朝鮮学校出身者の朝鮮学校認識をめぐって

朝鮮学校出身者、非出身者による朝鮮学校認識についてのツイートから、両者の「分断状況」と「出会い」の重要性について話が展開。朝鮮学校認識を日本社会を生きる在日朝鮮人の実存の問題として捉えなおす。
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joongsin @joongsin

@hydrangea912 朝高卒業生である僕の両親も厳しい抑圧状況の中で脱政治・脱貧困という志向が芽生え、「標準」である「公立学校」に通わせることを選んだと思います。しかしそれを「善」とすることで「悪」がさらに強化される側面は看過できません。

2011-05-20 06:16:17
@cheju_no_isi

@chonmihengbok 中学時代の友達にエホバの証人のヤツがいて、彼は体育の柔道の時間に日の丸への敬礼を公然と拒否していた。朝鮮人であることを隠していた僕にとって、そんな自己主張をできる彼がいま思えばうらやましかったのかもしれない。

2011-05-19 23:32:19
梁英聖@『レイシズムとは何か』(ちくま新書11月7日発売) @rysyrys

http://togetter.com/li/137481に関して重要な点なので呟きます。まず、朝鮮学校出身者の経験とは、何よりも個々に固有なものであって、それぞれの経験が尊重されるべきであり、安易に一般化すべきものではない。この点は基本前提として共有したいと思います。

2011-05-20 01:46:39
梁英聖@『レイシズムとは何か』(ちくま新書11月7日発売) @rysyrys

@an_y_5のおっしゃる「各卒業生が、自分のフィルターを通して語る事実がどうして「蔑視」なるのか」という点ですが、個々の経験が無条件かつ一緒くたに「蔑視」とくくられるならば、私はそれには反対です。ただ「言論統制ぶり」という表現は事実に反するのでは(ツイッターら)。

2011-05-20 01:52:01
梁英聖@『レイシズムとは何か』(ちくま新書11月7日発売) @rysyrys

また、問題提起のためにやや抽象化して朝鮮学校/日本学校出身者という枠組みをつくって、民族教育における両者の出会いという論点をクリアにすることができた。反面、現実には朝鮮学校/日本学校出身者に学生を分けれないし括れない。気づかないうちに私もこの対立を固定的に考えるきらいがあった。

2011-05-20 02:02:29
梁英聖@『レイシズムとは何か』(ちくま新書11月7日発売) @rysyrys

だいじなのは、個々に固有に生きられた、じつに多様な在日の経験を、それぞれのことばで言語化すること(もちろん朝鮮学校の批判があっていい)。と同時に、多様で固有な語りのなかから共通性を見出す、つまり新しい民族観(徐)の形成に結びつけること。この回路は閉じられている。なぜなのか。

2011-05-20 02:09:45
梁英聖@『レイシズムとは何か』(ちくま新書11月7日発売) @rysyrys

個々の在日の経験が、一般的な民族の経験ではないのだろうか、と考えたり議論する機会。自己の経験を新しい民族観の形成に結びつける回路の不十分さ。これもまた朝鮮学校出身者による朝鮮学校への批判を制約している条件ではないか。この回路が増えれば、批判の中身も文脈もかわりうるのではないか。

2011-05-20 02:32:41
梁英聖@『レイシズムとは何か』(ちくま新書11月7日発売) @rysyrys

この回路でもっとも重要な契機の一つが、自分とは立場の違う、自分が考えている民族観にあてはまらない、他者としての在日朝鮮人との出会いではないか。法的地位・国籍・言語・「血統」・学校・「文化」・・・。日本学校出身者やダブルの在日との出会いが、私の固定的な民族観を打ちのめしてくれた。

2011-05-20 02:45:56