奨学金破綻、年金破綻・・・。一方で、ゆたぼん君叩き?? 「自己責任」「自業自得」というものは、すでに不公平な社会を是正する気はない。私的まとめ。

植民地についてもふれる。
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イヌノオー@ @inunohibi

ところで、日本の教育システムでは、ほとんど勉強できなくても、小学校から高校まで半自動的に進学できるようになっている。アメリカの教育システムもそうなっていて、小学校レベルの読み書きで止まっている高校生とかが報告されている。

2019-07-18 08:07:54
イヌノオー@ @inunohibi

学校の勉強から早い段階で「降り」ても、学校にいる仲間とつるみたいし、一応高卒までの学歴は取っておこうと籍を置いている「学校内不登校」とでもいうべき生徒が存在する。そしてこれは、不思議なことに税金の無駄遣いとかなんだと議論されることもない。

2019-07-18 08:09:46
イヌノオー@ @inunohibi

単に義務教育の無償がすっかり定着し、人々の間で「自然」なまでに馴染んでいるからだろう。奨学金も、さっさと法案を通してから時間をかければ、「自然」になるかもしれない。

2019-07-18 08:11:18
イヌノオー@ @inunohibi

#奨学金 やはり、奨学金問題を混迷させていることの一つに、今の日本人が大学の位置づけを見失っていることがあるだろう。昔は大学というのは、金持ちの子弟や、エリートだけが行くところだった。だから戦前、日本やフランスの植民地では、現地の大学の数も少なかった。

2019-07-17 23:11:33

(イギリスの植民地は、また別のタイプ。)

(修正)よく、日本が台湾や朝鮮半島で大学を立てたことが「功績」として紹介されるが、戦前の「帝国九大学」のうち、内地が東京、京都、東北、九州、北海道、大阪、名古屋で7校あるのに対して、外地は京城(現ソウル)、台北の2校だけだった。

(修正) 量だけ単純に比較しても、日本内地の3分の2にあたる面積を持ち、内地の日本人7300万人に対し、2200万の人口を抱える朝鮮(1940年時点)という地域に、大学が7対1というのは、つり合いが取れてないんじゃないのか?

イヌノオー@ @inunohibi

当時の教育政策立案者の本音は、「植民地の原住民なんて、初歩的な勉強ができるようになって、あとは事務員や工場労働者になればいい」というものだった。こういった異民族に対する「見下し」が、現在では親が貧しくて、大学に思うように進学できない子供に向けられている。

2019-07-17 23:14:16
イヌノオー@ @inunohibi

#奨学金 惑わされてはいけない。奨学金問題の本質は、豊かな家庭の子供だったら、ほとんどノーリスクで大学に行けるのに、貧しい家庭だったら、ちゃんと奨学金を返済できるかどうか、厳しくリスクを計算して大学に進まないといけないという、格差社会の問題である。

2019-07-18 07:06:03
イヌノオー@ @inunohibi

「返せないのは自業自得・・・」とか、ツイッターでごちゃごちゃ「議論しているだけ」の人が、この格差社会を是正してくれるわけがない。

2019-07-18 07:06:23
イヌノオー@ @inunohibi

「いい大学を出たものが本当に優秀な人材なのか」といった疑問はあるだろう。鳩山由紀夫元首相や、安倍晋三現総理は、外国の大学を卒業したが、それほど優秀にも見えない…。しかし一方で、彼らが環境に恵まれ続けて育った、「環境ガチャ」でSSRランクを引き続けた人間であることも確か。

2019-07-18 07:09:50
イヌノオー@ @inunohibi

どうしてこんな風に「議論」と「現実」が乖離しているのかというと、ネット特有の議論風土もあるかもしれない。「奨学金破綻」が問題として提起される、それがトレンドワード入りすると、「自己責任」「自業自得」という反論があらわれやすいが、そもそもすでに深刻な家庭間格差については、

2019-07-18 07:44:38
イヌノオー@ @inunohibi

議題に上がってないので、批判すらされない…。共産党やれいわ新選組のように、左翼政党が「所得税や法人税、相続税をガッポリ取る」というと、「非現実的」と検討されることもなく一蹴される。大きすぎる問題に対するあきらめと、細切れにされた批判に対する批判…、が堂々巡りになっていないか。

2019-07-18 07:45:01
イヌノオー@ @inunohibi

「奨学金徳政令」に反対なら、それも結構。しかし、反対するものは、現に不平等な今の社会について、対案を出すべし。「批判ばかり」では、何も生まれない。

2019-07-18 07:11:10