東方を中心に見るコンテンツアナーキズム論?

たぶん駄文
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☭AKNB☭ @fosh_petain

そういえば、暖めていたコンテンツ産業アナーキズム論でもつらつらと書こう。コンテンツ産業のアナーキズム論とはあえて二次創作を容認することによって盛り上げを図るというものである。@KR_tanpo は読むこと、コンテンツ産業やるなら泥臭い実地研究が必要。

2011-05-31 17:41:41
☭AKNB☭ @fosh_petain

このことに関して、企業においては著作権の概念が非常に曖昧になるため、とることが難しい戦略であるがインターネット上に俗に言われる「プロの犯行」があふれ始めたため、とることによって逆に盛り上げられるかもしれないという可能性を見る。

2011-05-31 17:42:28
☭AKNB☭ @fosh_petain

だが、このことにおいては非常に法制度上の問題と絡み合い、解決は難しいため聞き流してほしい。なおこのツイートは主に経済史ジョークで構成されています。あまり本気にとらないでください。いや@KR_tanpo はまじめに卒論の題材にしたらどうかと思うけど。

2011-05-31 17:42:56
☭AKNB☭ @fosh_petain

さて、実際にアナーキズム的というか二次創作ブームを作り上げて発達したコンテンツの大手として東方があげられる。東方の成長を見るときに指標と成るのはサークル数の増加である。そこで次のグラフを見てほしい。 http://yfrog.com/h8scsdoj

2011-05-31 17:43:38
☭AKNB☭ @fosh_petain

先に挙げたグラフはコミケにおけるサークル数変動である。サークル数変動はジャンル独立以前のデータはhttp://bit.ly/jmia9uさんのものを利用した。サークルカットを見て調べられたそうである。ありがとう!

2011-05-31 17:45:46
☭AKNB☭ @fosh_petain

注目するべきは2006年から冬2007年夏の停滞から2008年夏へのサークル数純増に関してである。2007年においてはつまり、一時的に頭打ちになったかのような動きをした。これがコミケ側の会場に原因があるのかそれとも応募サークルもほぼ横ばいだったのかは研究の必要がある。

2011-05-31 17:48:25
☭AKNB☭ @fosh_petain

さて、もちろんコミケのみではなくもう二つのイベントについて見る必要があるだろう。それは例大祭と紅楼夢である。次のグラフ二つがその参加サークル数になる。 http://yfrog.com/h38mvjzj http://yfrog.com/h32shsnj

2011-05-31 17:50:09
☭AKNB☭ @fosh_petain

注目しなければいけないのは例大祭の参加サークル数停滞も同時に発生していることだ。これは会場キャパシティの問題なのか、それとも応募サークル数が限界に達していたのかという疑問が存在することになった。

2011-05-31 17:53:19
☭AKNB☭ @fosh_petain

そこで当てになるのがニコニコ大百科であった。http://bit.ly/lWuvxnによれば、第三回と四回でサークルスペースに純増は存在した。ただ、この見つけた数字も合ってるかはわからないのでこれも精密な検査が必要になると思う。

2011-05-31 17:55:12
☭AKNB☭ @fosh_petain

このことから今のところわかるのは2006年に一度東方ジャンルは飽和下という可能性である。それは後ほど説明するが共通項キャッチアップの段階まで達したかどうかが重要であろう。

2011-05-31 17:56:05
☭AKNB☭ @fosh_petain

ではここで共通項の上限問題について触れることにしよう。これはルネ・ジラールの模倣の無限性やミシェル・アグリエッタの貨幣論の丸パクリであるので詳しくはそちらを読むと良い。

2011-05-31 17:57:37
☭AKNB☭ @fosh_petain

共通項、つまり、自分と相手の立場を説明するときに味方であると表す話題の一つとして東方ジャンルが上限に達したのではないか?というのが今のところの私の仮説である。つまり、同人シューティング界隈の共通項としての限界に達したのだ。

