スポーツの緊張した場面でベストパフォーマンスを出すには

スポーツ心理学
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西川 匠🌏鰹BAR for Sports @physio_tennis

また、ここまでの話でトレーナーやPTの方はピンと来たかもしれませんが。 セルフ1の正体は主に大脳皮質の高次脳機能であり、セルフ2は大脳運動野,感覚野から始まる小脳系回路であると考えられています。 スポーツはコンマ数秒の世界なので、セルフ2の回路が優位になる方が良いのは頷けますね。 pic.twitter.com/gWxuoimolZ

2019-07-26 22:17:04
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西川 匠🌏鰹BAR for Sports @physio_tennis

【日常でできる訓練法】 さて、インナーゲームの理論と実際を知った上で、どんな時もベストパフォーマンスを出すための練習について僕なりの意見を解説して終わりにします。 繰り返しですが、セルフ1が黙るには「judgmentをしないこと」が最重要で、そのためには『今ここに意識を傾ける』ことです。

2019-07-26 22:19:42
西川 匠🌏鰹BAR for Sports @physio_tennis

例えば、最も単純な「ボール投げ」で考えると。 遠くのマトを狙って、ボールを投げる。 その時、何かしら自分にしっくりくる感覚を意識すること。(指のかかりとか、腕のふりとか、股関節の使ってる感じとか) この感覚はなんでも良いですが、ここで「judgment」をしないことが大切になりますね。 pic.twitter.com/l5vAfiblzR

2019-07-26 22:22:29
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西川 匠🌏鰹BAR for Sports @physio_tennis

「腕の振りをこうしたら、マトより◯㎝右にいった」 「少し修正したら、今度は飛距離が◯m短くなった」 など、マトに当たろうが当たるまいが、ありのままの事実とその運動感覚に意識を傾け続けること。 これが「今ここに」意識している状態であり、これが長く続くと「集中」になります。

2019-07-26 22:23:50
西川 匠🌏鰹BAR for Sports @physio_tennis

これを続けている間は、セルフ1は黙って見ていて、セルフ2がのびのびとプレーしている状態です。インナーゲームの理想の形です。 そしてこれができると、その運動感覚はセルフ2(厳密には小脳FF,FB回路)に蓄えられていきます。 つまり、自分の「確固たる感覚」を身につけることができてきます。

2019-07-26 22:26:05
西川 匠🌏鰹BAR for Sports @physio_tennis

これを何日も何ヶ月も繰り返していくことで、あなたのセルフ2に確固たる感覚として定着していき、緊張した場面でも頼りにしてプレーすることができるようになってきます。 これが、 『緊張した場面でベストパフォーマンスを出す方法』 だと、僕は考えています。

2019-07-26 22:27:36
西川 匠🌏鰹BAR for Sports @physio_tennis

余談になりますが、昨日のブログでは、僕が試合帯同で心がけていることを書きました。 その中に、アップなどで選手の「今ここに」に意識を傾けるのを大事にする、と書いたのですが、それは今回の一連の意味合いが込められています。 takuminishikawa.com/blog/gamega

2019-07-26 22:29:43
西川 匠🌏鰹BAR for Sports @physio_tennis

今日のコラムは以上になります。 インナーゲームは、提唱されて50年近く経った今でも、色褪せず現場の理論として使われています。 時間があれば、本などで一次情報を見ていただくこともオススメします。 新しい発見があるかもしれませんよ。 最後まで読んでいただきありがとうございました!!

2019-07-26 22:32:02
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