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2010年4月13日

怖ろしい「収容所」の実態 - 西日本入管センター

11畳ほどのビニール畳の部屋に収容者10人。敷き布団はなく毛布だけ。そんな環境に一年半も外に出られず閉じこめられたまま? 健康状態の悪い人が続出するも、治療はおざなり。これはどこの収容所列島の話ですか。驚愕するとともに呆れました。
manaknys 58346view 19コメント
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  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 14:34:17
    JRで茨木市から車で15分くらい、小高い丘の中腹、浪速少年院をもう少し上ると西日本入管センターにたどり着く。凹型の建物は建ってまだ若く、病院を思わせる造りで清潔だが、人の気配がせず、無機質で静か。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 14:35:15
    もうピークをすぎたけれど周りには桜の木が植わっており、高台からの景色も相まってとてもよい眺めで、中庭も含めて手入れは行き届いている。しかし収容者がそれを楽しむことはない。トイレ洗面所込みで11畳の部屋におよそ10人が押し込められているが、部屋に窓はなく、外出の許可も下りないから。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 14:40:09
    現在約130人ほどが収容されているが正確な人数はわからない。入管が応えることはないので、支援者の地道な聞き取りのからなる推測である。さらに新たな収容者、強制送還での帰国、病死、自殺者も出るので人数は一定しない。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 14:44:39
    収容者はA、B、C、D棟に分けられる。A、Bが男性。Cが女性で割合は男10:3女くらいとのことだがこれも推測。D棟は早期帰国が決まっている短期滞在者用の収容施設と、懲罰房からなる。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 14:53:29
    面会を申し込むには申請用紙を記入する。氏名、年齢、住所、面会目的、面会者との関係。そして身分証明書を提示する。外国人登録証であればその番号も記入する。ロッカーでメモとペン以外の物はすべて預けなければならない。差し入れも事前に検査を受けて職員から後で渡る。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 14:54:35
    制服を来た入管職員の立会の元、面会は執り行われる。面会側と収容者は透明のアクリル板を挟んで会話する。両側共に、出入口のドアは外から鍵がかけられてしまう。入管職員は会話の内容を聞きながらメモを取る。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 14:58:37
    今日は二度に渡って三名ずつ、計六名と面会したのだけれど、普段は一人ずつじっくり聞取りが出来る。今日は以前からのハンストで体調不良の収容者が増え、その重篤度を調べるために複数での聞取りとなった。一番印象に残ったスリランカからやってきたNさんについて記す。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:02:28
    スリランカからやってきたNさんはこの西日本入管センターに収容されて1年と1ヶ月になる。最初の三人の中では一番の笑顔である。彼の体調について聞いた。「どこが痛むの?」「左胸から肩だね。たまに上がらなくなる。膝も痛い。歩くこともできないしトイレにいくこともつらい」
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:14:05
    「治療はしてもらった?」「ちょっと前にようやく。警察病院でMRIを。薬をもらったけど、けど副作用がつらくてつらくて今は飲んでない」「他には?」「おしっこがでないんだ」(※収容者には排尿障害が異常に多い)
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:15:03
    「薬は何を処方されてるの?」「ハルシオンに…セルニルトン」「副作用がつらいっていってたけど」「胃が痛い。ご飯が少ないからもあるけど…何回も医者にいったけど、聞いてくれない」「他には?」「バファリンをくれるだけ。入院したい。医者は歩くなというけれど、こんな固いところで寝られない」
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:15:19
    ある曜日に決まった医者が往診にやってくる。彼らの間でカルテの受け渡しは明らかにスムーズではないので、治療も一貫したものが行われない。三名が代わる代わるやってくるらしいが、うち一人は眼科医である。「眼科医は変だ。頭が痛いといっても目薬。喉が痛くても目薬」「ほんと?」「ああ」
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:17:00
    「もう膝も痛いし左腕は痛いし、ここ一週間まともに寝てないしおしっこも出ない。お腹も痛い」「医者は歩くなって?」「膝が悪いから歩くなって。けどこんな狭い部屋でどうしろっての? 外にも出れないし、固い畳で腰まで痛くなってきた。敷き布団もない。毛布だけでさ。外に出たい」
