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80年代のファッション誌にみる手芸関連の記事 JJ・CanCam編

ファッション誌の誕生以前の服飾誌の時代は、誌面には多数の洋裁や手芸の実用的な記事が載っていました。読者のニーズが「参考にする・作る」だったからです。ニーズが「参考にする」中心になったファッション誌の時代に、では手芸関連の記事はどうなったのか。まずは70年代・80年代の JJ と CanCam をざっと調べてみました。
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ESHITA Masayuki @massa27

80年代の JJ ではもうひとつ、東西対抗的あるいは東西比較的な記事が目立ちます。この 1981年11月号も東西の「今年の人気パターン」です。ただ、「手作り派たちのニット情報」としてパターンを紹介するに止まっています。 pic.twitter.com/q9QAm1s6k1

2019-05-30 23:52:08
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ESHITA Masayuki @massa27

JJ 1982年6月号は編み物ではなく「手作りサマードレス」なのですが、これもそういうことをしている読者を紹介するというスタンスですね。 pic.twitter.com/eyO6Av4jLw

2019-05-30 23:53:05
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ESHITA Masayuki @massa27

JJ 1983年3月号「生地・毛糸・ボタンほか 手作り派のショップガイド」、またしてもショップ特集です。 pic.twitter.com/jib6BMc6LM

2019-05-30 23:54:14
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ESHITA Masayuki @massa27

JJ 1984年11月号「手作り派リーダー秋の新作第1報」です。ファッション・リーダーとしての扱いですね。 pic.twitter.com/6SCAJa4O89

2019-05-30 23:55:12
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ESHITA Masayuki @massa27

JJ 1984年12月号「読者の手作り第2弾 男のコに贈った手作りニット」、CanCam でも見かける生地ですが、JJ は紹介するだけ。 pic.twitter.com/wA8hLNCA3N

2019-05-30 23:57:25
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ESHITA Masayuki @massa27

JJ 1986年1月号「関西の個性派たちのワードローブ 手作りのお手本」、これもファッション・リーダー的な読者を紹介するのが主目的になってますね。 pic.twitter.com/vZ1uIAPMZw

2019-05-30 23:58:34
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ESHITA Masayuki @massa27

JJ 1987〜89年は、手作り派の紹介そのものが激減しています。やはりバブルの気配が濃くなった影響でしょうか。あと、CanCam に比べて JJ の手芸関係の記事は目次での扱いが非常に小さく、記事の拾い出しに注意する必要がありました。

2019-05-31 00:00:15
ESHITA Masayuki @massa27

あとは non・no の70年代・80年代の号の目次をざくっと眺めてみたところ、手芸に関する記事はそこそこあるような印象です。少女向けファッショ誌ということだと Olive に小物やアクセサリーの手作りに関する特集が多いと思うのですが、まだ未確認です。

2019-05-31 00:01:55
ESHITA Masayuki @massa27

ティーン向けファッションとなると、セブンティーンとプチセブンも要チェックでしょうね。とくに「女学生の友」時代に手芸記事があったことから、プチセブンにも一定割合あるような気がします。付録プチプチにはありましたから。

2019-05-31 00:03:46
ESHITA Masayuki @massa27

あとは mcSister にどれだけ載っているか、ですかね。なくはないと思うのですけど、この雑誌は80年代の号をあまり持っていないので、残念ながらすぐには確認できません。

2019-05-31 00:04:46