【文化】ドイツ紀行

2017年3月に訪問したドイツの各都市を紹介します。ドイツを時計回りに一周しました。 現在、ベルリン〜ドレスデン〜フュッセン(ノイシュヴァンシュタイン城)まで連載。
4
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

【ドイツ紀行・1】 ベルリン(Berlin) 首都。人口は360万人ほど。 冷戦期において、ドイツは東西の二つに分かれており、首都ベルリンも分割状態にあった(尚、西ドイツは仮の首都をボンに置いていた)。 その時期「ベルリンの壁」により分断されており、今も跡地が残っている。市旗・市章は熊。 pic.twitter.com/6yFp3D9Tt9

2019-10-26 11:53:43
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

ブランデンブルク門。 ホーエンツォレルン家がその栄光の中にあった頃建てられた。おそらくデルリンで最も有名な建造物。 上に載っているヴィクトリア像は、今は正面側から写真撮影できるが、冷戦の頃はそちら側が東ドイツだったため、後ろ姿しか撮影できなかった。 pic.twitter.com/fwxZbWODRU

2019-10-26 11:53:47
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

静寂の間。ブランデンブルク門の脇にある。 内部はただ暗闇と静けさが広がっている。写真撮影は禁止。 平和とは、過去の大戦・政権がなした過ちとは何かを考えることができる部屋。 pic.twitter.com/FRnX9n64zO

2019-10-26 11:53:50
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

ライヒスターク(国会議事堂) 帝政からヴァイマール共和国の頃まで使われていた議事堂。ナチスが政権を取った選挙(1932年)の直後に不審火で燃える。1999年に修復され現役復帰。 pic.twitter.com/6CBvE01lDZ

2019-10-26 11:53:54
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

ジーゲス・ゾイレ(戦勝記念塔) プロイセンがデンマーク戦争、普墺戦争、普仏戦争と勝利したことを記念して建てられた塔。 ヒトラーにより現在の位置に移され、一階層増設された。 pic.twitter.com/PCZfWofnkr

2019-10-26 11:54:11
拡大
拡大
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

ベルリンの壁跡地及び記念館。 ここを境目として、人々は分断されていた。この壁か破壊されたことから、1990年代初頭の共産圏の崩壊が始まった。ルーマニアの方が早いというお話は「そうだね」と言っておく。 pic.twitter.com/CxLZADlnXB

2019-10-26 11:54:22
拡大
拡大
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

カリーヴルスト及びベルリナービール。 ベルリンの名物。 pic.twitter.com/jWL42Wh8QZ

2019-10-26 11:54:27
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

フンボルト大学。ベルリンを代表する大学の一つ。フンボルトペンギンの人によって建てられた。 pic.twitter.com/VArOofMWOA

2019-10-26 11:54:32
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

森鴎外記念館及び入場券。 舞姫に関する展示あり。 豊太郎とエリスはベルリンのどこで出会ったかを考察する地図などもあった。 pic.twitter.com/6SyXpU92Ld

2019-10-26 11:54:36
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

歩いてみて。 ベルリンという街は先の戦争及びナチスが何をもたらしたかを決して忘れていない街である。 街の人は何も語らないが、ひしひしとその真摯さを感じた。 了

2019-10-26 11:54:38
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

【ドイツ紀行・2】 ドレスデン (Dresden) チェコ国境までわずか30キロ。ザクセン州の州都。人口は約51万人。陶磁器の街マイセンがすぐ近くにある。ポーランド王を兼ねたフリードリヒ・アウグスト一世が治めた街として有名。大戦中の爆撃で一度は灰燼に帰したが、再建された。聖母教会はその象徴。 pic.twitter.com/t1mqdvx8Gh

2019-11-09 18:11:52
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

街はエルベ川を挟んで新市街と旧市街に分かれる。川には劇場の船が停泊している。2002年に大洪水があり、その復興には日本も協力した。ドレスデン市民は感謝の意として、この橋に北斎風のプレートを建てた。その写真は諸般の事情により割愛させていただく。ご覧になりたい方は現地へ。 pic.twitter.com/7qWKLM3DL8

