《原発事故への対処は数世代では終わらない》

自己ツイートをまとめました。 もうそろそろ、原発事故の深刻さと対処に必要な期間の長さを認めましょう。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

原発事故発生から8年半経過してもなお 事故発生直後から私には理解できていることを、 日本国民全部、特に事故原発に近い(半径200㎞程度)の住民に納得してもらうのは難しい。 最低でも数百年、事故発生前の放射能汚染状況には戻らない。 戻す方法はない。 頼むから、勉強して、確認してほしい。

2019-08-12 23:55:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

東電福島原発事故発生以前の環境に戻すことは、 最低でも私たちの死後、数世代は必要だ。 そんなこと、私だってイヤだ。 滑津川で水遊びし、塩野川や阿武隈川で川魚を捕まえた子どもの頃のように、 放射能など気にせずに遊べれば、どんなにうれしいだろうか? でも、無理なものは無理だ。

2019-08-12 23:55:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

だけど、原発事故は発生してしまった。 放射性物質は世界中にばらまかれ続けているし、 いつになったら放出が止まるかもわからない。 ばらまかれた放射性物質が無害化されるには、 現状、物理法則通りに考えると1万年以上必要なのだ。 数百年、というのは無茶な希望的観測になる。

2019-08-12 23:55:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

理解してほしい。 今も続いている東電原発事故は、もし明日完全に終息できたとしても、 既にばらまかれた放射性物質を無害化するだけで、1万年以上かかるのだ。 そして現実には、事故を終わらせる方法さえも見つからない。 これ以上悪化させないでいる方法さえも、見つかっていない。

2019-08-12 23:55:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

東電原発事故は、あと数年で 汚染水をため続けることができなくなる。 原子炉があった場所を更地にする形の「廃炉」が不可能だと認めるしかなくなる。 原子力ムラ、日本政府、福島県庁がそれを公表することを許さないので、 今は認めていないだけだ。

2019-08-12 23:55:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

東電と政府と福島県庁と原子力ムラが、 「原状回復できない」と認めるのを何とか先延ばししていることを、 原発事故避難者の何割かと、避難しなかった人の何割かは知っている。 認めない理由が「責任を取らないため」だということも。

2019-08-12 23:55:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

誰が責任を取るかには無関係に、 原発事故でばら撒かれる放射性物質は、 生物に影響を与える。生物には人間も含まれる。 どのような影響かは、これほど広範囲で、これだけ長期間、被曝防護もせずに人間が生活した記録はないので、想像が難しい。 影響は遺伝子に及ぶので相当長期に、多分永久に影響する

2019-08-12 23:55:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

まず、原発事故でばら撒かれている放射性物質が、人間を含む生物に影響するということを、日本の将来を考える時の前提にしよう。 そのうえで、何をどう対応するのか、その為に必要な準備は何か、相談しよう。 相談するためにもまず、変えられない事実を、この原発事故は史上最悪だと、認めよう。

2019-08-12 23:55:24
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

今、ベラルーシやウクライナで起きている健康問題を参考にしよう。 あちらの方が25年早く事故が起きたので、 参考にできることがきっとあるはずだ。 例えば事故から33年経過した今、再び甲状腺がんが増加してきたことなど、 備えるべきことはたくさんあるのだから。

2019-08-12 23:55:25