アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、おにいさまへ…34話脚本:死してなお、一人にあらず
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高屋敷氏脚本 おにいさまへ…34話まとめ3 グラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)では、原作に忠実な部分と、大胆なアニオリ部分とが入り交じっている。 一方で、じゃりン子チエ・MASTERキートン(脚本)は原作に非常に忠実。 高屋敷氏の臨機応変さを、色々な担当作を見ることで知ることができる。
2019-06-02 14:42:43高屋敷氏脚本 おにいさまへ…34話まとめ4 本作では、れいの死因が自殺から事故に変更されているのが大きい。 蕗子に心酔していた、れいがソロリティ(学園の社交クラブ)廃止運動などを通じ変わっていき、誇りを取り戻した蕗子を見ることで、前向きに生きる気力を得たことが、アニメでは丁寧に描かれた。
2019-06-02 14:43:36高屋敷氏脚本 おにいさまへ…34話まとめ5 ただ、原作もアニメも、れいは死ぬ。 それでもなお、アニメでは遺体の周りに関係者が揃う描写があったり、次回(35話)では葬儀の場面があったりと、彼女は「一人ではない」という主張がある。 原作では、れいは一人「死」を見つめていて、かなり異なる。
2019-06-02 14:44:14高屋敷氏脚本 おにいさまへ…34話まとめ6 そして、奈々子の義父の台詞「自殺だとしたら、いかんな」にも、先に述べた通り、(精神疾患や悲観での)自殺を否定する、高屋敷氏の強い主張があり、驚く。今までも感じていた事だが(特に元祖天才バカボン演出/コンテの8話)、ここまで直球なのは珍しい。
2019-06-02 14:45:57高屋敷氏脚本 おにいさまへ…34話まとめ7 あと、奈々子が見せる、様々な感情が入った「微笑」も目を引く。 先に述べた通り、グラゼニ(シリーズ構成・全話脚本)でも、夏之介が色々な感情をたたえた上での微笑を見せることがあり(アニオリ)、「笑顔」へのこだわりが半端ないことを知れたのは収穫だった。 pic.twitter.com/rIamApxwiZ
2019-06-02 14:47:41高屋敷氏脚本 おにいさまへ…34話まとめ8 れいの死因変更(自殺→事故死)について話を戻すと、原作を変更するほどの、アニメ制作サイドの反発(?)には何があったのか、単純に興味深い。シリーズ構成(金春氏と共同)・脚本(れいが死ぬ回も脚本)の高屋敷氏も、無関係ではないと考えられる。
2019-06-02 14:48:35高屋敷氏脚本 おにいさまへ…34話まとめ9 とにもかくにも、アニメのれいは、最終的には前向きで、死してなお「一人」ではなかった。これをどう捉えるかは各々あると思うが、「孤独は万病のもと」がポリシーの一つである、高屋敷氏の主張が如実に表れた、貴重なエピソードだった。
2019-06-02 14:49:16高屋敷氏脚本 おにいさまへ…34話まとめ10 一方で、「寂しい」と吐露する蕗子の姿もまた、「孤独」の表れ。だがしかし、こちらも、れいからの愛あふれる手紙と花を貰っており、原作より救済されている。 アニオリの意味と意義を、またしても考えさせられた。
2019-06-02 14:50:07高屋敷氏脚本 おにいさまへ…34話まとめ11 高屋敷氏が、(精神疾患や悲観による)自殺に否定的な件については、こちらにも表れている: 元祖天才バカボン8話A演出コンテ:自殺を的確に止めるキャラ達 - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2017/04/…
2019-06-02 14:52:16こちらも紹介: グラゼニ(2期)24話(最終回)脚本:プロ野球選手である限り!! - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2019/05/… #はてなブログ #グラゼニ 私のブログの、グラゼニ(高屋敷氏シリーズ構成・全話脚本)関連記事: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…
2019-06-02 14:54:44こちらも紹介: アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、グラゼニ シリーズ構成・全話脚本:色々気付いたことメモ6 - Togetter togetter.com/li/1361228 グラゼニ関連の(私の)ツイートまとめ一覧: togetter.com/t/%E3%82%B0%E3…
2019-06-02 14:56:36