【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第228話「西征軍」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第13巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」01】 第228話です。献帝サイドによるクーデターを未然に防いだ曹操。ますますその権力は増大しましたが、未だ中国統一は果たしておりません。中でも大きな問題が、玄徳のいる蜀の存在です。

2019-07-23 12:33:56
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」02】 曹操は部下たちを呼びます。珍しく平服姿の夏侯惇、曹仁、張郃ら。夏侯惇は特に似合っていません。まあ、平時に鎧兜というのもなんですが。

2019-07-23 12:37:48
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」03】 蜀を放っておいては後の災いになる、と今のうちに玄徳を蜀から切り離す方法はないかと尋ねる曹操。夏侯惇は、それなら、まずは漢中をどうにかしないといけないと言います。漢中は蜀の玄関口みたいなものです。

2019-07-23 12:39:00
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」04】 漢中は唯我独尊を貫いておりましたが、それゆえ漢中を支持する国はなく、大軍で攻めれば簡単に打ち破れそうだという意見に曹操の肚は決まります。まずは漢中攻略と、西征の大軍が編成されます。

2019-07-23 12:40:26
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」05】 夏侯淵、張郃を先鋒に、曹操は自ら諸将を従えて中軍となり、曹仁、夏候惇は後陣となります。 曹操出陣の方は、漢中にももたらされ、騒然となります。漢中側は、連日の軍議の結果、漢中第一の要害である陽平関で魏の大軍を食い止める策に出ます。

2019-07-23 12:42:56
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」06】 張魯の弟、張衛を大将に、楊昴、楊任などの将が急ぎ陽平関に向かい、また山林に沿ってあちこちに砦を築き、魏軍を待ち受けます。 間もなく、魏軍の先鋒が到着。陽平関から15里前方に陣を張ります。漢の時代の1里は約400mとのことなので、約6km先ですか。

2019-07-23 12:47:38
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」07】 取り急ぎ野営をした魏軍。その夜は魏軍の兵士たちは疲れ切って休んでいました。眠ろうとした夏侯淵と張郃は、ドドドという地鳴りを聞きます。慌てて外を見ると、すでに陣には火が放たれていて、漢中軍が押し寄せています。

2019-07-23 12:49:41
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」08】 敵襲を知らせる間もなく、魏軍兵は散々に打ち破られます。夏侯淵はたまらず、陣を捨てて逃げるように指示します。命からがら逃げ出す夏侯淵と張郃。結果、寝間着のまま、中軍の曹操の前に出るという大失態となります。

2019-07-23 12:51:16
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」09】 許せん、なんのためにお主らに先鋒を任せたと思っているのか、と曹操は叱責します。戦場の場数を踏んでいるはずの夏侯淵と張郃。「遠路の疲れ勢は陣の夜討ちに用心」という兵法くらいわきまえていなかったのかと言われ、平伏するばかりです。

2019-07-23 12:54:27
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」10】 歴戦の勇士である、夏侯淵と張郃ですが、大軍を率いて油断したのでしょうか。曹操の叱責の言葉にただただ平伏するばかりです。曹操は、多くの兵士を失い、兵士の士気を損じた罪は重いと、二人に死罪を命じます。

2019-07-23 12:56:20
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」11】 慌てて曹洪が思い留まるように言います。そういえば、曹洪もかつて失敗して首をはねられそうになり、仲間に助けられたということがありましたが、今回は助ける側になりました。

2019-07-23 13:01:10
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」12】 漢中についてまだ一人の敵の将もとらないうちに、味方の将の首をとるとは、敵に利するだけという意見に、曹操はむむむ、と言って、とりあえず首をとるのは許す、手柄を立ててつぐなえ、と夏侯淵と張郃の二人に言います。

2019-07-23 13:02:49
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」13】 曹操は、敵の備えを自ら調べると言います。護衛は許褚と徐晃です。険しい道程に、これほどの要害の地と知ってれば出てくるところではなかったとグチを言う曹操。許褚はここまで来て弱音を吐くなと励まします。

2019-07-23 13:04:50
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」14】 高いところから張衛の陣を見た曹操。思ったよりも堅固な陣で、攻め落とすのは大変だろうと、攻略法を思案しますが、そこに銅鑼の音が鳴り響きます。漢中軍の伏兵が潜んでいたのです。囲まれた曹操は絶体絶命のピンチに。

2019-07-23 13:06:58
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」15】 許褚は、敵は自分が引き受けるから、主君を頼む、と曹操の護衛を徐晃に託します。急ぎ逃げる曹操。追おうとする漢中軍の前に立ちはだかる許褚。狭い道なので、一度に攻めることはできません。1対1では敵なしの許褚を前に、漢中軍兵士は敵いません。

2019-07-23 13:09:27
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」16】 網中の大鵬を逃したか、と悔しがりますが、引き揚げ命令が出されます。 こうして、許褚の働きにより曹操はあやうく死を免れますが、初戦は散々な結果となりました。

2019-07-23 13:10:55
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【横山光輝「三国志」講座228「西征軍」17】 曹操の漢中攻略はまだ始まったばかりですが、大軍で攻めれば一気に片がつく、という状況ではありません。果たして曹操は次の一手をどうするのか…。続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2019-07-23 13:12:36