おりこ☆マギカ かずみ☆マギカ 読後感想 (依存の問題系)
@Six315 男性向け百合について詳しい訳でも何でもないので、印象論というかもう偏見ですが「遠慮や躊躇なく、たっぷり依存関係に自己投影して浸れる対象が欲しいだけなんじゃないの」とか思う事はありますね。ただ、どんなジャンルにも、知らないだけでいい作品はあるんだろうと思いますが。
2011-05-12 15:31:37依存からの自立みたいなテーマを扱うなら依存対象に子供時代を象徴するキャラや物を設定するのが一番やりやすい。ちょっとマイナーな作品で例えると「のらみみ」における半田っちとドッタリ君の関係とか。
2011-05-12 15:36:35共依存と百合と言うと……社会性がない(と思われている)相手と庇護者の関係が破たんするまでを描いた小説に、新井素子「あなたにここにいて欲しい」、松浦理英子「裏ヴァージョン」などがあります。初期の百合姉妹で紹介されてたような。後者は中年女性同士の愛憎劇、複雑な味。
2011-05-12 15:47:54……百合でもヘテロでも、共依存そのまま破滅ルートは耽美系の直系なのかしらね。読み手がそれを美と見做すか醜と見做すかはまた別問題として。
2011-05-12 16:03:07「萌え」だろうが「燃え」だろうが「泣き」だろうが「百合」だろうが「腐女子」だろうが、どれもこれも、突き詰めた一級品の作品にはきっと、それぞれの良さがあるに違いない。当たり前すぎるほど当たり前の話。自分でもつい、特に苦手ジャンルに関してしばしば忘れそうになるけど……。
2011-05-12 16:15:13一方、少女漫画は…って、例を出せるほど少女漫画読んでないなあ。最近のでぎりぎり読んでるのが夏目友人帳。うん。あれも確かに、「自分の殻に閉じこもっていた主人公が、様々な人や妖怪と関わることで心を開いていく=内面的に成長する」話だよね。
2011-05-12 16:49:04かといって、少年漫画では内面の成長がまったく描かれていない、ってわけでもないよね。主人公のお仕事じゃないってだけで。ワンピならコビーに芽生えた勇気だとか、ロビンの「生ぎたいっ!!」のシーンとかはまさに内面の変化。H×Hのキルアもそのお仕事を与えられたキャラかな。
2011-05-12 16:53:38男性向け百合作品て、まぁしょちゅう言及されているけど「男のいないハーレム」なわけで それを利用して「萌え」と「恋愛」を区切るラインを言語化すれば面白いじゃないかしら(多分もう誰かやってる)
2011-05-12 15:56:51効率よく「萌える」為には、むしろ「恋愛」など邪魔なだけ! でもそれが一歩間違うとガンダムUCラストにあるミネバ様の実はお間抜け演説で大感動してしまうののの
2011-05-12 16:01:02「依存を乗り越えるべき」という話になるとフィクションはそんなに教育的・自己啓発的であるべきなのかという話しにならなくもないな。
2011-05-12 15:26:33子供時代しか一緒に居られない居候キャラが依存対象というのはとても分かりやすい。ただそういう問題を扱うと良くも悪くも教育や自己啓発色が強くなりがち。「のらみみ」は画的にも話的にも藤子F不二雄を意識した作風のせいかそこまで気にならなかったが。
2011-05-12 15:47:46@sagara1 他にもあるとは思います。ただ、まどマギ→おりマギを見るに、「依存関係に投影して浸りたい」という想像力が存在してることは確かかな、と。
2011-05-12 15:51:56少女漫画でとっくに乗り越えられた部分(依存)で遊んでるとも言えるんだよな……男向け百合って。tatsuzawaさんの言う通り「女の子だからと他人事に捉えている」から、乗り越える必要性を感じないのでは。遊んでられる余裕を持ってしまうのかしら。
2011-05-12 15:06:53(でも男も普通に依存かますからな! それに気付かないのはただの鈍感。自身の依存を相手に投影して「こいつは俺がいないと駄目だなあガハハ」ってなってるだけですよー)
2011-05-12 15:07:41男性向け百合における依存は、”親密な2人組”を魅せるための道具立てに過ぎなくて、そもそも依存の克服そのものは問題としていない……のかもね。だから依存を肯定するわけでも否定するわけでもない。
2011-05-12 15:27:20ただ時として、深入りした結果、依存の重力に囚われて心中に至らざるを得なくなる作品や、乗り越えるべきものとして捉え直してしまう作品もある。そういうことなんだろう。
2011-05-12 15:28:31依存ベッタベタな話を書いても、その末に心中する話を書いても、その関係を脱しても、どれもこれも娯楽になり救いになるわけで。
2011-05-13 23:22:09そこに優劣はない。自分自身に翻った瞬間、「この関係はなんとかしたかったな……」と考えるけれど、少なくとも創作物においては、維持も心中も打破も全部娯楽として現に成立しているわけで。それは覆せない。
2011-05-13 23:23:45個人的には、まどマギの中にそれとなく見られた依存の問題系(背後にある「自己への低評価」)が、おりマギでクローズアップされてしまったことが一番興味深い。
2011-05-12 15:32:19依存の問題系は、そのまま現実の「いかに片思いを諦めるか」という問題に繋がる。”このままじゃダメだって判ってるけど、やめられない、諦めきれない" "やめてしまったらこれからどうしていいか判らない。だから現状を続けるしかない”という点で共通してる。
2011-05-12 15:37:43