”安彦氏「オタク世代にとって、戦争とは『面白い対象』でしかないわけで、ガンダムなんかで戦争を語らないでくれと思う。実際の戦争というのは、自分の彼女がレイプされたり、家族が死んだり、家を焼かれたりするもの。アニメで戦争なんか見たって、そういった感性は摩耗するだけ。…”
2019-07-02 09:02:10ガンダムは「戦争を賛美している」と言うより「戦争を”面白く”描いている」と言う事かな。何を描くにも”面白さ”を見つけて”面白く”描こうとするしかない。商業的フィクションの業。
2019-07-02 09:22:08実体験者水木しげるの場合 ”ウーン、戦争ってオモシロいもんだなあ…” 自分が魚雷に当たる当事者でない内は。 pic.twitter.com/Pkv8XG2wQK
2019-07-02 09:31:48@SAITOHJIGOKUDOH 海戦は陸戦と違って基本的に”人は住んでいないところ”でやるので、民間人を巻き込まず純粋に軍人同士の戦いとして見てしまう事が出来る、と言う面はありますね。やがては民間の輸送船や避難民の船も対象になりますが…
2019-07-02 09:40:08@kentlow その戦記漫画も描き続けると見込み違いを起こして売れなくなり版元倒産原稿料未払いと言った事態になったりしていましたが… ”少年読者は「戦争を見たい」でなく「勝つ戦争を見たい」、それが多数の需要である、と言う事実 ”と戦っている、的なメモを水木先生は残していた様ですね。
2019-07-02 09:49:30@kentlow そうですね。画像引用した描写でも「犠牲になるのが味方だと分かっていてもオモシロいと言う思いが起こる」ことを率直に描いていて、むしろ読者の心胆を寒からしめると言うか。
2019-07-02 10:21:59@kentlow ジョージ・オーウェルの「カタロニア讃歌」でも、丘の上から遠く見える豆粒の様な兵士が砲撃の着弾で吹っ飛んだりするのは「面白い」ものに見えたと、率直に描いていますね。小林よしのりの『戦争論』も最初の段階では、こう言う感情が人間にあること自体を否定するのは欺瞞だ、と言う主張は見えた。
2019-07-02 10:28:13@kentlow ただ小林よしのり「戦争論」の場合、その「オモシロさ」の前には敵も味方も関係ないのだ、と言う人間認識に届いていなかったから、後がああなったのでは、と。
2019-07-02 10:30:24「巨大ロボットものだけど、だから」(小原篤のアニマゲ丼):朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASM6M…
2019-07-02 11:50:26”富野さんにとって「映画」とは、広く公共に向かって投げかけるものであり、送り出す側には社会(特にこれからの未来を担う若者)への責任が伴い、それだけの視座と中身と意義が必要で、ゆえに現実と遊離せず社会とリンクした問題意識を内に抱えるべきものであり、”…
2019-07-02 11:51:43”劇中の人物たちはその世界の中で確かな手ざわりのある生(性や死を含む)を営み、その社会の問題に向かい合い、彼らの問題意識や困難を突破しようという思いはひと連なりの物語の果てに「世直し」へと向かい、”…
2019-07-02 11:52:19”そのうねりを形づくるのはキャラクターたちを引き寄せ結び合わせ動かしていく芸能(官能)の力で、それは同時に「物語」「ドラマ」となって観客を動かし、そこで個々の観客の中によりよき未来へ現実を動かそうという芽が生まれる(と願う)。”
2019-07-02 11:52:41”「ターンエーの癒し」には、ジェットエンジン開発者・永野治さんの「技術者の自覚」からこんな一文が引用されています。”→
2019-07-02 11:55:46”「技術は行動であるから、その結果するものについては責任を問われる。技術者は技術自体の持つ論理性だけでなく、文明の担い手としての正負の効果についての見識を持たなければならない」”
2019-07-02 11:56:05(追加) ガンダム生んだ安彦良和が「ガンダムが『戦争はかっこいい』という誤解を生んでしまった」「SEALDs、見直した」 lite-ra.com/2015/12/post-1…
2019-07-02 12:20:03”一方で、劇中の「戦争」からどんどん血なまぐささや悲惨さが抜けていき、しまいには“キャラクター萌え”に転じていったのが、『ガンダム』以降のアニメがたどった道であることもまた事実だ。”(記事の筆者の意見)
2019-07-02 12:21:23現代の戦争描写は、「ベトナム戦争報道」の影響でそれ以前のものには戻れなくなった、と言う所はやはりあったと思う。 それはアメリカ側について、映像機器を用いてかなりの程度”自由な取材が許された「最初で最後の戦争」”だった。 『ハーツ・アンド・マインズ』予告編 youtu.be/DPO2MI_Xlkw
2019-07-02 12:25:28この映像を用いた戦争報道が、アメリカ国内の反戦機運を一気に高めた。そして米軍部隊によるソンミ村の虐殺の隠蔽や、当初から勝利の見込みのない事を隠蔽した「ペンタゴン・ペーパーズ」を暴くスクープにも繋がっていった。
2019-07-02 12:27:49しかし1990年代当初に起こった「湾岸戦争」以降、米政府や軍はベトナム戦争の記憶に懲りて、取材には大幅な規制と管理を行う様になった。湾岸戦争の時には日本のマスコミも、この映像は「多国籍軍検閲済み」のものである、と言う断り書きを画面に入れた。しかし以降は、そう言う周知も無くなった。
2019-07-02 12:31:19イラク戦争でも、そこに”後方支援”で参加した自衛隊についても、視聴者はほぼ「検閲された映像」しか見ていない。 つまり戦争の描写から「血なまぐささや悲惨さが遠ざかっていった」のはガンダムその他アニメの変化と言うより、現実の戦争の映像が「規制」されていった事の反映でもあるのだろう。
2019-07-02 12:39:07スピルバーグは、現実の「戦争の映像」が検閲で”綺麗”なものに脱色されて行く流れに抗する様に、かはともかく、『プライベートライアン』でテクノロジーを駆使して”かつてない戦場の臨場感”を味わわせる映像を作り上げた。 これも以降の「戦争映画」の描写を変える影響を与えた。 しかし…
2019-07-02 13:01:18