アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、ワンナウツ1話脚本:「大人」の持論
- makimogpfb
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#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ2 また、今回のワンナウツゲームは闇野球であるが、エースをねらえ!(演出)の闇試合が思い出され、比べると面白い。 高屋敷氏だけでなく、マッドハウス創設者の丸山正雄氏も、両作に参加している(エースをねらえ!は文芸、ワンナウツはP)。 pic.twitter.com/CB4BFcktRm
2019-11-03 14:33:08#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ3 今回の構成であるが、かなり原作消化が速く、どこを削って、どこを追加・改変するかのセンスが良い。区切り方も上手く、このあたりの高屋敷氏の技術は目を見張るものがある。
2019-11-03 14:33:50#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ4 また、アニメとして今回強調したいことも明確に出ている。それは、「善悪のラインをはっきり引かない」こと(高屋敷氏のポリシーの一つ)。中根・木野崎・ビッグママ・児島・渡久地それぞれに責任や持論があり、絶対正義や絶対悪は無い。
2019-11-03 14:34:28#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ5 このあたりは、本作のシリーズ全体に関わってくるテーマの一つ。一見汚いやり口が、主人公側・敵側ともに多く出てくるが、やはりそれを「絶対悪」と断じてはいない。
2019-11-03 14:35:22#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ6 今回、木野崎や中根は被害者に見えるが、渡久地やビッグママは二人に切欠を与えただけで、勝負を挑んだのは中根の意志。 渡久地は純粋に強すぎるので、イカサマもしていない(実際それを、ビッグママや渡久地が指摘している)。
2019-11-03 14:37:06#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ7 児島がワンナウツ賭博を激しく非難するのも、彼の立場(一流プロ野球選手)を考えれば頷けるものなのだが、渡久地は渡久地で「(児島の)言うことはかっこいいけど(この場での)信用はゼロ」と冷静に言う。 こちらもまた、双方に持論がある。
2019-11-03 14:37:56#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ8 そうなると、確固たる持論を持つ児島と渡久地が真剣勝負をする流れは自然。 こういう風に、スルスルと話が頭に入って来るのは、高屋敷氏の脚本技術の凄さの一つではないだろうか。
2019-11-03 14:38:28#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ9 また、「確固たる持論」があるということは、突き詰めれば「確固たる自我」を持っているということ。「自分とは何か」は高屋敷氏のテーマの一つ。 1話にして、渡久地・児島が「自分とは何か」をある程度知る「大人」であることがわかる。
2019-11-03 14:39:10#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ10 高屋敷氏は、少年/青年が「自分とは何か」を突き詰め成長するストーリーを構成する事に長けるわけだが、アカギ(シリーズ構成・脚本)や本作のような「最初から最強」な主人公の場合、善悪入り乱れるドラマを展開させることが多い。
2019-11-03 14:39:52#高屋敷氏脚本ワンナウツ1話 まとめ11 本作は、心理戦やトリック、金を巡る攻防などが楽しめる。それだけでなく、「大人」の持論や哲学に注目していくのも一考だと思うし、ここに高屋敷氏の意向が働いていると考えているので、以降も、このあたりを注視していきたい。
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2019-11-03 14:43:14続きはこちらです: