って怒る綴。