「Re-ClaM」第2号内容紹介・編集部所感

通販も即日完売した同人誌「Re-ClaM」第2号の内容および編集部の所感を連投したものを自分でまとめました。電子版も近日出しますので、少々お待ちください(執筆者全員許諾済み)。
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三門優祐 @m_youyou

ツイッターにあげ損ねた、Re-ClaMの個別記事紹介を改めて書こうかと思ってたけど、よく考えなくても完売でしたね(テヘペロ) はい、来週中には第2巻の電子版を出しますので、それまでは第1巻の電子版をしゃぶってお待ちください。 re-clam.booth.pm/items/1328917

2019-05-11 14:03:23
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介①「論創社編集部インタビュー」約25000字のロングインタビュー。事前に対面打ち合わせとメール打ち合わせをしていたにも関わらず当日は割とグダっていた。編集で誤魔化してますが。タイトルの話や装丁の話など、他では聞けない話を載せられたのは良かった。

2019-05-11 22:18:04
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介②「Re-ClaM編集部が推薦する論創海外ミステリ20選」:001~100で20冊分書いた。今後も特集外で継続的に掲載する予定。ランキングで上位にきた作品などは意図的に外したが、まだ手ぬるいか。なお個人的ベストはやはり『謀殺の火』ですね。ぜひ読んで欲しい一作。

2019-05-11 22:22:16
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介③「アンソロジー編者エッセイ」:ネロ・ウルフ関連で鬼頭玲子さん、ホームズ関連で北原尚彦さんに書いていただいた。アンソロジーを編むこと、それが読者に共有されることの喜びは、確かに他に変えられないものがある。世のアンソロジー偏愛者すべてに捧げる。

2019-05-11 22:24:52
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介④「森英俊『密室大全』解説」「(架空の)論創海外ミステリ用として解説を書き下ろして下さい、実現可能性は度外視で」という無茶すぎる依頼にこういう形で応えて下さる森さん、さすがです。この本は先日復刊したので、買ってない人は買った方が良いですよ。

2019-05-11 22:28:13
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介⑤「翻訳者の溜め息by赤星美樹」アリンガム『葬儀屋の次の仕事』を盛林堂書房で購入者限定エッセイを再録。世の中にこの文章を読んでる人が10人くらいしかいないとかおかしい。分厚い本だがアリンガムのマジックを求めてもう一度読みたくなる好エッセイです。

2019-05-11 22:31:05
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介⑥「林克郎「QQQ」第37回」ROM誌からの移行組の一人。今回はウィリアム・ル・キュー。このあとの藤元氏のエッセイとはもちろん無関係に取り上げて下さったので、編集者としては驚くほかなかった。丁寧かつ誠実な文章は変わらず。ぜひ過去の連載もまとめたい。

2019-05-11 22:34:17
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介⑦「M.K.「A Letter from M.K.」」:未訳ミステリレビューの草分けにして頂点。原稿をいただいてまずしたことが、気になった本をABEBOOKSで調べることだったのは内緒(なお在庫はなかった模様)。なお、第3号以降も続投が決定しました(やんややんや)。

2019-05-11 22:37:58
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介⑧「小林晋「海外ミステリ最新事情」」英国のミステリ評論同人(だいたい年2回刊行)のCADSの内容紹介およびクラシックミステリ原書の新刊紹介が中心。私もCADSを買うようになりましたが、読んだらすぐ忘れるのでこういうまとめは本当に助かります。

2019-05-11 22:40:50
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介⑨「真田啓介「ロジャー・シェリンガムとbulbの謎」」:バークリー作品の翻訳上の不明点を切り口にセイヤーズとの交流を掘り下げている。お恥ずかしい話だが『箱の中の書類』はまだ読んでいないが、そのうちには読みたいと思ってます(『月長石』もね)。

2019-05-11 22:42:54
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介⑩「古書山たかし「スウェーデンのカー」」:このエッセイは「ROMs-002」収録の「欧州古本屋縦断記」の続編なので併せて読むとさらに楽しめる。単独で読む場合はカーおじさんの古本自慢なのだがやはり最高か。表紙画像を再現した巻末のカラー口絵も必見です。

2019-05-11 22:46:35
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介⑪「藤元直樹「明治の翻案探偵小説・知られざる原作の謎(後略)」」乱歩が幼少の日に大興奮した翻案小説「秘中の秘」の原作が、後年貶しまくったウィリアム・ル・キューの通俗小説だったという秘事をポンと明かす。そのアッサリぶりが賛否両論で面白いです。

2019-05-11 22:51:20
三門優祐 @m_youyou

いや、編集部内でも「これ本当に(論証が間すっぽり抜けてるけど)大丈夫?」という意見はあったのだが……どうしても気になる人は自分でル・キューの本を買って検証してください。むしろ徳冨蘆花の「探偵異聞」原作の話の方が広がりがあって面白いので、そっちをメインディッシュにしても良かったね。

2019-05-11 22:51:20
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介⑫「シルヴァン・ローシュ作・中川潤訳「ラロンド神父、幽霊を追う」」:短編ミステリとしてはちと弱いが、コントとして楽しんでいただければ幸い。ローシュはフランスのミステリマニアの間でも情報が錯綜していて、ネット/紙の両面から攻めても情報が足りん。

2019-05-11 22:55:44
三門優祐 @m_youyou

#Re_ClaM 「Re-ClaM」第2号収録内容紹介⑬「小林晋「原書レビュー」」「小林晋に頼らないクラシックミステリ・ファンジン」がRe-ClaMの裏目標(未達成)。H・C・ベイリーの長編の中では Black Land, White Land が論創の近刊に上がっているので、ここで読んで予習しておくと良いかもしれない。

2019-05-11 22:58:49
三門優祐 @m_youyou

ということで、Re-ClaM第2号の内容および編集部所感を連投いたしました。個々に #Re_ClaM のハッシュタグを付けたので読む場合はこれで検索してください。第2号は来週一杯目標でPDF版を刊行予定。待てしばし。 pic.twitter.com/5al4wB6C4W

2019-05-11 23:01:23
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