【第22夜】「まずはノリノリで描く」東京ネームタンクごとう隼平(@goto_junpei)の連続ツイート #深夜に漫画技術アプデ
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みなさまコミティアおつかれさまでした!ネームタンクでは出張個別相談を開催したのですが、今夜はそこでたくさんの作品に触れて感じたことを書きますね!夜漫第22夜です! #深夜に漫画技術アプデ #コルクラボマンガ専科 #コミティア128
2019-05-14 01:05:11【夜漫1】ひとつ大事な事実と思うのは、商業で連載するような作品は、みんなノリノリで描かれているということ。読んで作者の不安や弱気を感じることってそうないですよね。 商業が全てとは思いませんが、まずこの「ノリノリである」という状況は、クリアしなくてはならない一つの道標と思います。
2019-05-14 01:06:13【夜漫2】コミティアでは20作品弱拝読したのですが、相談に来られていることもあって、楽しくノリノリで描けてるな、という人は多くなく、みんなどこかに不安さがあるのを、画面から感じ取れました。 不安や弱気が、作品の良さを届きにくくさせていた、と言ったほうが正確かもしれないです。
2019-05-14 01:07:13【夜漫3】作者がノリノリで描けてないものを、読者がノリノリで読むことはない、と思います。 いろんな不安もあると思うのですが、根拠なんてなくていいので、まずは自信満々で描く!今の私にできるのはここまでだ!と腹をくくる。 難しいことですがそれができるだけで、きっと魅力は倍増します。
2019-05-14 01:08:15【夜漫4】もうちょっと具体的に、どこに自信のなさが現れるかをお話ししますね。 まず、読者の心を動かす決めシーン、これが決まっていたとして、そこにたどり着くまでの展開、この「つなぎ」に、描く楽しさを見出していない人がいます。 そこに、このつなぎでいいのかな、という不安が現れます。
2019-05-14 01:08:54【夜漫5】「つなぎ」こそ自由がきくところなので、堂々と自分の楽しく描けるものを入れていいはず。 そうしないと読者としても、何を楽しんでいいか分からなくなってしまう。 4ページ毎くらいの「魅せシーン」以外にも 「1ページに1つ」どこを自分が楽しく描くか、決まっていてほしいです。
2019-05-14 01:11:04【夜漫6】1ページに1つ、大ゴマを作っていく、というのはよく聞くと思います。 大前提として大ゴマというのは、そこで「読者の心をときめかせる」ということを思い出したいです。 そのためには、まず作者もその大ゴマを描いてて楽しくなくては、読者にそれが伝わりません。
2019-05-14 01:11:47【夜漫7】物語作りを難しいもの、と捉えている人は、そんな作者の好みを入れて、ストーリー展開が成立するの?と思ってしまうと思います。 でも読者が楽しむのはストーリー展開だけじゃないはず。面白い作品は、どのページ一枚切り出しても魅力的ですよね。 どのページにも、描いてて楽しい!を!
2019-05-14 01:12:42【夜漫8】こんなこと言うと、シリアスなシーンは描けないのか、と思う人もいるかもなので補足しておくと、 作者が描いてて楽しい、悲しさや切なさを、描いて欲しいんです。伝わりますか… ノリノリで描きたくて仕方ない、切なさに、してほしい。
2019-05-14 01:13:11【夜漫9】コマワリを、ストーリーを進めるための道具と考えてしまうと、描いてて楽しくもないし、これでいいのか?と不安が拭えません。 「自分が楽しく描いたポイントが、読者も楽しむポイントである。」 この大前提を、忘れないようにしたいですね!
2019-05-14 01:13:55【夜漫10】話が超展開で絵が未熟でも、輝いている作品はありますよね。自信は輝きを倍増させると思います。 自信を持つのは難しいですが、これが楽しい!という気持ちは、誰にも否定できない、自信の土台にできるものです。 楽しいを詰め込んで、まずノリノリで描けることを目指したいですね!
2019-05-14 01:14:38