2019-11-09 18:11:55
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

アウグスト強健王像。先に挙げたポーランド王を兼ねた王様。素手で蹄鉄を曲げられるくらいの怪力の持ち主だった。外交事情からプロテスタントからカソリックに改宗したり、子どもが認知していないのもの含め300人以上いたという特徴ある人物。 pic.twitter.com/BPVahPbwYs

2019-11-09 18:11:58
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

ツヴィンガー宮殿。強健王により建てられた宮殿。中は美術館になっているが、全ての展示を一日で見切るのは不可能。何日かドレスデンに滞在する人は、ゆっくり見てほしい。 pic.twitter.com/WflMvYDoRy

2019-11-09 18:12:02
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

ノイシュタット駅および中のスパー。スパーは日本では撤退してしまった系列だが、オランダ語でもみの木を意味しており、ドイツ語では sparen (節約する)に通じるためよく使われると聞く。 pic.twitter.com/eZowAj0JWO

2019-11-09 18:12:07
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

街中に描かれていたアート。ジブリの『もののけ姫』に登場するコダマかと思われる。一体はプレッツェルを持っている。いいセンスだと思う。ここより南は「ザクセンのスイス(sächsische Schweiz)と呼ばれており、自然も豊富だ。 pic.twitter.com/80U6r0SxKA

2019-11-09 18:12:11
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

この旅行ではドレスデン再建と冷戦終結の象徴である聖母教会(フラウエンキルヒ)には行けなかった。爆撃で焼け焦げたレンガを回収して組み込んであると聞く。ドイツ人が歴史をどう捉えているかを見られる建物であると思うので、次に行くときには必ずみたい。 了

2019-11-09 18:12:12
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

【ドイツ紀行・3】 フュッセン〜ノイシュヴァンシュタイン城 ドレスデンからライプツィヒ、ミュンヒェンを抜けるとレールはオーストリア国境のフュッセンにたどり着く。ここはノイシュヴァンシュタイン城への登り口。人口は1万5600人ほど。バイエルン州の小さな町だが、世界的に知られている。 pic.twitter.com/K0uMmaZkOs

2019-11-15 10:14:27
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

町にあった地図と像。像は町の中程に立っている。街並みは素朴な感じであるが、きちんと通りに沿って整えられて家や商店が並んでいる。 pic.twitter.com/fGzFazwvHh

2019-11-15 10:15:27
拡大
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

夜八時。タバコを吸いに外へ出たら偶然定時に鳴った鐘の音を聞いた。まだ八時だというのに、この町は嘘みたいに静まり返り、みんな眠ってしまっている。 pic.twitter.com/9nmcQjFKjD

2019-11-15 10:23:19
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

これがその鐘。時計塔になっており、町の中央部にある。ずいぶん長らくの間、町の人たちに時を告げてきたのだろう。 pic.twitter.com/qn8aKuYAnM

2019-11-15 10:23:31
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

ノイシュヴァンシュタイン城への登山道へ向かう。 途中、古い建物があったので見てみたら町役場(Rathaus)だった。川はレヒ川。ドナウ川へと注ぐ。春先のことだったが、その水は翠色をしていた。 pic.twitter.com/xJqgQ81Y5U

2019-11-15 10:24:03
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

山道の入り口には白い教会が立っており、進むと黄色い教会が立っている。これらの建物には、キリスト様の生涯をモチーフにした絵が順番に飾られている。山道から振り返ると、フュッセンの街並みが見下ろせる。 pic.twitter.com/QMaku4SarI

2019-11-15 10:36:05
拡大
拡大
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

ルートヴィッヒ王の頭文字である L の字が木に刻まれており、それをたどっていくと山道を進むことができる。山の頂上はゴルゴダの丘に見立てられているのか、キリスト様が十字架にかけられたところが再現されている。 台座の内部に入ることができ、写真のように像が飾られている。 pic.twitter.com/1CmhCRBsMS

2019-11-15 10:42:52
拡大
拡大
拡大
ドイツ語学ドイツ文学たん @germanist_tan

頂上から降っていくと、シュヴァンゼー自然公園という湿地帯に出る。池では白鳥が泳いでいた。 どことなく、故郷の長野の山の中を思わせる景色である。 pic.twitter.com/kH3gNWLX59

2019-11-15 10:48:07
拡大
拡大
拡大