原初舞踏体験ワークショップ・HIRUKOを語る会の感想まとめ
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昨日の最上さんのワークショップ、とてもよかった。参加者の動機がうまく踊りたいとかじゃなく、身体に対する切実な関心ということで、いろんな分野の人が集まる。力を抜いて、身体をゼロに近づけると経験や思想から立ち顕れる動きがある。それがとにかく美しい。 #HIRUKO
2019-07-08 10:02:34思想を観念や論理構造に持ち込まず、身体に落とし込んで動きとして具現化してきた日本の芸能の特性を指摘したのは折口信夫だけれど、なんだかそれに近いものを感じさせる内容だった。踊ってる本人にとってはひたすら実現であり、それを見る側はただその強度と説得力に魅入る。
2019-07-08 10:02:35踊るという特別な状態に至らずとも、この意識とともに身体と向き合いそれを取り戻せば社会は変わるんじゃないかと本気で思った。というよりどんな構造の変化にも振り回されずに対応できる身体というか。劇薬ではなく、時間のかかる蘇生だとしても、その丁寧さに向けられた意識にまず救いがある。
2019-07-08 10:02:35飯田将茂監督の『HIRUKO』はドーム映像作品だけれど、同じ全天周の映像としてVRというのがあるものの、バレエダンサーが踊る、ロックバンドが演奏する場に入って間近に見られるVR映像は想像できても、『HIRUKO』をVRにした時の視聴イメージが浮かばないのはなぜだろうとずっと考えている。#HIRUKO
2019-07-08 10:35:27たぶんVRは自身が映像空間に入り込むことによって間近に体感するもので、ドーム映像は自分たちが空間に包み込まれてどこかであったことを時空を越えて浴びせかけられるもので、『HIRUKO』は特に見上げて見つめる1点から降る身体の有り様と対峙する映像だからVRには向かないのかもしれない。#HIRUKO
2019-07-08 11:01:55やはり「自分」というものは「自分」の状態のままだと、客観的に捉えられない。そこで、自分に「変性」をもたらすことで、初めて違う場所から、自分を眺めることができるようになる。そういうことかな…?自分を2人作る、みたいなニュアンス?身体で言えば、「自意識の自分」と「身体」?
2019-07-08 11:12:46飯田監督はシスティーナ礼拝堂でミケランジェロを観る時は誰もが黙り、時折観覧者に沈黙を促す警備員の「シーッ」という声が響く程度と紹介し、そうしたささやきも含めた空間を体感する唯一性を話してくれた。ドーム映像ならその空間を鑑賞者ともども体感できそうだけどVRは自分が異物になりそうな。
2019-07-08 11:21:58普段、自分の身体なんて自分のものに決まってる、と拘束してる。その身体を、自意識から解放し、身体自身の主体性を明け渡す。回復させる。自意識は、それを冷静に眺めて、じっくり観察してる。そんなイメージ…?
