『さらざんまい』11話予告考察 ～存在消失またはループ世界の予測、レオマブの関係について、カズキたちの三角関係～

しろうと @sirouto

togetter.com/li/1366219 『さらざんまい』10話考察 ～エンタの性的指向と時代の流れ、レオマブと心臓と欲望、最終回まで引っぱるループ世界説～

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youtube.com/watch?v=gLUb0s… 「さらざんまい」予告｜ 第十一皿（ノイタミナ）

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今日は、テレビアニメ『さらざんまい』、11話予告動画の感想考察。「これからこれをやります」。

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動画には、人が黒い影になって、消えていく場面があった。これ、ループ的な展開じゃないだろうか？　1話考察からずっと、ループ展開は予想のひとつにあったけど、最終話まで来て、当たるかもしれない。

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なお、「ループ」そのものではなくて、「リセット」だとか、登場人物の「存在消失」とか、そういうバリエーションかもしれない。でもまあ、そこら辺を区別すると細かくなるので、だいたいアタリでいいでしょ？

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「存在消失」ということで思いだすのは、直前10話のレオがマブの記憶を喪失した場面。さらにさかのぼって、カパゾンビたちは「死に損」だといって成仏（？）した後、その存在を忘れられていた。

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エンタの姉も、恋人だったキースのことを忘れていた。したがって、同じことが、カズキたち三人（の誰か）に起こるのかもしれない。そう考えるのは、わりと自然だろう。

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ところで、11話の予告動画を観察した結果、影の消え方が一様ではないことに気づいた。おそらく、レオマブと一緒に映る図の「はじまらない、おわらない、つながらない」のマークに沿った消え方ではないか？

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そして、「円の外側」または「つながりの外側」という言い方が、これまでも出てきたはず。これが何を意味するのか？

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物語の設定における「円の外側」というのは、たんに人間世界の外部なんだろう。1話をふり返ってみると、カッパは生と死の中間領域にいて、普通の人間には見えないと、ケッピも説明していたはずだ。

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イクニアニメは、本質的には寓話だ。なら、寓話としての「円の外側」は何だろう？　たとえば、「格差」といったものを表現しているかもしれない。たとえば「円」は、山手線の内外みたいなもの。

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そして、登場人物が消えたり、世界をやり直したりすることにも、何らかの表現の意味はあるだろう。たとえば、幾原監督の前作『ユリ熊嵐』に「透明な嵐」が出てきたが、透明化するようなことかもしれない。

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最終回の11話は、OPのカワウソゴジラ（おそらくトオイの変身）は出てくるはず。また川に潜ることで、今までの「○回想　×海草」の伏線を回収する。そして、存在消失の後に、1話冒頭に戻るのだろう。

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サラ黒幕説は疑ってたけど、マスコット的な存在のまま、終わるのかなあ……？　ラスボスではないにせよ、ループ世界の操作に関係しているとか、それくらいの出番があると、キャラが立っていいと思うんだけど。

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それから、レオマブは前回十話でケリがついたと思うけど、ふたりのキャラの関係性で気づいたことがある。

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マブはレオにとって、「母親」のような存在になっていたなと思った。まあ、そういうキャラは、今の女性向け作品ではとくに珍しくなくて、「おかん男子」とかあるんだけど。

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なぜ、マブが母親役なのか？　それは、カパゾンビがエロス（欲望の愛）ベースだったのが、マブはアガペー（無償の愛）ベースという対比だろう。他者を承認する欲望（愛）に純化されていった結果。

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カパゾンビの中でも代表的なのは、エンタの姉の恋人だった、キースだろう。彼は多くのキス（女性）を求めていた。相手を自分の欲望を満たす手段にしている。だが、マブにとってレオは、相手自体が目的なのだ。

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マブは自己犠牲的なキャラで、いかにもイクニ節的なキャラだと思う。一方で、クレーンで降りるカズキのシーンとか、物語の途中で、自己犠牲を否定してはいるんだけど。

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その関連から言うと、11話でカズキたちが、存在消去されてしまうのでは、やはり自己犠牲的な展開にも見える。ので、その辺をどう解決するのか、やはり最終回が気になる。

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ここで、少し話題が変わるけど、レオマブが明確に恋人の関係として終わったのに対して、カズキたちメイン三人は、三角関係のまま終わるだろうな、という予感がしている。

しろうと @sirouto

そう思ったのは、レオマブは抱き合うシーンがあったけど、カズキとエンタはずっと避けていること。カズキがカッパのエンタを抱くシーンはあったけど、人間の姿ではない。女装カズキとトオイはあったのに。

しろうと @sirouto

メイン三人組は、三角関係のまま終わる。今のアニメでは、それが妥当な線だと思う。ただ、序盤で女装キスとか、笛舐めとかあったのに、ずいぶんさらっと流しちゃうんだなと思う。フックのためだけにあったような。

しろうと @sirouto

笛舐めとかエンタの漏洩を、「罰ゲーム」でさらっと流しちゃうカズキには、多大な違和感があった。「さら」を見てて、一番違和感があったかも。ここでは、カズキが「ラブコメの超鈍感主人公」みたいになってる。

しろうと @sirouto

その一方でカズキは、車上荒らしを目撃して襲われたトオイに対しては、急に仲良くなって、女装コスプレデートをしたり、ジャンピング抱きつきしたりする。この対応の差にも、やはり違和感があった。