#jalp_529

2011/5/29 日本言語政策学会緊急研究報告会「災害・震災時、情報弱者のための言語政策について考える」のtsudaりをまとめました。
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土井佳彦 @doiyoshihiko

まもなく、日本言語政策学会緊急研究報告会「災害・震災時、情報弱者のための言語政策について考える」がはじまります。ハッシュタグ「 #jalp_529 」でtsudaります。 #jalp_529

2011-05-29 13:01:06
土井佳彦 @doiyoshihiko

プログラムはこちらから御覧ください。http://jalp.jp/wp/?p=274 #jalp_529

2011-05-29 13:01:42
土井佳彦 @doiyoshihiko

この報告会は、手話通訳付きで行われています。#jalp_529 http://twitpic.com/53zefi

2011-05-29 13:13:40
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土井佳彦 @doiyoshihiko

はじめは、京都光華女子大学の河原俊昭氏より「地方自治体の言語サービス」です。 #jalp_529

2011-05-29 13:14:21
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:言語サービスという概念自体新しもの。外国人住民の増加に伴って言語に関して何らかの制作が必要だという認識が1990年代から生まれ、自治体の情報提供や地域の日本語教育などが進められてきた。 #jalp_529

2011-05-29 13:17:01
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:言語政策とは、公的機関が行う言語に関する政策。例えば、ある言語の普及を測るために、書記法の改良を行ったり、新語を付け加えたりすること。「言語政策」の主体は国(政府)。「言語サービス」の主体は自治体(地方行政)。 #jalp_529

2011-05-29 13:19:10
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:言語政策には、特定の言語に優位性をもたせたり、同化に向かわせたりする一面がある。 #jalp_529

2011-05-29 13:21:07
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:今回の震災においては、「がんばろう日本!」「団結は日本人の力!」ということばがメディアで多く見られるが、その中には外国人被災者や、復興支援に尽力する外国人のことが忘れられているように感じる人もいる。 #jalp_529

2011-05-29 13:22:39
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:南三陸町では、言語サービスの中心となるべき自治体自体が大きな影響を受けた。こういうときに、だれが言語サービスの提供を行うのか。 #jalp_529

2011-05-29 13:23:55
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:今回の震災の特徴-「日本」のイメージが溢れる、自治体自体が大損害を受け言語サービスが困難となった、未だ死傷者の実態がつかめておらず外国人住民への配慮をする余裕がない、外国人住民の大量帰国、国内外の外国人からの多くの支援があった、等。 #jalp_529

2011-05-29 13:27:08
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:とりわけ、言語サービスについては、NPO等民間によるインターネットを通じた多言語情報提供が盛んに行われた。 #jalp_529

2011-05-29 13:28:21
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:言語サービスを行う上で、災害前の対策として、外国人住民の所在把握、ネットワーク形成支援、リーダー的人物との日常的な情報交換、外国人とつながるボランティア団体等との関係づくりが必要。 #jalp_529

2011-05-29 13:30:22
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:災害時・後には、情報不足によるパニックや風評被害の防止、各国大使館・領事館等との連携、外国への的確な情報発信が必要。 #jalp_529

2011-05-29 13:31:39
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:自治体が大きな被害を受けた場合には政府や民間による言語サービスも必要となる。また日常的な言語サービスがなければ、外国人を同化させるか、日本社会にありながら日本人社会と分離した外国人だけの言語社会を形成するかしかない。以上。 #jalp_529

2011-05-29 13:34:02
土井佳彦 @doiyoshihiko

つづいて、日本手話研究所の中山慎一郎氏より「聴覚障害がい者への情報提供のあり方」 です。#jalp_529

2011-05-29 13:35:03
土井佳彦 @doiyoshihiko

中山:震災後、手話を使う聴覚障がい者150名にアンケートを行った。一番理解できるのは日本手話59%、日本語対応手話25%、書記日本語10%、口話3%、その他3%、年代や聴覚障碍になった時期によって理解できる手段が異なる。 #jalp_529

2011-05-29 13:38:16
土井佳彦 @doiyoshihiko

中山:震災発生直後に困ったことは(MA)、1.メールが届かない、2.交通の乱れ、3.情報が得られない、ことだった。 #jalp_529

2011-05-29 13:41:29
土井佳彦 @doiyoshihiko

中山:交通の乱れについて、電光掲示板が止まると駅員は口頭でアナウンスする。しかし、聴覚障がい者はそれを理解する手段がないため困る。 #jalp_529

2011-05-29 13:42:41
土井佳彦 @doiyoshihiko

中山:どうやって情報入手したか、1.手話ニュース、2.DNN(Deaf News Network)、3.テレビの字幕、であった。 #jalp_529 http://ht.ly/55jNC

2011-05-29 13:45:11
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:これらの回答も、理解手段(日本手話、書記日本語・・・)によって異なる。また、手話ニュースは決まった時間にしか見られないが、DNNやtwitterは見たい時に見られるという点がよかった。 #jalp_529

2011-05-29 13:46:52
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:首相官邸での記者会見における手話通訳(日本語対応手話)への聴覚障がい者の反応は、日本手話群は72%が理解不可、日本語対応手話群でも52%が理解不可とのことだった。 #jalp_529

2011-05-29 13:48:20
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:理解不可の理由は、1.画面が小さすぎるが約半数、2.手話自体が難しい、3.使われる単語が難しい、だった。 #jalp_529

2011-05-29 13:49:17
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:海外では、話者のすぐ横に手話通訳者を立たせるが、官房長官の記者会見では少し離れたところに立たせ、1/16の画面(ワイプ)で映すため、小さなテレビで見ている人は非常に見難かったようだ。 #jalp_529

2011-05-29 13:51:57
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:通訳の仕方については、「表情がわからない」、「NMS(文法)がわからない」という意見があった。 #jalp_529

2011-05-29 13:53:11
土井佳彦 @doiyoshihiko

河原:単語が難しいという点については、聴覚障がい者が習う手話語彙は高校までに習うものがほとんどであり、今回の震災情報はそこに含まれない(習わない)ものが多かった。 #jalp_529

2011-05-29 13:55:25
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