2019-07-08 11:31:32トークで事例としてお話しそびれましたが、スイスのジル・ジョバンという振付家がVRダンス作品を作っています。先日体験しましたが、登場する巨人含む空間を体験するということはあっても、踊りを観るという意識が働かないのが印象的でした。vrinside.jp/news/post-1586… twitter.com/uranichi/statu…
2019-07-08 12:14:51@uranichi 「自分が自由にできない固定された視点」ということも、とても重要な気がします。もし最上さんをグリグリ好きな角度や画角で見られたら、あの超越的な視点ではなくなり、どこか俗っぽく、全然違う体験になりそうです。固定であれば、監督により見出されたベストな視点を、全ての人が享受できますよね。
2019-07-08 12:35:02吉野ひろ子の世界と、最上さんの原初舞踏の世界との共通性を嗅ぎ取っていた。吉野さんの世界は学問としての思弁的な世界であるが、それを、最上さんの場合は行為、所作の次元に落とし込んでいる、…という直観。
2019-07-08 13:12:19両の手で、おちゃわんの表面を包み込むことに大切な意味があると、げんしょ舞踏のWSではあった。そして、その包み込みの空間が、床まで降りていって、連続化している、みたいな構成となる。
2019-07-08 13:24:57#HIRUKO のワークショップに参加した感想です。普段運動しないし、初めてのワークショップだったんですけど、参加してとてもよかったです。 初めての原初舞踏ワークショップが凄かった|SoNo @dfsono|note(ノート) note.mu/sono_note/n/n3…
2019-07-08 18:41:36@walhallahlaw 本当に、はじめての体験でした。人生でも立ち上がった経験がないので床稽古では特にそれが重なりました。着ている鎧の重さそのものではなく反対にその重さで重力を感じられなくなった瞬間、体はピタリと動きを止めてしまう、身をもって知りました。鎧をわきに置いておける場が本当に有り難かったです。
2019-07-08 19:08:37自分は、ヌーソ○ジーなんかもからめて、この手の内容のテーマを、たぶん20年以上続けています。最近は、げんしょ舞踏をみつけたんで、気がラクになりました。“やっぱりあったか、こういうのが!”という感じ。
2019-07-08 19:32:38ドーム映像 #HIRUKO の流れで、最上和子さんの原初舞踏ワークショップに参加。丁寧に身体と向き合う態度は、表現というより生きることそのものに近い気がした。意識して動くのではなく、動いていく感覚に意識を向ける感じ。ゆっくり動かないと情報量が多過ぎて掴みきれない。
2019-07-08 19:33:13最上さんの原初舞踏のWSを体験してはっきりしましたが、吉野ひろ子さんの本の中で出てくるシンボルの解読の手法が、そのまま、最上さんの所作の解読に移行できるということ。つまり、そこに、“古代的身体”があるということだと思う。
2019-07-08 19:34:24最上さんの原初舞踏で、まず始めにやる所作のエクササイズとしての、ちゃわんを使って水を飲む動作は、この“みてぐら”と関係していると思いました。吉野ひろ子さんも、このみてぐら論をハイライトに、以後の自分の研究のとっかかりを作ったということ。
2019-07-08 19:40:49監督と最上さんとが出会って会話した時の、互いの驚きを想像するわけだが、へたするとそこで満たされてしまう驚きを、外に開いたのがイベンターとしての木口氏であるとみてよいのだろう。
2019-07-08 22:01:35しかし、ヒルコのネーミングが、最上さんではなくて、監督からのものとは驚きだった。当初は“人魚”だってね。イメージは。しかも、ヒルコのイメージを、最上さんは反対していたと言うじゃない。マイナー〜ネガティヴ過ぎて(笑)
2019-07-08 22:03:09監督そのものに、ヒルコ的な主体性が存在したのだということに、驚く。やはり古代的身体は、吉野ひろ子さんが言うように雌雄同体〜陰陽和合系なのか。その身体性、どこで仕入れたよ?(笑)
2019-07-08 22:05:15最上さん、この度は長丁場なワークショップ講師を担ってくださりありがとうございました。WSじたいに初参加という方もいたなか、最上さんの明確でシンプルな言葉が聖水のように参加者のなかに流れ込み…最後天にむかって踊ったひとときは美しくて泣いてしまいました。皆さん恍惚の翼…がはえてました。 twitter.com/walhallahlaw/s…
2019-07-08 23:49:45WSはしんどいなと思うこともあるけど、やってみると学びが多くて、やっぱり人間は苦労しないとダメなんだなと思います。楽したい気持ちはあるけどこれからも頑張ろうと思いました。
2019-07-08 07:38:35WS参加のみなさんの感想。言葉になりにくい身体の体験をなんとか言葉にしようとしている、そのたどたどしい様子が、私の財産になります。その言葉からヒントをもらって、次に向けて稽古を進めていくことができます。生身の人がもたらす情報は書物とは違う楽しさがありますね。
2019-07-09 07:40:44