算数はリアルワールドの記述?数字のゲーム?
前から書いているように,自分は「算数」を「りんごが5個ありました,3個食べると残りは」みたいな「リアルワールドの記述」だと思っていたようで,「分数の割り算」でその計算とリアルワールドとの結びつきが直感的に理解できなくなってからまったくわからなくなった。
2019-12-03 13:02:20しかし「読み書きそろばん」というときの「そろばん」というのはリアルワールドの記述としての数の操作のことなんだろうと思う。
2019-12-03 13:03:47それもそうだし,現実的に6歳児に算数を「リアルワールドの記述としてでなく数字のゲームとして」教えることができるかというと難しいかなあとも思う。
2019-12-03 13:04:45負の数と負の数をかけると正の数になるみたいなことも「そういうルールのゲーム」だと思えばシンプルだがリアルワールドの記述だと思うととても難しい。
2019-12-03 13:09:08その「リアルワールドの記述」が「数字ゲーム」に変わっていくところで自然にその変化についていける大多数の子とそうでない少数の子はいるだろうと思う。
2019-12-03 13:16:28これはもう「わかる人にはわからない人がなぜわからないのかがわからない」という一般論そのものだと思うラジね。しかし「わからない」という人に「なぜわからないのですか」と聞くほど無意味なことはないラジよ。
2019-12-03 13:18:27ただその「分水嶺」がどこにあるかは「わからない子」ひとりひとりで違って,それこそ「りんご1個とみかん1個がなぜ同じ1なのか」からつまずく子もいるわけである。
2019-12-03 13:20:18ほんとみんなが「リアルワールドの記述」から「抽象的な数字のゲーム」になんの苦労もなく移行していけるのがほんとに不思議。
2019-12-03 13:28:23これはさっきどなたかが書いてた通りで「できることにできる理由はいらないけどできないことには理由が必要」という話ラジよね。その「できなさ」が抽象化され名前を与えられたものがたとえば「障害」であるわけです。
2019-12-03 13:40:29ほんとに数学のできる人って「それが目に見える」のだと思うので「どうしてか説明しろ」というのはナンセンスなのだろうと思う。それが目に見えない人だけがその理由を考える。
2019-12-03 13:44:16これは「リアルワールドの記述でどこまでいけるか(がんばればもうちょっと先までいけるよ)」という話で,いずれ限界になっちゃうことはわかる人には最初からわかっているわけです。
2019-12-03 14:00:20まあ高校までの数学で挫折しなかった人にも数学者になるような人も高校を卒業したら全部忘れちゃう人もいるのだから分水嶺はいろんなところにあるのだろう。
2019-12-03 14:07:31