【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第250話「定軍山」の巻。 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第14巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」01】 第250話です。黄忠と厳顔の活躍により天蕩山を奪取したという報は玄徳はじめ成都にいる蜀を歓喜に沸かせます。玄徳はこの大勝を喜び、盛大な祝勝の宴を張ります。

2019-11-26 12:41:27
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」02】 老人達があんな活躍をするとは思わなかった、とか、生き残りの魏軍は定軍山に逃げ込んだ、定軍山は夏侯淵が守っていた、天蕩山を奪ってしまえば漢中を奪るは苦労はいらぬ、と好き勝手な発言をする蜀の配下の面々。そこに法正が玄徳に発言を求めます。

2019-11-26 12:44:19
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」03】 曹操は漢中を手に入れたのにも関わらず蜀までは攻めきれなかった。かつ、都で内乱が起こったことで曹操は都を空には出来ない状況。今こそ漢中を手に入れるチャンスだと言います。玄徳は孔明に諮ると、法正の言う通りと答えます。

2019-11-26 12:46:25
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」04】 漢中を守る夏侯淵、張郃は一国の将帥としての器量は不足、今ならば漢中を攻め落とすはいと易きこと、と孔明が言えば、法正も、漢中を奪り、兵糧を蓄え、兵士を訓練し力をたくわえ、曹操打倒の永遠の計をなすべき時、と重ねます。

2019-11-26 12:48:28
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」05】 これを聞いた玄徳は立ち上がって、今こそ漢中平定の軍を起こすと諸大将の前で宣言します。漢中を奪り、曹操と太刀打ちできる力を養い、再び朝廷の権威を取り戻し、戦のない世をつくるのだ、という玄徳の言葉に、大将らは杯を上げてオーッと応えます。

2019-11-26 12:50:31
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」06】 こうして玄徳は本格的に漢中攻略へと軸を切るわけです。蜀を取って満足するのではなく、あくまで、曹操を打倒し、漢王朝を復興する、それが玄徳の行動の大義名分であります。 時は建安23年7月。玄徳は10万の兵を動員し、漢中へと向かいます。

2019-11-26 12:52:26
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」07】 玄徳もこの行軍に参加。陣を張っているところに、黄忠と厳顔が召集されやってきます。玄徳は黄忠と厳顔の活躍を褒め称え、恩賞を取らせます。詳細は書かれていませんが、多分いいものでしょう。目録に認め黄忠に渡します。

2019-11-26 12:54:45
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」08】 ところで、と玄徳。漢中の定軍山は南鄭の要害。張郃や夏侯尚もそこで夏侯淵と合流したそうな、と状況確認をした上で、こんどはそこを攻めてみぬか、と持ちかけます。定軍山を奪れば陽平までの道筋が確保できます。喜んで、と黄忠は答えます。

2019-11-26 12:56:56
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」09】 しかし孔明が待ったをかけます。黄忠は見事な働きをしたが今度は相手が違う。夏侯淵は曹操が才能を認めたらから漢中を守らせているのであり、黄忠が勝った張郃と夏侯淵では将として器が違うと。ここは荊州より関羽を招いて夏侯淵と戦わせるべきと言います。

2019-11-26 12:59:43
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」10】 これは黄忠が夏侯淵よりも劣ると言っているも同然。当然黄忠は黙っていられません。この大役はなにとぞ自分に、と迫ります。むむっ、と玄徳。お命じくださるまで一歩も下がらぬと黄忠。そうまで言われるなら、と孔明が折れます。

2019-11-26 13:01:36
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」11】 ただし、法正を軍監として連れて行くことが条件となります。きっとこの手で夏侯淵の首をとってみせると黄忠が言うと、玄徳は兵3千騎を与えるから定軍山を攻めよ、と改めて命じます。

2019-11-26 13:03:14
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」12】 黄忠の退出後、玄徳は、夏侯淵と張郃は一国を預かる器ではないといったじゃないか、と孔明の真意を計りかねている様子。孔明も、黄忠で十分に戦えるだろうという見立て。ならばどうして黄忠に対し夏侯淵よりも劣っているような言い方をしたのか、と玄徳。

2019-11-26 13:06:02
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」13】 これは孔明が黄忠の性格を見抜いてのことでした。老将軍はいまだ若い者に負けぬ武勇を持っているが、かえって相手を甘く見てしまうという欠点にもなります。気に障ることを強く言わねば大功を立てぬ人だ、と黄忠を評価。玄徳も納得したようです。

2019-11-26 13:07:52
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」14】 孔明は趙雲を呼び、黄忠の影となって進み、もし黄忠が負けそうなら助け、勝ってる時は合戦に出るなと命じます。次いで、厳顔には閬中に行き、張飛・魏延と後退して閬中を守り、張飛と魏延は漢中に向かうように、と言い含めます。

2019-11-26 13:09:50
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」15】 劉封と孟達には、それぞれ3千騎づつ引き連れ、山の険しいところに旗印を立て並べ、蜀軍の威勢を見せ、敵の心を惑わせるように指示します。さらに、下弁にいる馬超にも動いてもらうために手紙を届けるように言います。

2019-11-26 13:11:53
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」16】 孔明は次々と指示を飛ばしますが、その段取りは見事なものでありました。 こうして、各武将がそれぞれの持ち場へ移動します。黄忠、劉封・孟達、張飛・魏延の三方の道から漢中を目指します。

2019-11-26 13:13:46
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」17】 定軍山では、玄徳が十万の兵を率いてやってくると聞いて騒然となります。漢中が玄徳の手に落ちれば蜀の力は倍増する。蜀は魏に匹敵する強大な国となってしまうと、夏侯淵は危機感を覚えます。

2019-11-26 13:16:39
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【横山光輝「三国志」講座250「定軍山」18】 すぐに南鄭城の曹洪に救援を求めるように使者を飛ばす夏侯淵。孔明指揮のもとに、漢中進撃を開始した蜀軍。蜀と魏、ここに再び風雲急を告げます。果たしてこの戦いはどのような展開を迎えるのか、この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2019-11-26 13:19:04