【横山光輝「三国志」講座244「風雲」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第244話「風雲」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は大判・横山光輝「三国志」第13巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座244「風雲」01】 第244話です。曹操打倒の謀反劇はあっけなく潰えましたが、魏の蜀の緊張関係は続いております。蜀の漢中侵攻の動きに対応すべく、派遣されたのが曹洪率いる5万の兵です。漢中から蜀の堺に集結させます。

2019-10-08 12:50:00
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」02】 一方、蜀の守りは、巴西(はせい)は張飛、下弁(かべん)は馬超が守っています。まずは、馬超の動きから。呉蘭に先手を命じ、物見に出しますが、いきなり曹洪率いる魏軍にぶつかります。偵察なので呉蘭側は少数。普通にいったん退却を考える呉蘭です。

2019-10-08 12:52:14
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」03】 ところが、血気にはやったか、部下の仁雙(じんそう)が、敵に会って一戦もせずに逃げたとあっては物笑い、敵の英気をくじいてから引き揚げるべき、と主張します。この意見によし、とやる気を見せた呉蘭は、攻撃を命じます。

2019-10-08 12:54:20
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」04】 しかし、この一戦はあまりに無謀。呉蘭は魏軍を甘く見すぎておりました。魏軍の勢いは凄まじく、仁雙はあっという間に討たれ、呉蘭の隊は追い散らされます。ほうほうの体で逃げ出す呉蘭。なんとか脱出ができたようで、馬超のところに復命します。

2019-10-08 12:55:54
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」05】 呉蘭の軽率な行動を諌める馬超。自分は渭水で魏軍と戦っているから、あの強さをよく知っている、と言い、以後勝手な真似をするな、と厳命。すぐに成都に使者を出し、指図を仰げと呉蘭に言います。その後は、砦にこもって籠城態勢。

2019-10-08 12:57:46
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」06】 動かない馬超に、謀略の匂いを感じた曹洪は、いったん南鄭(なんてい)まで引き揚げることにします。ところが、魏軍にも血気に逸った者がおります。南鄭城に引き揚げた後、曹洪に意見具申をするのが張郃(ちょうこう)です。

2019-10-08 13:01:51
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」07】 張郃は曹洪に勝ち戦なのになぜ引き揚げたのか、と尋ねます。馬超の強さを実感している曹洪。猛将である馬超が自分たちを前に動かないのはおかしいと考えています。また、曹操の命令は、蜀を攻めることではなく、蜀が漢中に攻め込むのを防ぐことだと言います。

2019-10-08 13:05:18
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」08】 納得がいかない張郃。馬超は豪傑だが、それ以上に曹洪は馬超の名を恐れていると言います。馬超や張飛を甘く見ている張郃は、自分に三万の兵を貸してくれれば、張飛の軍を叩いてみせると言います。

2019-10-08 13:07:30
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」09】 ついには曹洪を臆病者呼ばわりする張郃。将兵の士気が落ちるとまでいう始末。曹洪は、そこまで大言を吐くなら兵を与えてもよいと言います。そのかわり、もし敗れたらどうする、と曹洪。張郃は、その時はどう罰せられても恨みには思わないと言います。

2019-10-08 13:09:26
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」10】 こうして張郃は意気揚々と三万の兵を連れ、巴西へ向かいます。張郃は自分が総指揮官として意のままに作戦し、好きなように戦ってみたかったのです。さっそく張郃はやりたい放題始めます。

2019-10-08 13:11:02
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」11】 まず山の要害に3つの砦を築かせます。岩渠寨(がんきょさい)、蒙頭寨(もうとうさい)、蕩石寨(とうせきさい)と名付け、半数の兵を砦に置きます。残りの1万5千の兵を率いて巴西に向かう張郃。巴西の砦は張飛が守り、副官として雷同が控えていました。

2019-10-08 13:16:30
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」12】 張郃が1万5千の兵を引き連れてきたと聞いた張飛。蟻のように踏み潰すか、それとも守って戦うか、という二択に対し、雷同は、地勢が険しいところだから、出かけていって不意をついた方が面白いかもしれないと言います。

2019-10-08 13:18:07
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」13】 張飛は雷同に5千の兵を連れて行くように言い、自分も5千の兵を連れて行くとことに。早速張飛と雷同は巴西を発ちます。張飛の兵は閬中(ろうちゅう)の山間で張郃の兵と出くわします。相手が気づかないうちにと、攻撃を命じる張飛。

2019-10-08 13:20:37
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」14】 張飛の軍に気づいた張郃も応戦を命じます。双方激しい戦いが繰り広げられますが、張郃の後ろや谷間から蜀軍の銅鑼が鳴り響きます。大軍に取り囲まれてしまうと考えた張郃はひとまず引き揚げるように命じます。

2019-10-08 13:22:44
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」15】 追撃してくる張飛に対し、挑発に乗らずに引けと自軍に命じる張郃。しかし、部下の一人が、援軍と思われる山と谷の蜀軍の動きがおかしいと気づきます。ただ旗を振っているだけで動こうとはしないと擬兵を疑います。しかし、気づいた時にはもう遅し。

2019-10-08 13:25:39
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」16】 一旦崩れたた陣形はすぐには戻りません。張郃は岩渠寨に逃げ込むと、固く門を閉じてしまいます。こうなるといくら張飛でもどうしようもありません。

2019-10-08 13:27:49
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」17】 さんざん張郃に対し罵声を浴びせますが、扉の門はしまっったまま。張飛はこうなれば根比べだ、と陣を張るように言います。それでもなかなか動く気配を見せない張郃。

2019-10-08 13:29:26
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」18】 動かない敵に対し、じっくりと取り組むことにした張飛。雷同にひとつ思い知らせてこいと命じます。だが、敵に計略があるかもしれないから、早まったまねをするな、と雷同に注意を与える張飛。

2019-10-08 13:31:08
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」19】 雷同は再び張郃に罵詈雑言を浴びせます。ところが、張郃は城壁の上で酒盛りを始めます。バカにされたと見た雷同はたまらず城を攻撃させます。城壁をよじ登ろうとする蜀軍。張郃は岩や丸太を落として、蜀軍の侵入を防ぎます。

2019-10-08 13:33:41
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」20】 雷同は慌てて引き揚げるように言いますが、かなりの損害を出してしまいました。 張郃は、少しでも近寄ってきたら、いつもこの有様だ、と高笑いします。

2019-10-08 13:35:03
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」20】 やはり計略があったか、と張飛。相手が備えが十分なら、うかつに近付けんと言います。 敵がそういう手をつかうのであれば、こちらも敵の目の前で、酒盛りをしようと言い出します。

2019-10-08 13:49:13
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【横山光輝「三国志」講座244「風雲」21】 結果、両軍、敵の前で酒盛りを始めてしまいまいした。膠着状態となったこのと戦い。果たして戦いの帰趨はどうなりますか…。続きはまた次回です。 今回はここまで。

2019-10-08 13:50:43