中野佳裕氏講演会「可能性はどこから生まれるのか」地域アソシエーション研究会主催190713報告

副題は「消費社会から抜け出す市民的実践を考える」。中野さんはステファーノ・バルトリーニ著「幸せのマニフェスト」の翻訳者です。「より多くの商品の購入が社会の進歩を意味するという観念からの解放」を考えました。
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くうのる @kuunoru

中野氏>世界ではここ20年ほどにローカリゼーションが進む。市場経済のグローバリゼーションに対抗する形で世界各地で同時多発的に起こっている。地方自治体が多国籍企業を規制。ナポリでは水道の再公営化。地域共有材を地域で管理。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:11:39
くうのる @kuunoru

中野氏>南欧州のコミュニティ・デザイン理論、玉野井のような議論が出てきている。フランスの脱成長、イタリアの地域主義や市民経済、コミュニティデザイン理論。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:13:25
くうのる @kuunoru

中野氏>仏ラトゥーシュ「地域が再び活性化。様々な経済活動のシナジーを引き起こす文化的変革を引き起こしている。日常生活の自治は市場経済から排除された人やグローバル化に抵抗する人の間に豊かな市民活動を生み出している」@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:14:57
くうのる @kuunoru

中野氏>日本でも世界でも若い世代の農村移住の動きが起こっている。都市化されるべきとされていた地方に価値を見出され新たなコミュニティづくりが生まれている。農業や小さな職人業の復興。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:16:06
くうのる @kuunoru

中野氏>20世紀の発展とは別のものを目指すべき。「脱開発パラダイムや脱成長社会を構築してこそ、地域は本当の意味での再生を実現することができる。オルタナティブの実践はローカルから生み出される」@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:17:53
くうのる @kuunoru

中野氏>特に南欧州で盛ん。カタツムリの知恵に学ぶ。生活のテンポをゆるめ新しい価値をつくる。また、カタツムリは殻の成長を一定のサイズで止める。経済成長一辺倒から別の側面での豊かさを求める。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:20:23
くうのる @kuunoru

中野氏>脱成長の八つの再生プログラム。1.再評価 2.概念の再構築(言葉の定義の作り直し) 3.構造転換 4.再分配 5.再ローカリゼーション 6.削減(環境負荷) 7.リサイクル(循環型社会) 8.再利用 @中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:22:45
くうのる @kuunoru

中野氏>もっとも大事なものは再評価。違ったものさしを持たないと失敗の繰り返しになる。南欧州やラテンアメリカでは伝統的な生活の知恵が見直されている。資源を大切にする、お互い様の文化などの学び直し。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:24:25
くうのる @kuunoru

中野氏>過去の知恵をクリエイティブに再利用していくのが循環型の社会づくりに重要という議論が生まれている。消費主義への依存を減らし、自律的で豊かな社会関係をつくるために、地域レベルでは何ができるだろうか? 議論したい。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:25:56
くうのる @kuunoru

中野氏>ところでカタログ研究会として。カタログは生産者目線が心がけられている。その生産現場の風土がさらに知りたい。ワインで言うテロワールのようなもの。主催者>物を売るのが中心で、カタログ内でどこまで伝えられるか。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:29:27
くうのる @kuunoru

意見>テロワールは新興地域に対抗するために出てきた。どう自覚的にするか。 中野氏の問いかけ>自分自身は防御的経済成長の罠にどれだけはまっているか。自分自身の生活を見つめ直すと? ディスカッション。 @中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:41:53
くうのる @kuunoru

出てきた意見から>Amazon「これを買った人はこれも」でつられる。今の若者は極めて堅実。ネットで安い物を求めて地元の店はつぶれる。店はポイントで囲い込み。中野氏>消費主義を助長する物しか残らなくなっている。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:46:10
くうのる @kuunoru

中野氏>若い世代は消費社会の枠組みでしか暮らしていない。暇つぶしにお金を使うしかない人も。南欧州で生まれている再評価、ライフスタイル変革をしようと思ったとき、消費主義的な暮らしが何かが見えなくなっている。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:51:27
くうのる @kuunoru

中野氏>若い人はスマホにお金はかけている。抜け出そうという人はいるが消費主義でない生き方がわからない。田舎育ちの人にはわかるが、想像が難しい人がいる。どこで暮らしているかにもよる。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:53:42
くうのる @kuunoru

出た意見>脱成長の八つの再生プログラム、どこから取り組むべきか。よつ葉は市場主義でありながら地域のために何ができるかも考えている。滋賀はバイタリティのある人が多い。保養キャンプには人や物や技術が集まるヒントがある。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:56:55
くうのる @kuunoru

中野氏>祝島などなんとか地域を自立させねばというところがある。主催者>曖昧で見えなくなっているものを再生する動きを試行錯誤する人たちがいる。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 19:59:52
くうのる @kuunoru

中野氏>バルトリーニの解決策。社会関係を豊かにするための政策、制度改革が必要。都市デザイン、教育プログラム、広告産業、民主主義、働き方、保健医療。関係の質が高まるようにこれらの制度を変革する。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 20:01:01
くうのる @kuunoru

中野氏>たとえば都市デザイン。都市の中の公共空間を増やし、自転車と公共交通で暮らせるように。職住近接。米ポートランド。人と人が安全な空間で出会ってふれあえる。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 20:02:44
くうのる @kuunoru

中野氏>教育は、競争ではなく協力へ。初等教育の段階から協力しながら課題をこなすことを身につける。日本は先進国の中でも下から2番目。フィンランドやスウェーデンが先進的。自主性や自由な発想、チームワークを重視。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 20:04:06
くうのる @kuunoru

中野氏>子ども向けの広告は規制すべき。スウェーデンでは90年代初頭に子ども向けTVCM全面規制。米では広告規制は国会ですべて廃案。米は政治は企業献金で成り立っている。民主主義の劣化と関連している。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 20:06:08
くうのる @kuunoru

中野氏>政策によりコミュニティ再生の条件を整えていく。詳しくは「幸せのマニフェスト」を読んでほしい。以上。@中野佳裕氏「可能性はどこから生まれるのか」#カタログ研究会

2019-07-13 20:07:05