[R-18]拷問塔の悪魔王子と尼騎士の物語

映画の「プリースト」見た?見た?
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帽子男 @alkali_acid

闇が膨れ上がり、瘴気の煙となって爆発すると、あたりに散っていった。 本人も予想だにしなかった圧倒を成し遂げてから、尼騎士は喘ぎつつ、ネフィリムの火に耐え切れず折れひしゃげた得物を離した。拷問塔を見上げ、そこに転がるだろう同宗の躯に向かって告げる。 「見たかよ」

2019-08-27 00:58:18
帽子男 @alkali_acid

次いで音楽プレーヤーを拾って、イヤホンを手に取り、ためらってから耳に入れる。 「んっ…く…ぁ」 記憶と条件反射が、六尺五寸の身を震わせ、どうにかこらえる。 「…く…んっ…」 こらえられてない。

2019-08-27 01:00:02
帽子男 @alkali_acid

「何が結婚だ…あやうく…」 「あやうくー?」 「…っ?!」 脇の下を指が走り抜け、くすぐったさが引き金になって、失禁し落涙しながら尼騎士はへたりこむ。ベビードールのフリルと三編が勢いよく跳ねる。

2019-08-27 01:01:33
帽子男 @alkali_acid

「スクセ…てめ…どこまで…しぶとい…」 あえぐ女丈夫に、男児が蝙蝠の翼を開閉させながらふわりと近づく 「んふふー♪そちが神の僕のままだったら、余は消えてたかもー」

2019-08-27 01:05:04
帽子男 @alkali_acid

「俺は…神の花嫁…」 「ちがう♪かんじたぞ♪堕ちた魂のいぶき」 スクセのほっそりした指が、そっと相手の幅広い肩をなぞると、また黄金の炎が反発するように上がるが、かすかに黒い煙が混じっていた。 「もう闇にのまれた。余のものだ」 「…ふざ…け…」 「名前。教えて?」 「…あっ…」

2019-08-27 01:08:33
帽子男 @alkali_acid

「教えて?」 「シン…バツ…」 「シンバツかー。良い名。今より永久に余のどれー…かちく?おもちゃ…ぜんぶと、あと、花嫁ぞ?」 「なる…わけねえだろうが!クソ悪魔が」

2019-08-27 01:11:16
帽子男 @alkali_acid

以来、堕ちた尼騎士シンバツは拷問塔で暮らしている。 悪魔王子の奴隷だか家畜だか玩具だか花嫁だかとして、毎日こちょこちょだか、かゆかゆだか、あつあつだか、ひえひえだか、びりびりだか、ねとねとだかの責苦に遭いながら。一番多いのはあまあまだが。

2019-08-27 01:15:28
帽子男 @alkali_acid

塔は古代の人間が作ったしかけのせいで、天使も悪魔も近づかない。 稀に悪魔教団や天使修道会に属する人間が探索に来るが、どちらもシンバツが叩き潰す。 たわわな乳房と肉置き豊かな尻をあらわにして、両手両足だけ甲冑でおおい、フレイルを振るって黒と金のいりまじった炎をまとわせて。

2019-08-27 01:17:22
帽子男 @alkali_acid

耳にはイヤホン。ホーリーメタルが爆音でかかっているが、悪魔の誘惑を遠ざけるためでも、天使の加護を得るためでもない。ただ昂りに身を任せるため。 返り血を浴びて塔に戻ると、小さな花婿だか飼い主だか持ち主だかが出迎える。 「きょーはどっち」 「天使」 「きもちよかった?」 「ああ…」

2019-08-27 01:19:36
帽子男 @alkali_acid

「つぎはいっしょにやろ!」 白魚のような指をうごめかせて、すでに濡れそぼった谷間をかきまぜてやりながら、スクセはシンバツを誘う。 「…それより…さっさと…今日の拷問(ほうび)をよこせ…クソ…悪魔の…旦那様」

2019-08-27 01:21:41
帽子男 @alkali_acid

悪魔王子の華奢な肢体が勢いよく突き上げるつど、尼騎士は再び逞しさを取り戻した巨躯をねじれくねらせ、近頃いっそう重みと張りを増した胸毬を弾ませつつ、獣じみて吠える。耳にはイヤホンがはまって、聖なる音楽を絶え間なくあふれさせている。

2019-08-27 01:24:20
帽子男 @alkali_acid

終わると新妻は花を浮かべた琺瑯びきの浴槽で汚れを落とし、ベビードールに着替えて天蓋つきの寝台に入る。新しいぬいぐるみも抱く。テレビでは遠い昔の女児アニメが流れる。隣にはちっぽけな新夫がもぐりこんでいる。 「ぷりてぃ」 「ぷりてぃじゃねえよ…ほら…」

2019-08-27 01:27:11
帽子男 @alkali_acid

接吻をねだる長躯のおとめに矮躯の少年はためらいなく唇を与える。 あまあまのときは焦らさない。 永遠の虜囚はまつげを伏せ、悠久の看守にすがりつきつつ、明日はどんな拷問を受けるのかと密かにまた胸を高鳴らせるのだった。

2019-08-27 01:30:30
帽子男 @alkali_acid

拷問塔は古代人類の叡智なのでほかに「なんかちょっと甘くて黒っぽいダシのウドンだけが“さぬき”と銘打って無限に出てくる装置」とかもある。

2019-08-27 01:36:53

関係あるようなないような

まとめ [R-18]強くて凛々しい巨乳人妻天使がチン負けして無様アクメするやつが見たい ウナギは蒸すとか、じっくり焼くかして脂おとさないとおしいくないって。うん。そうかもなあ。 11554 pv 10
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