“バロン西”不在の意味 ~ 大河ドラマ『いだてん』感想戦
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@k_hisane 「いだてん」としては、西竹一という一瞬の過去の幻のごとき輝きから、田畑や嘉納の側に落とし込まれる陰が生まれないとドラマが成立しないのですな。
2019-12-22 23:19:14@tsukasafumio そういう意味では、西大佐はあまりにも彼一人で物語が完結してしまってますしねえ。いだてんのロス五輪で西大佐を出したら、現地日系人の話との落差がえらいことになってたでしょうし、それはそれでドラマ的ではあるけど、いだてんで描く話とは違うしなあと。
2019-12-22 23:36:26@k_hisane @tsukasafumio 同感です。世間のイメージしている(史実かどうかは別として)西竹一はいわゆる「戦国時代の英雄」像と重なるので、近現代のドラマに入れると違和感が出てしまいますね。
2019-12-23 00:13:22@IshiiAkio @tsukasafumio ましてや #いだてん は市井の人々にカメラを向けた物語ですからね。彼に関して言えば華族の出身であるのに加え、軍人でもあるので、戦地へ赴くことすら当たり前になる都合上、他のキャラと価値観の時点で違わざるを得ないでしょうし、ドラマとして考えれば、オミットは仕方ないでしょうね。
2019-12-23 00:57:51@k_hisane 金栗の創始した駅伝が日本オリジナルの陸上競技として定着したように、バトンが次の世代に着実に受け渡されていったドラマであることを考えると、西竹一の馬術による金メダルは、ほぼ彼のみで途絶えた突然変異的成功であり、だからこそバロン西が伝説化されるのでしょう。
2019-12-22 23:40:35@tsukasafumio #いだてん で出すならやはり単独の外伝にならざるを得ない人ですね。彼一人で物語が成立し得ることの裏返しとも言えますが。ただ、外伝として本編のロス五輪編と並べて観たら、面白味が増しそうな感が。
2019-12-22 23:51:54@k_hisane それありだと思います。本編と時系列同時進行の外伝で、西というとつけむにゃー男を描くというのは、いいんじゃないかと。
2019-12-22 23:55:32@seibihei です。日露戦争までは軍人と官僚(百僚有司)が坂の上の雲を目指したように、ブルジョワとプチブルジョワが坂の上の雲を…。そして高度経済成長期には庶民が…という壮大な物語になるのかな。
2019-02-24 23:14:09そうかっ、オレが春先に呟いたように #いだてん は、やっぱり #坂の上の雲 の続編で、司馬遼太郎が描きたくても描けなかった坂の上の雲を目指す庶民を描き切ったわけだ。だからバロン西や円谷のエピソードは捨てられたんだな。
2019-12-23 20:23:39@saemonhiguchi @tsukasafumio アレの落語パート(というより浅草周辺の話か)は正しく「最暗黒の東京」を地上波で放送できる範囲で頑張って再現した部分がありますよね。
2019-12-23 20:51:50@dourakutaro2013 @tsukasafumio たしかに! 小梅ちゃんが綺麗だったけどw だいたいドラマの重要人物の清さんが車夫ですもんね。
2019-12-23 21:00:18@saemonhiguchi @tsukasafumio 志ん生師匠自身の回想だと「朦朧車夫」なので結構アレなことをやって食っていた人なんですよね・・・>清さん
2019-12-23 21:01:43@dourakutaro2013 @saemonhiguchi 車夫の清さんのエピソードは、戦後編のタクシー運転手のエピソードへと連なっていくわけですよね(w
2019-12-23 21:25:30おっしゃる通りで、日本近代の紆余曲折とスポーツを絡めたこの作品は、落語パートにあるように、徹底的に「市井の物語」でなければならなかった。「戦後日本国民みんなの五輪」たる東京五輪を「ゴール」にするために。 そうすると西さんはあまりに特異点すぎるんだ。 twitter.com/tsukasafumio/s…
2019-12-22 22:46:57こういう傑出したキャラクターを、光と闇が織りなす本筋に絡ませていくのは、なかなか案配が難しかったろう。それと、金メダルレベルの馬術競技を映像化すること自体の困難さも想像される。
2019-12-22 21:54:14クドカンさん自体がこういうキャラクターをうまく扱いきれなさそうというのもあるかも〈西さん やたらコミカル一辺倒になりそうで。 twitter.com/tk2193/status/…
2019-12-22 23:12:46だからここらへんは本編終了後の紀行でNHKがカバーしたと思われる。 32年のロス五輪を間接的に体験した「在米日本人」の老淑女の体験として、西竹一の金メダルに触れた。 これがもし意図的だったのならセンスに脱帽というところだが、さてさて。 #いだてん twitter.com/tk2193/status/…
2019-12-22 22:55:58じゃあ三島天狗となにが違うのかというと、弥彦ぼっちゃんは天狗倶楽部等を通じて「こっち側」に降りてきてるわけよね。だから金栗さんともある程度その「痛快」さでうまくいくわけで。 (実際にあの母ちゃんからはお遊び認定されてたし) twitter.com/tk2193/status/…
2019-12-22 23:20:05ところが元ツイの方もおっしゃってる通り、西竹一という人はもともとが華族であって、さらに社交界での教養もあった。 三島天狗が「野生の坊っちゃん」とするなら西さんは「雲の上のハイカラ紳士」と言ったところか。 twitter.com/tk2193/status/…
2019-12-22 23:23:55わかる人にはわかっていただける例えだと思うが、「いだてん」世界に西竹一を登場させるのは、さしずめ 京極夏彦氏の小説に登場する「榎木津礼二郎」をあのドラマに転生させるようなものである。それでは強すぎて物語が撹乱されてしまう。 #いだてん #百鬼夜行シリーズ
2019-12-22 23:39:16