思いもよらないの恋

よつげ @Eight_os

３７５ 代わりに込み上げてきたのは (…ほんと、なんだ) こういう感情を、幸せって言うのかな？ 「もー、めっちゃええとこやったのに…放課後もっかいちゃんと言いますから」 あ。 安田くんが準備室を出て行こうとする。 …これ以上後回しにはさせられない。 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

３７６ ドアを出る一瞬先に、その手を掴んだ。 「えっ」 振り返った安田くんに 『また』 私の方からキスを仕掛ける。 今度はもう、なかったことになんかしないよ。 「…え、あの」 「安田くん」 「は、はい？」 「…私、いいお年だよ」 「それは！年の差とか気にせえへんように」 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

３７７ 「そうじゃなくて」 そう遮ると、え？というような顔になる安田くん。 あぁ、もう、こんなの自分から言うの生涯初なんですけど… いやでも、何気に私にとっては重要だもん。 「なるはやで結婚してくれないと、困るからね」 「！！」 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

３７８ 安田くんの顔がぱあっと明るくなる。 対して私は恥ずかしさのあまり思いっきり目を逸らした。 「何でそっぽ向いてまうんよ〜w」 「自分に縁のなかったセリフすぎて…」 「もぉ〜 誓いのキスしたいからこっち向いてくれへん？」 「はぇ！？」 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

３７９ 驚きのあまり安田くんの方を向くと 本当に、唇にふにっと柔らかい感触。 (…っどころじゃない…っんんん〜！…) 触れるだけのキスかと思ったら 安田くんは容赦なく舌を絡めてきて やがてその手が腰に… というところでさすがにもう引き剥がした。 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

３８０ 「これ以上はダメ…！学校だよここ！？」 「ええー、もっと充電させてやぁ」 「そーいうのは！学校終わってから！」 「終わってからならええんやw」 いいに決まってます… 「てか早く行かないと遅れるよ？」 「せや！もう行かな…」 ちょっと名残惜しそうな顔の安田くん。 #エイトで妄想

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３８０ ちょっと考えると、「ほんまは、また会えたら今度は俺からキスしよ思っててんけどなぁ」と呟いてから もう一度、今度は一瞬触れるだけの口付けをした。 「へへ、これでお仕事頑張れそ」 んんんんん…！ もう無理…安田くんが無理……(語彙力) #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

３８１ 安田くんが去った音楽準備室に、一人蹲る。 …突拍子もなくて辛辣で 笑顔が可愛くて 時折、切なそうな顔をして 私の灰色だった世界を、思いもよらない風に変えてくれた。 「…ふふ」 私の生きる世界は もう半分くらいは君が作ったようなもんだよ。たぶん。 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

３８２ 残る半分は そこで生きていく私の分。 …青空が晴れやかなお昼時。 今日も貴方の声がする。 「せんせ」 「あ、安田くん」 まだ何となく顔を見ると気恥ずかしい。 「おべんと」 「ないよ？」 「え」 「来ると思ってなかったし…」 「嘘やん…購買行ってくる」 #エイトで妄想

よつげ @Eight_os

３８３ 私と貴方が過ごす日々は これからも穏やかに… 「あ、せんs…やなくて」 「ん？」 「俺より先にキスした分と、あと今日弁当なかった分」 「…何の話？」 「今日家連れ帰ってお仕置きしてええ？ちょぴーっとだけ な？…梓」 ！？ #エイトで妄想

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３８４ 待て、待ってくれ。 初日からちとハードすぎやしませんか(滝汗) 「…お手柔らかにお願いします」 「はは、それは保証出来ませんw」 訂正しよう。 やっぱり恋愛には不慣れな私と ちょっとだけ大人になった彼との日々は 思いもよらない刺激がある…の、かもしれない。 #エイトで妄想 pic.twitter.com/jxWFyfB9t7

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