玉屋式長文読解問題の解き方
- tama8_shuu5
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あくまでも自宅学習時の話です。
@L958IxkgTsZMCbi 文章読解力をつけるには、まず「精読」が大事だと思っています。つまり、一度時間を気にせずにじっくりと問題文を読んでみることです。
2019-08-23 18:22:28@L958IxkgTsZMCbi 模擬試験や問題集などであれば、解答・解説が載っていると思いますので、一度それに従って、文章全体の構成、指示語で示されている内容、筆者の最も主張したい部分などの要素を分析してみてください。
2019-08-23 18:22:59@L958IxkgTsZMCbi 最も効果的なのは、問題文を一度コピーして、徹底的に解答・解説の内容を書き込んで見ることです。教科書も同様です。一度コピーして、先生が黒板に書いた内容をノートから書き写すなどしてみてください。
2019-08-23 18:23:20@L958IxkgTsZMCbi この際、矢印や傍線などの記号はどんどん使ってください。ただの文章が、視覚的に分解されていきます。マーカーを使うのもおすすめですが、あまり色を多用すると見づらくなってしまうので、せいぜい2色程度に抑えたほうが効果的です。
2019-08-23 18:23:43@L958IxkgTsZMCbi 一見無駄に思えるかも知れませんが、一つの文章を徹底的に読むという経験を繰り返すことで、どんな文章が出てきても読み解ける、本当の読解力が身に付いてきます。
2019-08-23 18:24:03@L958IxkgTsZMCbi 扱っているテーマは違っていても、例えば筆者の最も主張したい部分で使われるフレーズや文型というものは、国語の問題の場合、不思議とどれも似通っているもので、応用は効くと思います。
2019-08-23 18:24:26試験問題や教科書に解答・解説を書き込むことで、自分だけの参考書ができます。
試験本番中は、問題で示された箇所の前後に注力してください。とはいえ、速読に自信があるなら、はじめに問題文全体にさっと目を通すことで問題が解きやすくなります。
@L958IxkgTsZMCbi また、手っ取り早く問題を解こうとするなら、「書いてあることをそのまま使う」ことがポイントになってきます。
2019-08-23 18:24:44「書いてあることをそのまま」、つまりは筆者が主張している部分を見つけるということです。
@L958IxkgTsZMCbi 例えば「私はカレーを食べるのが好きです」という問題文があるとして、正解は以下のどれだと思いますか? A:私が好きな食べ物はカレーです。 B:私はチキンカレーが好きです。 C:私はハヤシライスが好きです。 D:私はカレーが嫌いです。 もちろんAですね。
2019-08-23 18:25:18@L958IxkgTsZMCbi Bは一見正しそうですが、「チキン」という余計な情報が入っています。Cは一見似ていても別の内容です。Dは全く逆のことが書いてありますね。
2019-08-23 18:25:42@L958IxkgTsZMCbi これは非常にかんたんな例ですが、国語の選択問題の選択肢はこのように、「正解」「正解+余分な情報」「似ているが別のもの」「本文と逆のこと」といったパターンが多いです。
2019-08-23 18:26:03@L958IxkgTsZMCbi これも解答・解説の中でなぜその選択肢が誤っているのか、詳細に書いてあると思いますので、一度徹底的に読み込んで見てください。
2019-08-23 18:26:24センター試験の過去問の解説などは、特に良い参考になると思います。正解とされた選択肢を分析することで、記述式試験でどのように解答文をまとめれば良いかという例にもなります。
@L958IxkgTsZMCbi 記述問題も難しく考える必要はありません。「書いてあることをそのまま」使ってください。あなたは別に環境問題やルネッサンス美術の専門家である必要はないのです。求められているのは、筆者が言いたいことを読み解く読解力です。
2019-08-23 18:26:44@L958IxkgTsZMCbi 極端な話、筆者が「戦争は経済や技術を刺激するので良いことだ」と書いてあったら、たとえあなたが「戦争反対」と思っていても、「戦争は良いことだ」と回答してください。余計なことは考えてはいけません。
2019-08-23 18:27:03@L958IxkgTsZMCbi このように筆者が「~は~である」と記述しているところを見つけたら、解答欄にそのとおりに書いてください。もちろん、句読点や接続詞を使うなど、うまく文字制限内に収まるよう調整してください。目安は指定された文字数の8割前後です。
2019-08-23 18:27:24@L958IxkgTsZMCbi この「精読」と「書いてあることをそのまま使う」は、現代文に限らず、古文、漢文、英語などの長文読解問題全般に使える勉強法だと思っています。お役に立てれば幸いです。長々と失礼いたしました。
2019-08-23 18:27:48