2011-05-31 17:58:50
☭AKNB☭ @fosh_petain

共通話題のキャッチアップ論とはたとえば狭義ジャンル→広義ジャンル界隈→ネット→オタ→一般人というように話題の通じる相手の広さがキャッチアップしていくと言うことだ。

2011-05-31 18:00:35
☭AKNB☭ @fosh_petain

つまり、私の仮説によれば2007年に東方ジャンルは広義ジャンルか狭義ジャンルにおいて飽和していた。そこから何らかの手法かイベント、一人の天才的なクリエイターによってキャッチアップがなされた。それがもう一つのキャッチアップ論の仮説である。

2011-05-31 18:01:43
☭AKNB☭ @fosh_petain

同時に共通項としてTake offするための条件も存在すると思う。たとえば春菜と偽春菜問題にみれるようにある程度の作者の二次創作の許容、もしくは黙認、そして二次創作者の文化を理解するという事が必要だ。もちろん、これは売り… (cont) http://deck.ly/~PdsN0

2011-05-31 18:03:33
☭AKNB☭ @fosh_petain

ロストウのTake Off理論に沿って考えればいい。Take offと共通話題としてのキャッチアップがコンテンツを盛り上げる際に重要なのではないか。

2011-05-31 18:04:20
☭AKNB☭ @fosh_petain

つまり、まず狭義ジャンルの人々の間で口端にのり、好きな人が自分の二次創作を作ってくれる条件がまずTake off段階である。その先である共通項のキャッチアップについては様々な憶測が存在する。たとえば圧倒的なクオリティの二次創作だ。

2011-05-31 18:05:49
☭AKNB☭ @fosh_petain

たとえば、2007年に何が起こったのかと言うことを考えてみると良い。今例に示すのはビートまりお氏の動画音楽がニコ動にUPされた時期と不思議と重なると言うことが指摘できる。http://bit.ly/iwezos

2011-05-31 18:08:06
☭AKNB☭ @fosh_petain

他にも探せば、おそらくいろいろ出てくるだろう。ただ、重要なのは一人の圧倒的なクリエイターが共通話題としてのコンテンツを一段押し上げる可能性である。この場合は東方は広義ジャンルからおそらくネット界隈へと共通話題がランクアップしつつあった。

2011-05-31 18:09:24
☭AKNB☭ @fosh_petain

さて、これ以後は…という事でお開きです。ここまで駄文を読んでくれた人ありがとう!そして課題はこれはハルヒや他の商業ジャンルとどう違うのかという事を比較しなければならないと言うこと。

2011-05-31 18:10:15
☭AKNB☭ @fosh_petain

ついでにどこがアナーキズムだったのかというとTake offの諸条件がアナーキー的だと言うだけです。二次創作を容認し、統治もせず…どうだろう、設定は作り込んだ方が良いのか作り込まない方が良いのかは議論に値すると思う。

2011-05-31 18:11:37
☭AKNB☭ @fosh_petain

春菜、偽春菜問題とかも参照するとおもしろいかも。もう、当時のログとかまとめてるところほとんど無いだろうけど…

2011-05-31 18:12:12
邪悪インコ @pizbird

@fosh_petain お疲れさまでした。一人のクリエイターというよりは、多数の優秀なクリエイターが盛り上げていること、東方という作品が音楽に力を入れていること、原作より音楽の方が認知度が高いこと(音楽からの新規参入が多い)、同じ世界観のシリーズ物が珍しいなどは重要かと。

2011-05-31 18:13:55
☭AKNB☭ @fosh_petain

@orangebox84 音楽からというのはどうなんでしょうね。私も考えたんですが、それは厳密なサークルカット調査などが必要でしょう。本当に初期段階で音楽サークルが多かったのかなどの泥臭いことはやらないと…

2011-05-31 18:15:15
☭AKNB☭ @fosh_petain

ああ、ルネ・ジラールの模倣の理論とかやり忘れたな。まあ、動でも良いか、詳しくやりたい人はよめって書いてあるし

2011-05-31 18:17:16