Screening of "Shusenjo"

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SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(25) それは非常にむずかしい質問だと監督(しばらく考えていたと記憶)。感情移入も共感も他者に強いることができるものではないからと。ただし、映像によって観客のリアクションを引き起こすことはできる。それが感情移入や共感へつながるとの意の回答。

2019-11-09 09:25:29
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(26) それでは違う文化間や人種間の相互理解を深めるにはどうすればいいのかとの質問に、監督はJane Elliottの"Blue eyes–Brown eyes"実験の例を出して、それには時間がかかるが少しずつ進めるしかないとの回答。

2019-11-09 09:31:45
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(27) 次の質問者は日本の方がより責任がある問題だと思うがと問うと Dezaki 監督は瞬時に否定し、日本に全面的に法的責任があると回答。(この回答は本当に瞬時のことだった)

2019-11-09 09:34:51
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(28) 質問者は日本の憲法はアメリカによって作られたものであると前置きした上で、国際法上、国家間でこのような(全容が完全には解明できない?)問題に関して全面的に法的責任を受け入れるということが現実的に日本にできるのかと問う。

2019-11-09 09:39:15
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(29) この質問者は続けてアメリカも過去の奴隷制に対して全面的に法的責任を取ったとは言えないと。 Dezaki 監督は、制度上はアメリカは責任をとったが負の遺産は残ったままと認めると同時にドイツの戦後の例もあるとも。日本帝国はその点でまだまだとの意か。

2019-11-09 09:45:39
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(30) 日本は教育において負の歴史を教えない程度が高いと監督は追加。(それはこの映画でも扱われている『国策』教科書の問題を意識してか)

2019-11-09 09:48:27
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(31) 次の質問者は日本における現在の検閲やセルフ・センサーシップの問題を提起して安倍は日本を(自分の思い描く方向に)再構築しているようだが、

2019-11-09 09:53:49
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(32) この安倍による日本の日本化を個々の日本人はどう捉えていると思うか、そして世界からどのように見えていると考えるかとの質問。

2019-11-09 09:54:15
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(33) (これに対する監督の回答は日本に厳しい)Dezaki 監督言うに、日本人はリベラルとされる人ですらリベラルではない。(つまり、センサーシップの多用や安倍による日本の『日本化』の影響を受けて方向性を誤っているという意ととれた)

2019-11-09 09:59:10
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(34) Dezaki 監督続けて、日本人が日本を理解していない。だから安倍のやり方に引きづられて間違っている。日本人が自分たちを韓国人より優秀な民族と考えているとまでは言わないが、全般的にその傾向は見える。General racism という言葉(でそう言った)。

2019-11-09 10:04:09
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(35) Dezaki監督は自身日系アメリカ人との理由で日本の名誉を守ろうという意思は持たないと続け、それが(作品などを通して)日本人の目に監督が嘘をつくことで日本人を貶めていると映っているとしてもそれは間違った認識だと語る。そんな意図はないと。

2019-11-09 10:11:58
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(36) 世界から日本が間違っていると指摘されて、日本人はその間違いを認めたくはないだろうが(それではダメだと)。

2019-11-09 10:14:04
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(37) アメリカ・カリフォルニア州グレンデール市における慰安婦像の設置の経緯を語ってくれとの質問には、(よく知られているからか、調べればすぐに分かるからか)簡潔に説明し、

2019-11-09 10:21:10
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(38) 日本領事館の撤去要請はその職務に反するものではないかと批判。設置を認めて促進するのが仕事だろくらいのニュアンスだった。

2019-11-09 10:21:45
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(39) 次の質問はこの映画は「左翼」のまともな研究者にはインタビューしているのに「右翼」の方はまともにアカデミックな人が登場しないのはなぜか。

2019-11-09 10:24:22
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(40) Dezaki 監督の回答は、当然2人の研究者に申し込んだが断られたとのこと。(その経緯も比較的ていねいに説明。嫌がらせも受けたとも)

2019-11-09 10:28:33
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(41) そしてインタビューイーとして河野洋平にもコンタクトを取り続けたが上手くいかなかったと。もしインタビューできていたら、改めて『河野談話』を書き直して発表してもらうよう頼もうと考えていたと(ちょっと冗談気味に)。

2019-11-09 10:30:50
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(42) 河野洋平の秘書には "How dare you to ask me like that!" と言われたと。

2019-11-09 10:32:36
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(43) 「右翼」で信頼に足る日本人のインタビューイーはいないということか?との質問には、現在精力的に活動している人のなかにはいない(と言ったと思う)。

2019-11-09 10:39:47
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『主戦場』ロンドン・スクリーニング(44) 日本のジャーナリズムやメディアが伝える程度のことしか言えない右翼であふれていると Dezaki 監督。そしてメディア批判には自分の母親を例に出して回答。母親が日本語で仕入れてくるニュースはすべて程度の低い右翼のものだと。

2019-11-09 10:43:57
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(45) この作品づくりでインタビューイーの人選や人数、編集などのテクニカルな難しさの質問には、低予算の作品において3カ国にまたがり3ヶ国語のインタビューを組み合わせて字幕をつけることには細心の注意を払う必要があった。そうしないと作品が成立しない。

2019-11-09 10:48:42
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(46) それは結局のところ、監督が自分のなかで1人ディベートしているようなものでもあり、それに合うようにそれぞれのインタビューをあてはめていったとも。(個人的にはドキュメンタリー作品の1つの当然の手法だと思う)

2019-11-09 10:51:31
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(47) 朝鮮半島が二分されているという地政学的な要素がある限りこの問題も続くがそれをどのように作品に反映させたかとの質問には、現状においてできたことは日本と韓国の現状を反映させたということとの回答。

2019-11-09 10:56:12
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(48) これでほぼ質疑応答は終わった。あとはさらに個人的質問者などが残っていたが私は単に帰ってきた。Dezaki 監督はインタビューイーの5人から訴訟を起こされているが、彼に言わせるとそれは Slapp lawsuit。弱者いじめ。

2019-11-09 11:03:06
SteFoyLesLyonFr @SteFoyLesLyonFr

『主戦場』ロンドン・スクリーニング(49) Dezaki 監督自身は鼻で笑って例えばケント・ギルバートその他を批判。彼らは映画が公開されることは知っていたし、作品が完成して報告したら「おめでとう」と言ってきたと。(確か)11月14日に2回目のヒアリングがあるらしい。

2019-11-09 11:05:09