T_HIRASHIMA 魂との会話

つぶやきとはかけ離れたくらい長〜いつぶやき(笑)を個人的にどうにかまとめて読む為にまとめたもの。いっぱい見にきてくれるひといたのでタイトル変更しました(笑)
4
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

僕は絶対に外れていないという確信があった。見るとだいたい解るから。声を掛けた佐藤さんは「私が窓口になっても構いませんが、区長さん紹介した方が便利でしょ? 物資の集配場所にもなっているし」と言って区長さんを紹介下さった。窓口が一つ増えた。(52)

2011-06-03 12:53:51
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

西條さんがからもう少し回りましょうと言われたが止めましょうと答えた。もう数点の家電しか残っていないのだ。彼は話だけでも聞いた方が良くないですかと聞くので。だめだよ、空手で伺うなんて失礼だと答えた。それはそうですねと彼。行動終了。その時「上がってお茶でも飲んでいって」と。(53)

2011-06-03 12:58:09
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

佐藤さんは津波に500m流され生き残ったこと。助手席に載っていたおじいさんを亡くしトラウマだと話てくれた。この話は西條さんが今朝ツイートした通り。佐藤さんが下さった支援物資のパンとおにぎりでこの日最初の食事をとり、僕たちは東京に帰ることになった。(54)

2011-06-03 13:04:57
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

「平島さん、申し訳ありませんが仙台駅で降ろしてくれませんか? かみさんのところに少しでも早く帰ってあげたいんで」。彼は昨年4月に結婚したばかりの新婚だ。もちろんと答えて仙台駅に向かった。高速を降りようとしたとき「止めます。貴方と話をする方が重要だ」。僕らの対話は4時間伸びた。55

2011-06-03 13:07:54
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

仙台から東京の彼の家までの4時間、これが僕ら二人にとって今回でもっとも有意義な時間になることに僕も彼も全く気づいていなかった。この4時間は僕の53年間の人生の中でもっとも大きなひとときとなった。(妻が接見から帰宅し飯を食えと作ってくれたので暫く中断。25時間ぶりの食事だ)56

2011-06-03 13:10:26
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

今からチャーハン作るというのでその間にもう1つ2つ。いったん話を戻そう。今回の旅にはテレビ局3社が張り付いた。中でも『ガイアの夜明け』はいい番組にして欲しかった。ディレクターがふんばろうのスタッフと被災者の交流シーンを撮りたいと僕に相談してきた。望むところだ。(57)

2011-06-03 13:19:26
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

現場でもの凄く頑張っている人からこういう意見が届きました。「敢えて言いますww親睦会とかミーティングとか多すぎて行政みたい。親睦会するなら募金すれば?ミーティングするなら現場いけば?こんなイメージww」。ふんばろうのスタッフの皆さんどう思います。現場派によくある感想なんです 58

2011-06-03 14:13:23
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

取りあえず中断前の話に戻ります。説明する必要も無いでしょうが、思い浮かぶままに書き殴っています。被災者の方々とふんばろうのスタッフが交流しているシーンを撮りたいということになった。ところが、スタッフの顔は緊張に引きつっている。リーダの足も前に出ない。(58)

2011-06-03 14:15:12
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

これがふんばろうスタッフの"ひとつの”現実。ふんばろうは「後方支援団体」的体質であり、現場力のあるスタッフが非常に少ない。泥かき、瓦礫処理、ご遺体捜索どころか、物資の整理だってしたことのないスタッフがたくさんいる。別に悪いことではないのだが、このままではだめだ。(59)

2011-06-03 14:17:01
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

私たちの目的は被災者支援。被災者と触れあわなければ何もできない。また物議を醸すことになるかも知れないがはっきり言っておこう。ふんばろうの中心的スタッフで、未だ現地に行っていない人間はおかしいと思う。どんなことをしても行ってみたいと思わなかったらおかしい。(60)

2011-06-03 14:18:34
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

「被災地」という現実があって、そこに「被災者」が実在していて、そしてその「現場」で「現実的」な支援が求められているのだ。ここが一番重要な現場だ! この現場を自分自身で体験せずいったいどれだけのことができるだろうか? なぜ2ヶ月半行かなかったのだろう? (61)

2011-06-03 14:20:23
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

たとえば病気の両親の介護をしていてたった1日でさえ家を開けられない人が行けないのは当然だ。行けなくていい。これに近い状況なら行かなくてもいい。でも、何とかすれば行けるのに行っていないのは僕はちょっと違うと思う。確かに行かなくてもできる支援があるしそれが沢山必要だと認める。(62)

