【第15夜】「漫画では『想い』を読者に渡す」東京ネームタンクごとう隼平（@goto_junpei）の連続ツイート #深夜に漫画技術アプデ
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ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
夜漫！第15夜です！令和時代最初の夜漫は、原点に戻って、漫画は読者に伝えるもの、という話です！ #深夜に漫画技術アプデ #コルクラボマンガ専科
2019-05-01 02:03:03
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫1】「漫画は読者に渡していくもの」 一番肝に銘じて良い事と思います。 自信を失ってしまったとき、どんどん自分の中に入って行ってしまうんですね。自分には何が足りないんだろう、自分は何ができるんだろう、自分は、自分は…と。 そんなときは、誰かに渡していくもの、と思い出してほしい。
2019-05-01 02:05:14
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫2】さあでは今日の主題ですが、誰かに渡すとして、何を渡すのか。 傷ついて周りの人が信じられなくなっているときに、その人たちに何かを渡していくことは、とても怖いことだと思います。 拒絶されたらどうしようと、不安になりますよね。 ここで失敗しがちなのが、媚びてしまう事です。
2019-05-01 02:06:45
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫3】こんな人がいました。 長いこと友達が1人もできず、そんな中たまたまクラスメイトの1人が、集めていたカードに興味を持って話しかけてくれた。 その人はクラスメイトに喜んでもらいたい一心で「全部あげるよ！余ってるから！」とつい口にしてしまいます。 結果はもちろん困らせただけ。
2019-05-01 02:07:45
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫4】困惑の表情が忘れられませんよね… さあ、これ何がいけなかったかというと、どんなに魅力的なおもちゃでも、ただ渡されただけでは、どう受け取っていいか分からない、ということです。 誰かに渡す、ということは、必ずそこに「想い」がある。 その想いこそを、描かなくては、伝わらない。
2019-05-01 02:08:31
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫5】「僕はこのカードを、めちゃめちゃカッコいいと思ってるんだ。だから、君にもその魅力が分かって欲しい。」 その想いが伝わらなければ、困惑させるだけです。 さあ物語の話に戻すと、実は物語は 「おもちゃと、それに伴う想い」 そのワンセットだということに気づいていますでしょうか。
2019-05-01 02:09:25
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫6】「荒ぶる巨人」と「駆逐してやる」という想い。 「ドラゴンボール」と「パンティおくれ」という想い。 おもちゃと想い、ネームタンクでは「できごと⇒感情」と言ってます。 漫画は基本的にこのセットを繰り返して表現していきます。 では、想いを伝えられなかった理由はなんでしょうか。
2019-05-01 02:11:07
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫7】それはきっと、焦り、です。 せっかく話してくれたクラスメイトの貴重な時間を無駄にさせたくないと、焦って早急に喜ばせようとした結果、カードを投げつけてしまったんですね。 それではそのカードの魅力が伝わるはずもない。 漫画の中でも、この状況になってしまうことはよくあります。
2019-05-01 02:13:00
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫8】読者に楽しんでもらいたくて、喜ばせたくて、事件やハプニングを次々と投入してしまう。 でも、読者はあなたの持っているおもちゃに興味があるのではないんです。 あなたが持っているそのおもちゃを、あなたがどう楽しみ、どう面白いと思っているのか。 描くべきものは、その想いです。
2019-05-01 02:14:38
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫9】今夜僕がみなさんに伝えたいことは一つだけ。 「読者は待っていてくれる。」 焦ってしまう気持ちは分かります。でも焦って陥るのは、先に話した状況です。 漫画は誰かに渡すもの。 そしてその渡すものは、 あなたが何に、心を動かし、喜び、楽しみ、涙するのか。
2019-05-01 02:16:22
ごとう隼平💬マンガスクリプトDr.
@goto_junpei
【夜漫10】万葉集で令和の歌が詠まれた時代から… 初春の令月にして、気淑く風和ぐ。梅は鏡前の粉を披く、蘭は珮後の香を薫す 月が満ち、風が和ぎ、梅が咲き、蘭が香り、 そして詠み手が何を想うのか。 聴く人はじっくりと待ったのではないでしょうか。 きっと令和の世も、変わらないと思います。
2019-05-01 02:19:01
ネームできる講座感想まとめ！2019
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（2018年の感想 https://togetter.com/li/1205565
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