避難指示が解除される時、避難指示区域の実際の線量はどのくらい下がっているか:福島県南相馬市小高地区の個人線量測定
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(続き)被曝が気になる人は日常生活で被曝を避ける追加の対策をしている可能性が高いので、得られた結果は過小評価の可能性がある」と述べていますが、小高区に戻った人の平日の屋外活動時間が避難先に留まった人より長い傾向を見れば前者の個人線量が過小評価とは思えませんpic.twitter.com/YNOvNnzxM8
2019-05-15 00:17:11(この論文は福島県内の新聞でもとりあげられていました)
@parasite2006 この論文の記事は、読売新聞に載っていたようです。また、福島民友新聞にも載っていたのですが、その新聞をなくしてしまいました..。今の小高の線量は十分低いことがわかりました。 twitter.com/fuku_repo/stat…
2019-05-12 22:02:07【帰還者9割 年1㍉シーベルト未満 南相馬・小高区 被曝線量データ解析で】 (2019/5/10 読売新聞福島県版) 『「帰還者の被曝線量は非常に低く、科学的に被曝に伴う健康問題を懸念するレベルではない」と結論づけた』 pic.twitter.com/mbkKoYpVY0
2019-05-10 20:28:27付録:@hseino1 さんの解析
情報公開に積極的な南相馬市の個人線量city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/10,0…分布の推移を避難解除(H28/7/12)の前後で検証してみた。帰還した住民は線量に関心が高く積極的に測定していると思われるが、分布のパターンに大きな変化は見られない。ちなみに帰還人数の推移は添付の通り。city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/10,3… pic.twitter.com/vLxup4UJSv
2018-10-28 10:51:10追記)全体を俯瞰するために、平均値の長期的な推移のデータも投稿しておこう。「平成29年度第4回個人積算線量測定(30年1月~30年3月)結果city.minamisoma.lg.jp/index.cfm/10,4…」から これらの結果から、避難解除がなされた地域でも個人線量が顕著に高いとは考えにくいのではないだろうか。 pic.twitter.com/MGcU8qowWw
2018-10-28 10:54:02(↑上のグラフは避難指示の解除が平成28年=2016年の7月12日だったことを念頭においてご覧ください)
追記2)避難解除前のH28年4~6月と帰還者が増えたH29年4~6月と最新(H30/10/28日現在)のH30年1~3月の個人被曝線量データを比較してみた。むしろ個人被曝線量は減少傾向にある。このことは、避難解除された地域でも個人被曝線量がそれほど高くないと予想されることを補完すると考える。 pic.twitter.com/kGCpbwlkYP
2018-10-28 11:44:45付録2:福島県下の市町村による個人線量測定
福島県の市町村がガラスバッジで測定した公開中の個人線量データ※他にもあるかも 南相馬city.minamisoma.lg.jp/portal/health/… 須賀川city.sukagawa.fukushima.jp/13085.htm 白河city.shirakawa.fukushima.jp/sp/page/page00… 伊達city.fukushima-date.lg.jp/uploaded/attac… お互いに整合性が取れていることが重要。
2019-01-09 17:44:58追記)2件の個人線量データを追加。 矢吹(PDF)town.yabuki.fukushima.jp/data/doc/14579… 福島(リスト化しろ~)city.fukushima.fukushima.jp/search/result.…
2019-01-15 14:01:52追記2)ガラスバッジではなくて、D シャトルでの測定だけど、こちらもつないでおこう。 広野(PDF)town.hirono.fukushima.jp/data/open/cnt/…
2019-05-06 12:55:10Dシャトル
http://www.c-technol.co.jp/cms/wp-content/uploads/2014/04/447fbn.pdf
は、産業技術総合研究所(産総研)が保有する計測技術を生かして震災後に開発した小型軽量の電子式個人線量計です。外部被曝の個人線量を1時間単位で最大2週間分まで本体内に記憶することができ、パソコン上で専用解析ソフトを使ってデータを読み出せば測定期間中どの時期に外部被曝線量が高かったか一目でわかる優れものです。行動の記録(記憶)と比較すればどのような場所でどのような行動を取っていた時に外部被曝が高かったかわかり、これをもとに被曝線量を減らすための対策を立てることができます。一方この方法で測定した個人線量は個人の生活、行動を反映する究極の個人情報であり、取り扱いには個人のプライバシー保護の意識と注意が必要となることは言うまでもありません。Dシャトルは開発者の産総研グループによる飯舘村の住民の個人線量測定に使われているほか
https://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0158879
http://iopscience.iop.org/article/10.1088/1361-6498/aa7359/pdf
福島県立福島高校の生徒の呼びかけに応じた日本と世界各国の高校生200人以上が日常生活中の個人線量を測定し比較した論文
https://iopscience.iop.org/article/10.1088/0952-4746/36/1/49/meta
でも使われました。
結び
南相馬市では避難解除地域に徐々に人が戻っている。最近、避難解除したところも徐々に戻ってくる可能性はある。現時点で帰還率が低いから避難解除に意味がないと断言するのは性急。長い目で見てみよう。→旧避難指示区域内住民登録人口と居住人口の推移 (南相馬市)(PDF)city.minamisoma.lg.jp/material/files… pic.twitter.com/pcBsw4z3h8
2019-05-04 14:55:26追記)念のため付け加えておくと、戻ることが正しいわけでもないし、様々な事情で戻らないことを決めたのなら、その意志は尊重されるべき。また、戻った方も、戻らない方も生活上の困難があれば、なんらかの支援は必要だと考える。
2019-05-04 14:59:28