2011-06-03 14:22:11
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

後方が前線の何倍も必要なのは軍事の基礎。後方専門の取り組みがあっていい。しかし、一定以上の中心スタッフ、別にふんばろう以外の団体個人でもいいんだけれど、「この目で見てこよう」「自分自身で被災者の話を聞いてみよう」と思わない人のできることってどの程度だろう? (63)

2011-06-03 14:24:36
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

繰り返すが「後方」専門の人がいてもいいし、それが多数派だ。しかし、一番必要とされているのは「現場」だ。梅雨が来る前に泥のかきだしをし終えないと側溝がなどが氾濫して二次災害が出る可能性がある。誰が泥をかきだすんだ? そこに来るのがボランティアだし実際沢山の人が行っている。(64)

2011-06-03 14:26:29
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

話を戻そう。今回同行したふんばろうのスタッフ(中心的スタッフも数人いた)の面々は避難所について顔を硬直させていた。避難するつもりはない。始めていって緊張するのは普通のことかも知れない。少なくとも珍しいことではないだろう。では何が問題なのか? 一人二人がそうだったのならいい(65)

2011-06-03 14:28:39
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

みな緊張に顔を引きつらせていた。自分から被災者の前に言って話しかける「勇気」(そんなものおよそ勇気と呼ぶほどのものではないが)がないのだ。だから、現場派の少なくない人々から「ふんばろうなんて行政みたい」などと言われてしまう。僕は弁解できない。半分は事実だから。(66)

2011-06-03 14:30:43
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

この際僕がはっきりとものを言っておくことは極めて重要だろう。悲しい現実だが、最初に弁護をしておく。ふんばろうのスタッフにも現場力のある人間はいる。あるいは角度を変えて言えば「後方」のプロフェッショナルは必要だ。兵站なき前線は成り立たないのだ。(67)

2011-06-03 14:32:41
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

しかし、現場力が非常に低いというのは困ったことだ。ふんばろうの唯一の目的は被災者支援だ。被災地支援だ。現場を知った方がいいに決まっている。被災者と触れあう経験は不可欠と言っていい。どうして未だに行っていないスタッフがあんなにおおいのだろう? (68)

2011-06-03 14:34:38
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

その答えをあえて刺激的に言うとしたら「行政みたいな」組織だからだ。これは悲劇と言うより喜劇だ。西條代表は行政のどうしようもなさに怒り、行政的弊害を乗り越えるため、行政を通さない被災地支援活動を始めたのだから。(69)

2011-06-03 14:36:12
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

現場に行かなくても、日本各地から現地のバンバン必要なものが届くシステムであれば現地に行かなくてもいいだろう。でも、それは理屈上の話だ。行って自分の目で見て、被災者の話を聞き、現場で汗を流してきたいと思わない人々ができることだどの程度だろう? (70)

2011-06-03 14:37:34
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

僕がこんなことを書くのを読んで、現場派の人々は今頃笑っているだろう。「どうしようもない連中だ」と。その通りなんだ。だから、この話は現場派の肩を徹底的に持つ発言で終わりにしておく。(71)

2011-06-03 14:39:15
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

僕は4月に3週連続福島・宮城・岩手を回った。5月は最初の週に南相馬でのご遺体捜索に参加し、次の2週福島・宮城・岩手を回った。たいしたことは何もしていない。まず僕のスタッフを連れて行った。見させておくだけでも必要なことだから。次に足のないボランティアを同乗して運転手をした。(72)

2011-06-03 14:41:25
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

日本復興に余生を賭けたいと思いますというメールが届いたので、東京駅まで迎えに行って福島・宮城・岩手を4日間掛けて見せて歩いた。彼女は現場に入ろうと思いますと言った。東京に戻ったら東京での広報支援をしたいと変わった。田舎に帰郷したら田舎から支援したいと変わった。(73)

2011-06-03 14:43:35
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

この女性の一例をもって、これがふんばろうの体質だと言うつもりはないが、こういうタイプの人がかなり沢山「私ふんばろうです」と言っているという否定できない現実はある。釘を刺しておくが、西條代表もこの現実を認めて危機意識を抱いている。(74)

2011-06-03 14:44:55
T.HIRASHIMA @T_HIRASHIMA

現場現場と言って現場に来ない人間を一段低く見ている奴らは徹底的にやっている奴らだ。だから僕は彼らを最大限評価する。彼らが一番直接被災者の役になっているからだ。彼らが抜けたら成り立たない避難所や非難宅がどれほど沢山あろう?(75)

2011-06-03 14:46:22