【竹の子書房】連続殺人~履歴(リレーショナルキラー) 第二幕!

怪談とBL/GL以外の分野に進出すべく、新企画を提案。 3tweetで1セッション。 1)自分のキャラの人となり、直前のキャラとの関係性を書く。 続きを読む
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水崎沙亜乃 @roseroserose3

@ts_p 2)勢津子には信じられなかった。あの天真爛漫な拓海が、そんな恐ろしい事をするなんて。長女の看病を東京の婿に任せ、勢津子は拓海を本家に連れてきた。「おばあちゃん」無邪気に抱きついてくる拓海。この子の事は、瀬谷家総代の私が責任を取らなくては。勢津子の中に決意が生まれた。

2011-06-29 23:50:35
水崎沙亜乃 @roseroserose3

@ts_p 3)拓海に辛い思いはさせたくない。「苺のショートケーキですよ」「わあい、ママは食べさせてくれないんだ」嬉しそうにケーキを頬張る最愛の孫。勢津子は我が身を盾にして、拓海と瀬谷家の名誉を守ろうと誓った。数分後、卵アレルギーによるアナフィラキシーショックで拓海は亡くなった。

2011-06-29 23:50:52

第29話

@transmitter01

@ts_p 「リレーショナルキラー」に第29話「小暮俊夫の場合」を投下します。 #tknk

2011-07-10 23:32:14
@transmitter01

@ts_p 小暮俊夫と瀬谷勢津子は小学校の同級生だった。小暮は勢津子をいつも目で追っていた。好きだった。しかし活発で人気者の勢津子を前にすると、気後れして何も話せなかった。卒業式の時に思い切って告白したが、「大人になって偉くなったら考えてあげる」とかわされたのだった。 #tknk

2011-07-10 23:16:35
@transmitter01

@ts_p 真に受けた小暮は必死に勉強し、医師になった。再び告白するつもりで小暮が郷里に帰った日は、なんと勢津子の嫁入りの日だった。涙にくれた小暮は、それ以降、瀬谷家の主治医として勢津子を守る役割に徹した。時は過ぎ、勢津子の夫は亡くなった。再び告白できる機会が訪れた。 #tknk

2011-07-10 23:16:55
@transmitter01

@ts_p 「勢津子さん、一緒になってください」「何のことかしら」「とぼけないでください。僕に何の気持ちもないなら、あんなことはしないですよね」「ああ、あれね。主人は子供がつくれない人だったわ。だからあなたを。それだけ」そんな気がしていた。小暮はメスを深く突き立てた。 #tknk

2011-07-10 23:17:15

第30話

丸屋工人 @koujin_m

@ts_p リレーショナルキラーに「南祐一の場合」を投下します。#tknk

2011-07-15 19:57:57
丸屋工人 @koujin_m

@ts_p 1)南祐一はあせっていた、売れないライターだが仕事が来たのだ、しかしその矢先に盲腸で入院してしまう。術後の調子が思わしくなく二か月たっても退院させてもらえない、元請けは待つと言ったが、退院しないとできないこともある、祐一は窮状を医師の小暮俊夫に訴えた。#tknk

2011-07-15 20:01:03
丸屋工人 @koujin_m

@ts_p 2)小暮は話は聞いてくれたが、なかなか退院の許しをくれなかった。時間はどんどん過ぎてゆく、虫垂炎でなぜこんなに長引くのか、疑いは妄想を生み、訴えを聞き入れてくれない小暮への殺意となった。#tknk

2011-07-15 20:01:34
丸屋工人 @koujin_m

@ts_p 3)小暮にはひとつの習慣があった、夜勤の時、自販機でコーヒーを買ってその場で飲む。祐一は直訴するときにそのことを知った、飲んでいる間は背中をこちらに向けて油断する。祐一は近くに並んでいる点滴スタンドを小暮の頭に振り下ろした。#tknk

2011-07-15 20:02:01

履歴早見表~30話

第31話

順兄 @kjun23

@ts_p リレーショナルキラーに題31話「前林雅敏の場合」を投下します。PN菊地順です。#tknk

2011-07-18 16:43:09
順兄 @kjun23

@ts_p前林正敏は眠れずに何度もベッドの中で寝返りを打った。体調を崩し入院を余儀なくされた上に、同じ病室の奴がライターだか知らないが、夜中でも独り言を呟きなにやらメモを取っていたり携帯を掛けていたり。とにかく五月蠅いのだ。看護婦さんに訴えても我慢してくれと断られるばかりだ。

2011-07-18 16:43:55
順兄 @kjun23

@ts_p 2)その夜も、うとうとしかかった矢先の事。同室の南祐一が、ドアを乱暴に開けて帰ってきた。消灯時間など気にもしてない。病室の洗面台で手を何度も何度も洗いながら、いつものようにぶつぶつと独り言を言っている。早く会社に復帰したいのに、こいつが俺の病気を更に悪化させてるんだ。

2011-07-18 16:46:15
順兄 @kjun23

@ts_p 3)ベッドに横たわる音が聞こえた。やっと静かになる、そう思ったのも束の間、南の独り言は続いていた。もう我慢できない。南のベッドに向かい「五月蠅い!そんな口はこれでも咥えておけ!」と、手にしたタオルを丸めて口に押し込む。もがき苦しむ南が静かになるまで力一杯押さえ続けた。

2011-07-18 16:47:20

第32話

氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p リレーショナルキラー(履歴)第32話『小梁川義正の場合』を投下します。#tknk

2011-08-09 23:03:01
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_P 馬鹿な奴だ。同室の入院患者を窒息死させておいて、病院関係者や警察が気がつかないと思っているのか。小梁川義正巡査長は病院裏手の通用口付近で、煙草を吸いながら思った。南の遺体は司法解剖に回され、何かを気管に押し込まれたことによる他殺だとすぐに判った。 #tknk

2011-08-09 23:03:25
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_P 小梁川の手にはニューナンブM60が握られている。犯人が抵抗する場合もあるので、弾倉には五発とも実包を入れることができた。これを実際に人に向けて撃つ機会を、小梁川はずっと待っていた。そのためだけに警察官を志したのだ。#tknk

2011-08-09 23:03:57
氷原公魚@竹の子書房北海道支社勤務 @Wakasagi_H

@ts_p 「前林が逃げたぞ!」病院の三階から先輩刑事の声が聞こえる。廊下を走ってくる前林が見える。途中で拾ってきたのか鉄パイプを持っている。上手い具合に死角になっていて、武器を持った犯人に抵抗されて……と、言い訳も立つ。「馬鹿な奴だ」小梁川は五発、実包を使用した。 #tknk

2011-08-09 23:04:27

第33話

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