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:18:33
    「いま何が一番つらい?」「子供に触りたい。もう一年以上触れてない。あと体を治したいよ。外に出たとき、子供と一緒に遊びたいからさ。元気になって外に出て、子供と遊びたい。もうそれさえかなえば何でもいいよ。そのためなら俺がんばれるさ。がんばれる」
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:21:41
    続いて同じくスリランカのBさん。「やあ。体調は大丈夫?」「だめだね。腰が痛いんだ。めまいと頭痛もひどい」「昔から?」「いや、ここに収容されてからだね。ここにきてから体はガタガタ。痛いといっても嘘だ、とか決めつけられる」Bさんは収容されて1年以上になる。拘禁反応の疑いがあった。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:23:17
    「薬は?」「目薬(笑)」「ほんと?」「目薬! 効かないよ。つらいまんまだ」「今って弁護士いるの?」「いない」「大丈夫なの?」「いま難民申請の途中なんだ。前申請が却下されて、その異議申し立て中。弁護士雇うのはその結果が出てからにしよう、って」
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:25:32
    「腰の痛みは?」「痛いね。バファリンと湿布をもらったけど、こんな固い床(※室内はビニール製の畳)じゃあ何したって痛いだけ。めまいと頭痛ももう六ヶ月間ずっと続いているんだ。早く外に出たいね」
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:29:35
    バングラデシュからやってきたCさん。「やあどうも。今日は来てくれてすごい嬉しい」「Cさんは体調はどう?」「俺は頻尿と、高血圧」「病院へは? なんとか警察病院で見てくれた。処方された薬はこれ(メモを見せる。スピロベント、ベシケア、セイシンレンシインの表記)」
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:32:23
    「治ったの?」「まったく。副作用もきついから医者にいったら、もうお前は治らないって言われたんだ。それでも飲むか飲まないかはお前の自由だ、ってさ」ベシケアは頻尿や尿失禁に効果があるが、セイシンレンシインは利尿を促す。全く逆の作用を及ぼす二種類の薬を彼は処方されていた。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:34:55
    「血圧は?」「177/106」「高いね」「レニベースって薬を処方されたけど、これも副作用がきつくて…」レニベースの副作用に、腎機能への悪影響が知られている。排尿障害のCさんに処方してよい薬かどうか、医者は何をもって判断したのだろう。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 15:39:13
    その後1時間という限られた面会時間のギリギリまで「とにかく処方された薬のメモ、不当な扱いを受けた時もメモすること。体調が悪い時は申請書をだしまくって。それだけは絶対守って」と支援者の方は念を押していた。「わかった」と笑顔の三人。がんばる。がんばる。と何回も頷いていた。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 16:11:25
    一度目の面会を終えると、またロビーへ戻される。再び申請用紙に記入して、次はビルマ=ミャンマーの人たちと会うことに。(以下ビルマで統一する)待たされている間に、他の支援者の方々と連絡先を交換したり、話していた。カトリックのシスターも支援者の一人。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 16:13:37
    ここで私はようやく落ち着いて館内を見た。「面会の心得」なるものがある。暗号は言うな。隠語は使うな。差し入れはここでするな。などなど。日本語、韓国語、英語、中国語の四ヶ国語で記されているが、収容されている人々の中で、これらの言葉を母国語とするものはすでに少数者だ。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 16:15:40
    入管センターがそもそも在日朝鮮人韓国人中国人を主に扱っていた時代はとうに昔である。ロビーで面会を待つ収容者の家族の方々もアフリカ系、ラテンアメリカ系、そして東南アジアがほとんどだ。こんな掲示一つ取ってもそうなのだから、施設全体がニューカマーに対応しているとはとても思えない。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 16:17:51
    やがて呼び出され、今日二度目の面会へ。ちなみに面会室への通路はたった一つのドアで区切られているのだけれど、一度面会へ入るとそこの扉も鍵をかけられてしまう。徹底的な隔離が施されている。
  • ぼん @Bong_Lee 2010-04-13 16:19:52
    アクリル板の向こうにやってきたのはビルマからやってきた三人。Tさん、Iさん、Dさん。彼らの昼休みを損なってはいけないので、体調聞取りはかなり早足だった。この中で最も重篤なのはもっとも若いIさんだった。
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