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ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
夜漫、第5夜です!空が白んできてるけど! 昨日の【マンガ★テクニック最前線!!! 004】は見てもらえましたか? その中でお話しした、実は漫画には二種類ある、ということを今夜はお話しします。 #深夜に漫画技術アプデ #コルクラボマンガ専科
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫1】改めて、実は漫画には二種類あります。結論からいうと、「共感型」と「興味型」です。主観型と客観型と言ってもいいかもしれません。 みんな何となく認識しているかも。浦沢直樹先生の作風がどこか映画っぽい雰囲気で…この描き方が他の漫画とどこか違うような…と感じていませんでしたか?
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫2】僕は今この2つの作風について、強く問題視しています。なぜなら潜在的にこの作風の違いで躓いている人が一定数おり、その悩みが根深いからです。 この2つの作風は、混ぜるのがとても難しいんです。もともと興味型の作風の人が、共感型を求められ混乱し描けなくなってしまったり…
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫3】改めてどんな違いがあるかと言うと、 「共感型」⇒目線キャラの感情が分かりやすく、読者がキャラと重なるようにして感情を共有します。 「興味型」⇒目線キャラの感情が分かりにくく、読者がその感情を予想類推しながら、読者の中に感情を作り上げます。
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫4】共感型の特徴は、表情のアップが多く、分かりやすく心情を表現します。またモノローグで気持ちを語ります。そのキャラから見た視野が描かれることも多いです。 興味型の特徴は、喜怒哀楽のどれともつかない表情や、心情とは逆の表情をするなど、今どんな気持ちなの?と思わせ続けます。
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫5】作風が映画っぽい人は、ほぼ興味型です。なぜなら映画は、役者が本物の人間です。漫画のように誇張がない表情では、どんなに役者が頑張っても、その感情をストレートに観客に伝えることはできず、どうしても類推することになります。 また映画は心情を語るモノローグも少ないです。
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫6】また辛い時に辛い…と描きたくない人。辛いからこそキャラクターには笑顔にさせて、実はその笑顔の裏に深い悲しみを隠している…みたいな表現が好きな人。こういうタイプは興味型の可能性ありです。 そしてこういう人が、編集さんに「もっと感情を描いて!」と言われると混乱しかない。
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫7】共感型、興味型、作風に二種あると言う前提の共有が、今はまだあまりにできていません。 たしかに「感情を描く」のは共通です。 ただ、そのときに分かりやすく感情を共感させるのか、あえて伝わりにくい感情を描き興味を引くのか。 この両者は描き方が決定的に違います。
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫8】ラブコメで言えば、あだち充先生は興味型の典型です。 あだち先生、めっちゃ広く空を描いたり、校舎の風景を大きくとりますよね。 これには理由があって、そういういい空気の中にいたら、こんな気持ちだろうな…と、 環境や状況から類推させ、読者の中に感情を作っていく作風だからです。
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫9】しかし今インスタントに分かりやすく感情を伝える、共感型の作風がもてはやされます。 あだち充先生の作風のように、読者がそれなりにじっくり想像しないと伝わらない…というのは、忙しい現代に不利なのかもしれません。 で、不幸が起きるわけです。興味型の作家に共感型を求めるという。
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫10】僕が望むのは、まずこの作風が二種類あるということが、漫画描きと漫画編集者の中では常識となって浸透してほしい。 こんな基礎とも言えることが共有できてこなかったのが日本の漫画作りです。 どうかみなさんも漫画技術の共有に力を貸して欲しいです。
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
【夜漫11】この件で苦しんでいる人を最近立て続けに見ていてつい感情的になってしまった… まずは「共感型・興味型」があるということを知ってもらい、そして自分がどちらの作風か掴むこと。 また最前線配信でも触れましたがその中間もあります。これはまた後日語りますね! #深夜に漫画技術アプデ
江戸川ラン(デジタル練習中) @monko_t
私の勝手な認識ですが少女漫画は女子に共感!!てのが多いので、共感型が描けない私は他の出版社さんで担当さん付いてもらった時『もう私は描けない…』て1年迷走してました(´▽`)<そしてその時にネームタンクのネーム出来る講座に行くという何だか平日の昼間によく流れてる青汁のCMのような流れ(笑) twitter.com/goto_junpei/st…
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
少女漫画・TLは共感型が多い印象ですね。興味型は青年誌に多いです。キャラの気持ちを察していくことになるので、ある程度大人でないと分からなかったり、喜怒哀楽どれともない感情を知りたいというのも大人の欲求なのかなと。 twitter.com/monko_t/status…
しーげる@デザート編集長 @henshu_shigel
これ、凄い頻度で僕も部員や漫画家さんに言ってます。僕は主観型と客観型という言い方ですが。。 他にも色々な分類があるので、どこかでnoteに書いてみようと思います。 twitter.com/goto_junpei/st…
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
なんといい話なんだ…編集さんが分かっていてくれる心強さ! twitter.com/henshu_shigel/…
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
改めてみなさんにも補足すると、キャラと共感させると、読者がそのキャラと重なるので主観に見えるんです。 興味型は映画や舞台のようにキャラを遠くから眺めます。客観的にキャラや状況を見て、自分の中で感情を作る。読者との距離が遠いので、興味を持たせられないと飽きられやすいというリスクも。
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
あとこの話に関連して、映画ってTVともまた画面作りが違って、大アップがないんですよね。 映画のスクリーンで大アップをやると…「顔!!!」ってなっちゃうから。 大アップは漫画で言えばもっとも感情が伝わる手法の一つです。映画と漫画の感情の伝え方が違うのはこのあたりにも原因ありそう。 twitter.com/goto_junpei/st…
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
昔TVが小さかった頃は、本物の顔の大きさを超えるほど大アップにしない…というカメラワーク基本があったそうだけど、この大画面時代にどうなったんだろうか。TVはニュースくらいしか見ないのでなんとも分からない…!
未識魚 /中川譲@技術書典4/13 か31 @mishiki
古い言い方をすれば、共感型は少女マンガ的で、興味型は少年・青年マンガ的なんだと思いますが、そういう様式で考える意味はなくなりつつあるので、ごとう先生の分類の方が「いま」を映している感じがします。 twitter.com/goto_junpei/st…
ごとう隼平◎東京ネームタンク代表 @goto_junpei
うおーそうなんですよね!昔の少年誌の主人公はけっこう興味型と思います。悟空とかいつもワクワクしてて実際何考えてるかよく分からないから憧れる部分もあると思います。 でも今の少年誌主人公は自分の心情をよく語ります。少女漫画的…とも言えますが、共感型手法が増えたと捉えるのがいいかなと。 twitter.com/mishiki/status…
ツイートまとめ ネームできる講座感想まとめ!2019 ネームできる講座を受講してくれた方の声をエゴサしまくって集めました! (2017年までの感想 https://togetter.com/li/1111652  2018年の感想 https://togetter.com/li/1205565) 土曜コースは毎週土曜×全3回、3HDコースはは連日3日間集中という日程です。 気になった方はぜひこちらへ!→https://nametank.jp/ 2055 pv 17
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